とりあえず何事も無く、その時の私にとっての事件は無かったかのように過ぎていきました。
ビビっていた私は何だか拍子抜けした気分でしたが、まぁ良かったなと思ったのでした。
そして大学受験。こちらも何とか無事に志望校に合格したのですが、家からは離れているので独り暮らしをする事になったのですが、
当時はまだ学生アパートや下宿もあった時代なので、私は6畳一間、共同風呂、共同トイレの学生アパートに住む事になりました。
引っ越しや入学の手続きなど、バタバタと時間が過ぎ、入学式を迎えたのですが、父親は仕事で来られず、入学式に来てくれたのは
早苗さんだけでした。
その時の早苗さんは普段とは雰囲気も全然違って、晴れの日用の?スーツとお化粧もバッチリで、しかも周囲の父兄からは明らかに若いので
かなり人目を引いていたと思います。
そんな早苗さんと一緒にキャンパスを歩くのが自慢で、とても嬉しかったんです。
ただ、この先4年間、早苗さんと別々になるのは非情に憂鬱でした。
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