経過報告します。
その後、テッチンと母ちゃんと3人で話をした。
「いつからなんだよ」と、俺は少し切れて言った。
聞くと、二人の関係が始まったのは今年の春休みからだった。
俺が部活に行っているのを知らず遊びに来て、待っている間に変なことになったようだ。
お互いに「俺が悪い」「私が馬鹿だった」の一点張りで、相手をかばい合うので、俺のはイライラしてきた。
爆発しようとした時にタイミングよく電話がなった。
俺が受話器を取ると「光ケーブルにしませんか」とか何とか言うセールスの電話で、急に白けてしまった。
結局、俺はテッチンとの友情を壊したくなかったし、母ちゃんもずっと男なしで生活してきたので、関係を許すことにした。
俺が見てる前では普通にしておくこと、結婚するなんて言い出さないこと、というのを条件に、勝手にさせることにした。
何だか不自然な気がしたが、そう決めた。
先週の日曜日、今まで通りにしようと、無理してテッチンの家に遊びに行った。
何だか緊張もほぐれ、ゲームで盛り上がったが、夕方に帰ろうとすると、すごい土砂降りになった。
チャリで来ていたので雨が止むまで待つかどうか悩んでいたら
「姉ちゃんに送ってもらえよ」とテッチンが妙にしつこく進める。
テッチンの姉ちゃんのアキナさんも「今度買ったのはチャリも楽勝で積めるから、いいよ」と言う。
アキナさんは俺らより5歳上で、この町の大きな工場で事務員をやっている。
今でこそ短大を出てOLなんかやっているが、昔は超ヤンキーでめちゃめちゃ怖かった。
中1の時、テッチンがアキナさんを怒らせて、頭突きと回しゲリを食らって動けなるところを見て以来、最近まで目を合わせられなかったくらいだ。
そのアキナさんが「送っていく」というのに逆らえるわけがない。
チャリを後ろに積んで、恐る恐る助手席に座った。
ところが、テッチンの家をスタートして100メートルも行かないうちに「このままモーテル行こうか?」と言われた。
なんて返事してよいかわからず、ビビって黙っているしかない。
「聞いたよ。うちの馬鹿テツヤが、あんたのお母さんと変なことになってるんだって?」
「あんたが許すって言っているけど、どうしたら良いかわからないって、相談してきたのよ」
「いいって言うんだから、イイじゃん。と言っておいたよ」
「でさ、『私がショウヘイ(俺)と寝ちゃえば無事解決だ』と言ってやったのよ」
いやいや、逆に話が複雑になるだけじゃないか・・・
おれは期待と不安で胸がバクバクしてきた。
「最近さあ、ショウヘイがすげーカッコイイ男になってきたから、ちょっと興味あったんだ」
そう言われても返事ができない。
俺は色々な結末を考え続けていたが、雨の中を15分ぐらい走ると、インター近くのモーテルが並んでる場所に着いてしまった。
アキナさんは一番派手そうなモーテルに入っていった。
さっさと手続きしてキーを受け取ると、俺の首に腕を回し、逃げられないようにして部屋に入った。
その頃には決心がついていた。
実は、するのは初めてだった。
服を脱がされ、お風呂場であそこを洗ってらってそのままフェラをされた。
dvdで見て想像するより100倍は気持ちよかった。
ベッドでもアキナさんにされるがままだった。
2回ともアキナさんが上になって出した。
結局、30分ほど延長してくたくたになるまでやってからモーテルを出た。
外に出たら、霧雨に変わっていた。
「部活のない日は電話しな。迎えに行くから」
家の前でチャリを卸していると、耳元でそう言われた。
嬉しいのか、怖いのか分からない。
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