「誰も来ないか、ちゃんと見ててよね・・・」
暗闇の中とはいえ、下半身を露出させたまま強引に外へと連れ出されたショウ君
の狼狽は相当なものでした。
私としても、周囲には細心の注意を払っていました。それでもショウ君の前で
は、あえて呑気な様子を装っていたのです。
「それは大丈夫だから、ショウ君は安心して続けなさい」
「でも・・・」
「いつまでも、そんな姿で外にいたいの?」
猛々しく勃起したままのペニスへと視線を向けながら、私はショウ君へ意地悪っ
ぽく問いました。
しかしショウ君はすっかり臆してしまい、もうどうしていいのかすら分からない
といった様子で、私へと涙ですっかり潤んだ瞳を向けてきていたのです。
「出来ないよ・・・こんなの、無理だってば・・・」
懇願する様に、ショウ君は私へ訴えてきました。
しかし私は、そんな窮しきったショウ君を一蹴するのでした。
「いいから、しなさい」
私はショウ君の手を掴み、強引に彼のペニスへと誘いました。そして私も一緒に
手を重ねたまま、補助的にペニスを扱いていったのです。
私の手を感じられていたためか、野外という状況ながらもショウ君のペニスは意
外に反応がよく、彼もまたすぐに手の動きを積極的にさせていきました。
「ほら、ちゃんとまた気持ちよくなってきたでしょ?」
私が手を離しても、ショウ君はやめる事なくいっそう激しく自分でペニスを扱き
続けていました。
「ああっ・・・沙耶さん・・・」
野外という緊張と恐怖はあっさり消え去った様で、ショウ君はそのままオナニー
に没頭していきました。今まで私に焦らされ続けていただけに、ショウ君としても
もう快感への欲望に歯止めが利かなくなっていたのでしょう。
「そのまま続けて」
私は周囲を警戒しながらも、再びそんなショウ君の姿へと携帯のカメラを向け、
撮影を開始していきました。
しかしショウ君はもうそんな事を全く気付いてすらいない様子で、息を荒げて腰
を揺り動かしながら、激しくペニスを扱き続けていたのです。
いつしか私も、そんなショウ君の倒錯的な光景に魅入っていました。
やがて、ショウ君は足腰をガクガクと痙攣させる様に震わせてきました。
ショウ君の絶頂が近い事を察した私は、すぐさま携帯をカメラモードから動画へ
と切り替えました。
「イクッ!」
次の瞬間、声を震わせながらショウ君がそう口走るや、ついに彼のペニスから一
気に精液が放出されました。
闇の中、携帯の光を反射させながらショウ君の白い液体が勢いよく宙へと噴き上
がり、そして地面の茂みへと降り注ぐのでした。
初発の勢いが終わってからも、溜まりに溜まっていたショウ君の要望の凄まじさ
を感じさせる様に、ビクビクと震えるペニスからはしばらく断続的に精液が溢れ出
してきていました。私はただそれを眺めていただけというのに、その逞しく放たれ
たショウ君の射精を目の当たりにし、痺れる様な快感が全身を駆け巡っていったの
です。
その後、私達はすぐに車内へと戻りました。
射精を終えたショウ君はすっかり冷静さを取り戻しましたが、しかしそれだけに
終わった後の精神的な苦悶はかなりのものだった様です。
「うっ・・・くっ・・・」
車へと戻るなり、ショウ君はついに泣き出してしまいました。さすがにそんなシ
ョウ君の姿に、私も気の毒さと少なからず罪悪感を覚えてなりませんでした。
そんなショウ君を、私は優しく抱き寄せました。
「よく頑張ったね、ショウ君。私すごく嬉しいわ」
「もうやだ・・・こんなの・・・もうやだよ・・・」
私の胸の中で、ショウ君は嗚咽をいっそう漏らしてきました。
そんなショウ君をしばらく抱き寄せたまま、私は彼の頭をゆっくりと撫でなが
ら、気持ちが落ち着いてくれるのを待ちました。
「ショウ君がちゃんと反省した事は十分に分かったわ。だから次こそ、ショウ君に
すっごく楽しい思いをさせてあげるからね」
しばらくして、私はそうショウ君の耳元で囁きました。
顔を私の胸に埋めていたため、ショウ君の反応はよく分かりませんでしたが、密
着して感じさせられる彼の吐息のリズムと頻度は、その囁きを起点に明らかに変化
していきました。
(続く)
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