数年前の話です。
その日営業先から帰る途中だった私は、駅に行く途中で急な腹痛に襲われてしまい、
慌てて近くの公園にあった男女兼用の公衆トイレに飛び込んだのですが、
私が入った直後、「俺ちょっとトイレ」「俺も」と
公園にいた小学生の男の子たちが何人か、トイレに向かってくる気配がしたのです。
次第に大きくなるその子たちの無邪気な声を聞いていると、
日ごろの溜まっていたストレスと、仕事がひと段落した開放感からだと思いますが、
私はとっさにいけないことをしてみたい気分に襲われてしまい、
カギをかけずに扉だけを閉めた状態で、和式トイレにしゃがみこみました。
トイレは奥の方を向いてするため、ちょうど私のお尻がトイレの扉の方を向く格好です。
私は必死に腹痛をこらえながらも、緊張で心臓はバクバクでした。
そして、男の子たちがいよいよトイレに入ってきて、私が入っている個室の扉を開いた瞬間です。
私はいままで必死に我慢してきたお腹を一気に開放しました。
そして「ブリブリ」という音がトイレに鳴り響いた後、恐る恐る後ろを向いてみると、
男の子たちが私のお尻の方とトイレを見つめていたのです。
彼らはあまりの出来事に固まっていましたが、
しばらくすると、小さな声で「すみません」とだけ言い残して静かに去っていきました。
私は自分がしたことにドキドキしながら、水を流してトイレから出ると、
そこにはさっきの男の子たちがいて、ちらちらと私の方を見ていました。
あからさまにこちらを気にしている彼らの姿をみると、私は言いようのない興奮を覚えてしまいました。