その日、俺は学校の行事で、早起きしなきゃならなかった。
それを母が起こしにきたようだ。
『あんた!なんて格好で寝てんのよ!』
母の声で起こされた。
俺は、はっと妹の方を見た。
胸ベロンチョ状態で、寝ぼけた顔をしていた。
急いで妹の着衣を直す母。
『あんた~、寝相が悪いにしても、ほどがあるでしょう』
呆れた顔をする母。
俺がそうしたとは、全く考えてないようだった。
妹はすぐ、スポブラを母が買い与えられた。
そのくらい妹の胸は、急成長だった。
触るはともかく、簡単には見れなくなる。
それからまもなくだった。
父が家をリフォームすると言い出した。
俺の受験もあるし、妹も年頃になった。
きちんとした部屋を作る、あと古い台所や風呂、トイレも直す。
妹の体を楽しめたのは、妹五年生の春までで終わった。
リフォームのために借りた家は、独立した子供部屋が二つ、きちんとあった。
リフォーム完了、二階の部屋は二つに仕切られ、完全個室に。
数回、忍びこんでみたが、ドアが開く音やフローリングがきしむ音とかで、起きられそうで怖くて。
それに、年と共に、寝相も良くなってきたような感じだし、隣の部屋にいる、俺のちょっとした音でも、起きるようになった妹。
勉強机の椅子を、朝引っ張って、ガタンと音させただけで、妹は起きるようになった。
だからリフォーム後はもうしていない。
妹を持つ兄、みんながみんなとは言わないが、少しは俺みたいなことをしていた、そう思いたい。
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