~私はここ~
今日は晴天で暖かい日です。風は強いけど心地いい。
お昼過ぎに外回りに出て帰ってきています。非常階段の一番上の屋上の入り口で素っ裸になります。重いドアを開けて外に出ます。温かい日差しと少し強めの風が私の身体を包みます。なんて気持ちがいいんだろう。屋上を一周して戻ってきます。
ネームプレート付きの制服の上の定位置にブラとパンティを置いていて下の方にはお気に入りのベタパンプス。身に着けてる物は何もないということを意思表示しています。外で裸もいいけど事務所内での危険なニアミスを選択したのです。
後ろ手錠をかませます。鍵は更衣室の中のロッカーです。
顔を小刻みに振った後に一歩ずつ降りていきます。素足がフロアの感触を受けて恐怖と歓喜のはざまで足がガクガク震えています。荒い息遣いが非常階段内に響き渡ります。
二階の事務所のある階に到達するとそっと廊下の方をのぞき込みます。誰もいませんが電話の音や話し声が身を包んだことでゾクッとして飛び出します。
中腰で右側の事務所の前を通り過ぎて右に曲がってトイレの方に行こうとした時に男子トイレから物音がしました。事務所と反対側の外のらせん階段の方のドアの前でしゃがみ込みます。「お願いこっちに気づかないで」。
新人の若い男の子でした。すんごいスリルです。そして、目の前の大鏡には全裸で後ろ手錠の女が。
直ぐに事務所側の壁の角にオマンコを当ててオナニーをしようとしたのですが更衣室の中に行って手錠の鍵を持って来ると、事務所の前を通過してエレベータの奥の隅っこに鍵を置いて戻ってきました。
壁の角に足を開いて身体を反らして腰を上下させます。事務所側の廊下からは私の身体の右半分が露になっています。この奥は会議室です。
「あぁ、すごーい。気持ちいい。こんなところで素っ裸でオナニーしてる。誰か。誰か来て。私はここ。ここにいるの。素っ裸よ。あっ、あっ、気持ちいい。あっ、もっもっ、もういや。あーあ、来てーぇ来てーぇ。あぁ、いやぁ、いやぁ、いやぁ。あーぁ、私のいやらしい匂いがしてる。素っ裸の匂いよ。いやーぁ、いやーぁ。素っ裸に来て。オナニーしてるの、素っ裸で。いやー、いやー、気持ちいい。あっ、あっ、あっ、あっ。いい、いい、いい、いい。あ!」。
ドアが開いたので慌てて更衣室に駆け込みました。もし更衣室に来てる子がいたら全てが終わってしまいます。
「神様お願い。絶対にこんなことしません」。祈るような気持ちで身をすくめていると男子トイレから声が聞こえてきました。それも複数。恐る恐る外に出て中腰で回り込むようにして男子トイレを注視した後は小走りで駆け抜けるとエレベーターが二階で止まっていました。直ぐに中に入って鍵を手にして廊下の方を伺うと彼らが足音を立ててこちらに来ていました。事務所の中に入っていったと思える瞬間に非常階段の方まで行きます。未練はありましたがこれ以上は危険だと判断することができました。
制服を身にまとい事務所内に入ると気まずい気持ちとは裏腹に笑顔で迎えてくれました。お局さん以外は。