初めてのキス。観覧車を降りても混乱とドキドキ。まだ、小6、わたしは2月生まれで11歳でしたから。そのドキドキを健太さんはうまくエスコートして、緊張が解けるようにしてくれてと思います。
春輝さんは、わたしたちがキスしたことに気づいていましたから、気を使ってくれました。だから、「ちょっと、理絵と、、、」と言ってふたりきりにしてくれました。
帰りの電車は池袋からラッシュで身体が潰されそう、と思ったのですが、健太さんが優しく包み込んでくれ、安心していました。電車が揺れるたび、平気?と顔を覗き込んでにっこり。わたしは安心して、健太さんにしがみついでいました。
電車を降り、駅を出て、公園のベンチで一休み。「ふー、ラッシュすごかったね」「うん、、、あ、ありがと、、、」「なに?」「電車の中で、、、」「はは、だって、真紀、つぶれちゃうもん」「うん、」「守りたい、大切な女の子だから。」
健太さんが、好き!って。生まれて初めて男の人を好きっておもった。「守ってほしい、、、」「うん、」視線が重なる。「真紀、好きだよ、真紀は?」「好き、です。」
2回目のキス。
ギュッと抱きしめられながら「ずっと、大切にするからね。」「、、、うん、」
「俺の彼女、だからね」「うん、、、」「やた。うれしい!なら、、、真紀の大切なもの、俺がもらうから」「えっ?えっ?」「夏休み中だよ」
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