自宅から車で30分位の距離に温泉スパができて、私はそこの海鮮レストランの優待券を頂いたのを理由に娘達を誘ってみた。
海のそばだけに海鮮レストランは評判も良く、娘とは近々行ってみようなんて話はしてました。
温泉利用客じゃないと入れないらしい。
三人の予定を合わせ一度は行く日は決まったものの、娘がどうしても断れない女同士の義理のつきあいで話は流れかけた。
有効期限が迫っていたから貰えた優待券だったから、ちょっと無理だねと彼氏と話していると、じゃあ私だけでも行ってきたらどうですか?と、言うので、私一人で行っても…と、答えた。
「じゃあ、僕も行ってもいいですかね?どうせその日は開けちゃってあるし」
私は思わぬ展開に身を乗り出した。
娘がいなくてもいいなら、私からつきあってとお願いしたいくらい!いちおう貰った人にも報告できるし。
それなら!っと急展開に話が決まった。
娘には話しますか?と尋ねられたから、どっちがいい?と、尋ね返した…
じゃあ、黙ってましょうか…
私もそっちがベターだと思ったからすぐに賛同した。
「いつもお世話になってるんで、お背中でも流しましょうか…あ、混浴じゃないのか…なんか、ああいう施設って水着で入るイメージが定着してた…うちの近所にもあって。」
「そうなんだ…」
私はぜがひにも流されたかった。
「家族風呂なら大丈夫なんじゃない?」
さすがに都合よくそれはなかった…
「あらあ、残念…背中流してほしかったわぁ…若い子にそんな事して貰う機会なんてないもの…」
「あっ、そんな事ならいつでもどうぞ…今からでもいいですよ…」
事が動き出す時はこんなものです。
この日は娘の帰宅時間もあり無理でしたが、私はこれからの事を想像すると、若い頃に戻ったようにドキドキした。
久しく味わってない感情だった。
※元投稿はこちら >>