結婚したのが、私33歳、妻28歳、些か晩婚でした。
35年前の話です
どちらも子供好きで、結婚までのおよそ一年間程の
恋愛期間中も肉体関係があり、できちゃった婚でもと
二人とも思っていたのですが、授かりませんでした。
結婚後も」一年ほど授かりません。問題が私に
これも一年余り不妊治療をしましたが駄目で。
妻への責任感も焦り、何か方法はないかと、冗談で
親父の精液をいただくのはと言ったら
妻が私もそれを考えていたのだが、なんて女だと
思われるのが怖かったと言ったのです。耳を疑いましたが。
気持を確かめましたが、本気でした。
親父は60歳で定年退職し妻(母親)を早く亡くし、
独り身で、妻も親父の面倒をこまめに見てくれていましたし。
私たちと同居しておりました。
この事を話すと、親父はびくり仰天で、わしには
そんな責任の重い事は出来んと、断られましたが
どうしても、私の血の繋がった子供、跡継ぎが欲しいので
協力してくれと、妻は勿論私も頼みました。
始めから、親父からの人工授精は私も妻も考えていませんでした。
「なんて女だと思われる」には、その背景があったのです。
大好きな女の子供が例え自分の種の子でなくても、大好きな人
の分身遺伝子が入っているのなら、愛することが
出来る、世間で言う変態男ですよ。
連れ子をいじめるニュースが頻槌にありますが、
私には考えられません。いじめるくらいなら、結婚とか
お付き合いをしなければいいのにと、しばしば思いますね。
生まれてくる子供いは何も罪はないのです。
これから先は俗に言う近親相姦になるのでしょうが、
親父に妻を抱いてもらう、日々が子作りが終わった後も
数年続きました。どうせ異常な事をするのだからとの
思いで、3人でお風呂に入ったり、1つ布団で寝たり
旅行も一緒にと。それに応じてくれた妻がいてくれた
おかげです。妻には多いに感謝します。
そして、親父と同じ血液型だったのも神のたすけです。
子供には絶対に秘密で。無事に育ち
長女35歳 長男33歳、次女31歳と、それどれ結婚の
ご縁にも預かり
独立しております。
その、宝物を残してくれた親父も15年前、80歳で
この世を去りました。
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