頭痛はすっかり治まっていました。
「・・・違うのよ」
何が違うのかわかりませんでしたが、母は泣いていました。
そんなことは気にも留めず、私は十数年ぶりに母のおっぱいに吸い付いていました。
母の垂れかけていましたがまだ十分なボリュームのある乳房を揉み、母の乳首を口に含んで舌で弾いていました。
その時、私はまだ童貞でしたが、夜毎妄想していた、女性とする時が来たらしたいと思っていたことを実行していました。
相手が自分の母親だということは、想像もしていませんでしたが。
私は母のことが嫌いだったという訳ではありません。むしろ好きだったと言っても良かったでしょう。
でも、それまで母親を一人の女性として見たことは一度もありませんでした。
お風呂上りに裸で廊下を歩いているのを度々見ていてもです。
しかしその時、私にベッドの上に押し倒され、弱弱しく動いているのは、紛れもなく一人のオンナでした。
私に弱みを握られ、私にそのカラダを自由にされても拒めないオンナにしか見えませんでした。
私の片手は母の乳を揉み、私の口は母の乳首を吸い、そして私のもう一方の片手は母の下腹部に伸びていきました。
母の臍から、滑らかな肌の上を経て、私の指は、母のもじゃもじゃと生えた剛毛に辿り着きました。
そして母の両脚の間へと滑り込んでいきます。
母は足を締めて、私の手の侵入を防ごうとしますが、私の手は半ば力づくで母の脚の間に割り込み、その指の尖端が柔らかく湿った場所に辿り着きました。
母のアソコは既に濡れていました。
私の稚拙な愛撫で濡れたわけではないでしょう。
私が見つけた時、母と男は身を起こしていましたので、私が来る前に二人がどこまでやっていたのかわかりませんでしたが、
この母が濡れているのは、あの男を受けいれる為だったのだと思いました。
私はそれが悔しくて、乱暴に母の中に指を突っ込みました。
「痛い!止めて!」母が呻きましたが、私は気にも留めず、母の中を指でまさぐりました。
母の中は体温以上に熱く感じられ、その汁気の多さはまるでお湯に指を入れた時のようでした。
記憶にこそありませんが、かって私が通ってきた道を十分にほぐしたと感じた私は、一度、母の上から身を起こし、着ていた服を脱いでいきました。
私が裸になっていくのを、母は両手で顔を覆って、見ないようにしていました。
裸になった私がもう一度、母に覆いかぶさり、すっかり力の抜けた母の両脚を、自分の足で開かせて、その間に、腰を入れた時です。
母が呟きました。
「待って、これをして」
母が枕の下に手を入れ、そこから取って私に差し出したもの、それは封の切られたコンドームでした。
私が部屋に入ってきた時、咄嗟にそれだけは枕の下に隠したのでしょう。
何の意味もない行為でしたが。
私は無言でそれを受け取りました。
付けずにすることもちょっと考えましたが、せめて子供ができないようにすること、それが母の父に対する申し訳だったのかもしれないと思ったからです。
コンドームを付けたペニスで私は母の中に入っていきました。
これが私の初経験でした。
私の初経験の相手は、実の母親でした。
今朝、起きて両親に朝の挨拶をした時、その日にそんなことになるとは思っていなかった。
手で顔を隠したまま、母の啜り泣きは、音量を上げ、まるで号泣のようになっていました。
しかし私は初めてセックスしている興奮で気にしませんでした。
私は母の手を外して、母が隠していた顔を曝け出させました。
母は泣くのを一旦止めて、私の顔を見つめました。
母の眼差しには普段の気の強い母の面影はありません。
私の腰の動きに合わせて体を上下に揺さぶられ、思わず出てきそうになる息を、唇をかみしめて押し殺す母の顔を見て
私は正直、母のことがたまらなく愛おしくなってきました。
父と私を裏切ろうとした母であるにも関わらずです。
思わず、母の顔に、自分の顔を近づけ、目を閉じて唇を合わせました。
母の吐く息が、私の中に流れ込んできました。
私の下半身からこみあげてくる感覚は、そろそろ私も限界が近づいてきていることを教えました。
私は母とキスしたまま、母の肩に両腕を回し、母を強く抱きしめました。
母の腕も、おずおずと私の背中に回ってきた時、私は限界を迎え、一生で一番気持ちの良い射精を母の中で終えました。
放出して脱力した私は、母の上から降り、隣に横たわって、母を胸に抱き締めました。
私の胸に顔を寄せた母は小さな声でひたすら「ごめんなさい、ごめんなさい」と繰り返していました。
私に謝っているのか、父に謝っているのか、あるいはあの男に謝っているのか判然としませんでしたが、私はもう、あの男はもちろん、父に対しても母を渡すつもりはありませんでした。
母の柔らかさと匂いに若い私のペニスは、すぐに硬くなってきています。
私はまた母の上に乗りかかっていきました。
蛇足かもしれませんが、その後の事も少し。
こうして私の高校時代、私は性欲を父の目を盗んでは母を使って解消していました。
男と母の関係は切れたようです。家族に知られたということが決定打になったようです。
私と母の関係も、私の上京を機に実家を離れたことで、一旦切れました。
帰省のたびに、母を抱くことも、母の加齢で無くなりました。
今、私たちは普通の母子です。
あの頃のことを二人で話すこともありません。お互い墓場まで秘密を持っていくのでしょう。
ただ、あの頃の母、今の私よりも若い女性だった母と過ごした情事の日々は、今でも時折夢にみることがあります。
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