私はいつ声をかけるべきか迷って迷っていた。
まだ、着替えてないから背中流してあげようか?
果たしてすんなり言えるだろうか…
着替えてないならあんまりゆっくりもしてられないが、なかなか決心がつかなかった。
モタモタしてると出てきちゃう!
私は自らに発破をかけるが、本当にこの時はなかなか決断できなかった。
もうけっこうな時間が過ぎていた…
これは、もしかしたら向こうも何かしら期待して待っていてくれてるのかも…
私はそう考えて勇気を出した。
脱衣場に入ると中は静かで、どうやら浴槽に浸かっているようだ。
これなら体も隠れてるから声もかけやすい。
「いいぃ?…ぬるくな~い?」
少しだけ折り畳みのドアを開けて聞いた。
はっ、はい!大丈夫です!
景気良く返答が来た。
「予報よりひどくなっちゃったねぇ…」
「どこか出掛けてたんですか?」
あっ、私も外出先で降られ濡れたから入浴したと思われたのか?
「あっ、そうじゃないんだけど、ごめんねぇ、いきなりおばさんの見苦し格好をお見せしてしまってぇ…」
ちょっと冗談めかして言ったからか、向こうもそれっぽく、「いやぁ、全然!目の保養になっちゃいました…」
「またあ、おばさんをからかわないで…若い娘と比べられたら恥ずかしいわあ…」
「いやあ、もうそっちは全然見てないんで…あっいや、失礼…」
その時に凄く遠回しに娘からお預けをされてる事を聞かされました。
全てが自分に追い風になってる…
私は包容力のある大人の女として振る舞おうと決意した。
こっちが照れたら向こうも照れてしまって発展しなくなるかもしれない…
「じゃあ、こんなおばさんの格好でも何倍増しには見えちゃうよね。おばさん的にはありがたいけど…」
私はせっかくだから、背中流してあげようか?
と、想定していたセリフを言ったが、
「あっ、いえ…今は…いいです…」
なんとも歯切れが悪かった。
私がちょっと残念な顔をしてたのか、釈明でもするかのように、
「あの…ちょっと、素敵すぎて…えっと…湯から出れません…」
私はやっと彼の男性器が勃起してしまっていることに気づいた…
瞬間的に乳首が尖った…
私も言葉に詰まったが、「ああ、いいのよ、嬉しい!こんなおばさんに。いくらご無沙汰だとしても…」
「スミマセン…でも、単純に女性の裸が久しぶりってだけじゃなくて…やっぱりきらちゃんママだから…」
「…!」
「基本的には似てる訳ですし、彼女には絶対秘密ですけど、けっこう歳上好きだっりするんです…ほんとに…」
「えっ?…うん!…それは言わないけどでも、
少しおばさんじゃ歳上過ぎない?もちろん嬉しすぎるけど…」
「いや、恥ずかしながら滅茶苦茶好きなんです…中途半端に五歳年上とかいうよりもでも、」
私はもう落ち着いていた。
彼氏には今夜何でもさせてあげる気になっていた。
「きらちゃんくらいの年の子が中年とつきあっててもそれほど不思議じゃないのに、逆だと変ですかね?」
「…確かに援助交際?とか、よく聞くものね…逆だと…私くらいの女だったら内心は憧れてるかも…だいたいおばさんなんかっつ相手にされないって諦めちゃってるのね、たぶん。そこが男とは違う。男って自分の容姿や年齢や境遇なんか度外視で若い娘を口説くでしょ?」
「はあ、そうですね…でもきらちゃんママは女を捨ててるようなおばさんとは違うし、正直実の子供なのかと思ったこともあります。顔が似てるから実の子なのはわかってるんですけど…」
「うん、実の子です…」
「歳聞いていいですか?」
私はイヤだけど彼氏には教えてあげると答えた。
この時は私は四十二才だった。
五歳くらいは若いとはよく言われてたから、彼氏にちょっと引かれるか心配したが、
「うわあ、スッゴい、いいっ!」
と心から思ってるのがわかる喜ばれ方をした。
そんなに褒められたら困っちゃう…
「おいで…褒めてくれたお礼に背中ながさせて…気にしなくていいから…」
だって、本当はすでに一回勃起してるの見てるんだから…
私は後ろ向きになってスポンジなどを用意していると、彼氏が湯船から出て腰掛けに座った。
あの時に盗み見たガチガチの性器があった。
完全に宙に浮いている感じがした。
「おばさんも…脱いじゃっていいよね…」
やっぱり恥ずかしかったから、後ろに回り込みながらバスタオルを外した…
彼氏はそれをしっかり視野に入れると、
もう出ちゃいそう…
と、泣きそうに消え入る声で漏らした…
なんてかわいいの…!!!!
私は娘のことなど全く頭から消えていた…
後ろから大胆にも抱きついた。
愛しくて堪らなかったゆえに出た行動だった。
「おばさんだって…もうダメよ…おかしくなりそう…」
胸をギューと押しつけて本音を漏らしていた。
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