続き、その7です。
こうやって始まった母との関係だったが、その後は父の目を盗んで続けていたが、数か月経った頃、ついにばれる時がきてしまった。
その日、私は数少ない有休をとり、父が仕事に言っている間、存分に母と楽しむつもりだった。母もそのつもりだった。
なかなかしたい時にできない私たちは、たまのチャンスを心待ちにしているのだった。
朝、父が仕事に出かけるなり、私たちはキッチンでおもいきり求め合った。
私が一度果てたところで、お互い汗まみれなので汗を流そうということでお風呂に場所を移して、そこで再び絡み合っていた。
お風呂のヘリに手をついて四つん這いになった母を、バックからゴンゴン突き上げ、母がまもなく絶頂を迎えようとしていたその瞬間、急にお風呂のドアが開いた。
そこには父が立っていた。
急に体調が悪くなり、通勤の途中で引き返してきたということであったが、ともかくそのあとは修羅場だった。
私は、二度と家の敷居はまたぐな、と言われ、家を追い出された。
母は実家へ帰らされた。
その後両親は離婚することとなった。
現在、私と母は二人で暮らしていて、誰に遠慮することなく、二人の時間を楽しんでいるのだが、父はその後、家も売り払ってしまったようで、今は消息も知れない。
私の欲望から父の人生を狂わせてしまった事を考えると、時折心が苦しくなる。
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