臨場感、と言われても。
そのような文才があるわけでもなく、知らなかったとはいえ、抱いた女が母親だったことには、相当ショックを受けました。
ましてや、ああんとかうっふ~んなんて表現にはなかなかなじめません。
もう少し、年月がたてば、落ち着いて、それなりの表現ができるでしょうが。
それでも、高校生の身でありながら、笹掛け小屋で女の体をスムーズに楽しめたのには、それなりの理由がありました。
私とその同級生男4人と女3人は、この集落の中学分校最後の卒業生で、何かとイベントに引き出され、話題にもされ、絆は結構強いものがありました。
中学三年の12月、学期末終業式のため、その日は本校へ出席。
終業式を終え、HRなるもので自己紹介。
そのあと最後の分校生だから、と特別に分校生だけ校長室に呼び出され、なんたらかんたら、との訓示を受け、やっと解放されてバス停に急ぎましたが、昼のバスは出発した後。
次の、かつ最終のバスは、5時間後の夕方まで待たねばなりません。
バス道を歩けば3時間はかかります。
山越えの峠道を行けば、体はきついものの、1時間かからないでしょう。
バス停横のコンビニで、腹の足しになりそうな駄菓子にバス代を回し、山越えの道を歩いて帰ることにしました。
峠を越え、あとは下り道となったところで、男女のあの時の声が聞こえてきたのです。
峠道からはやや見えにくいところに、笹掛け小屋があったのです。
中学生七人、そっと忍び寄りました。
近くまで来たとき、最後の大きな喘ぎ声が聞こえてきました。
そのため、私たちの接近は気づかれずに済んだのでしょう。
一休みが終わったのでしょうか。
交代するか、との声が聞こえてきました。
すぐに二組の、別々の、喘ぎ声が聞こえてきました。
互いに競い合うように、大きな喘ぎ声が漏れ出てきます。
女子も男子も、顔を真っ赤にして耳を澄ましています。
やがて一際大きな喘ぎ声がすると、もう一方もわざとのように大きな喘ぎ声。
やがて静かになり、男二人が最初に小屋から出て、道を下っていきます。
少し遅れて、女が二人、やはり下りの道に進んでいきました。
もう小屋は、無人のはずですがそれでも忍び足で近づき、そっと覗いてみました。
中には痕跡は何も残っておらず、ただあの行為の熱気が籠っているだけです。
中に入ると、中身の残るティッシュ箱が置いてあるだけでした。
それまで私たちは、あのような行為は、二人だけで秘かに楽しむものだと、なんとなく思っていたのです。
しかし集団で、そして交換し合うこともありなのだ、ということに気が付き、なんとなく気詰まりな雰囲気が7人を包みました。
そんな雰囲気を断ち切るため、私はふざけて入口の戸を立てかけました。
突然、小屋の中が暗くなりました。
女子はキャッと叫んで、そばにいた男子に、しがみつくように抱きつきます。
私もしがみ付かれた勢いで、転んでしまいました。
中は暗くなったと言っても、シルエットぐらいははっきり見えます。
周りから見て、私たちはその行為に及ぶかの様に見えたのでしょう。
一組、もう一組、と中に敷かれた茣蓙の上に横たわりました。
さっきまでの覗き聞き、で相当火が付いていたのでしょう。
横たわった組は、もぞもぞ体を動かし始めました。
私も下に横たわる女子の下着を脱がせようとしましたが、勝手がわからず、なかなかうまくいきません。
焦れたように女子は私の体を押し除け、自分から下着を脱ぎました。
私も慌てて自分のズボンを、下着ごと脱ぎ捨て、制服のスカートをまくり上げ、女子の脚の間に体を入れ、女子の股間を探ります。
すぐに熱く、濡れそぼった秘所に指が触れました。
いっしゅん、二人の体が硬直します。
慣れた組があるのか、早くもひそやかな喘ぎ声がし始めました。
女子が腰を持ち上げ、私の竿を誘導してくれました。
一瞬の抵抗がありましたが、すぐに竿は、濡れそぼる秘所の奥に潜り込むことができました。
女子は小さな悲鳴を上げた後、すぐにひそやかな喘ぎ声を上げ始めました。
最初に喘ぎ声を上げた組が終了したようです。
残された一人が、すぐに一度終わった女の子に覆いかぶさりました。
それを見ながら私はこみあげてくる快感に耐え切れず、初めての射精を経験。
そのまま彼女の体の中に入れておきたかったのですが、最初に終わった奴に催促されるようにして体を離しました。
もたもたしていた三組目も終わり、野郎のほうが体を起こします。
横たわったままの彼女の両脚の間に、私の下半身を割り込ませました。
すぐに竿が入るわけではありません。
べとべとした彼女の秘所を指で弄り、侵入孔を確認、竿を当てました。今度の一瞬の抵抗は小さく、そのまま竿が根元まで入り込みます。
竿には縛り付けられるような快感が、亀の頭には擦られるような悦楽が襲ってきます。
一度出した後です。少しゆっくりと、その瞬間がやってきました。
彼女の腰を抱いたまま、ゆっくりと奔りが出ていく様子を味わいます。
出し終わった後にもゆっくりと腰を動かし、さらに強くなった悦楽を楽しんでいると、三人目の彼女が空きました。
三人目を抱きに移動します。
私の竿は、まだ元気で反り返っていました。
今度は、指を当てるまでもなく、彼女の孔の中に潜り込めました。
潜り込むときの抵抗は、全くありませんでした。
あとで聞くと、三人目の女子だけが、経験者だったようです。
前二人から受けた刺激の残響か、孔の中にあるだけで、強く感じる快楽が、苦しいほどに感じます。
しばらくじっとしていると、苦しい感じは消えていき、悦楽の状況を迎えることができました。
奔走りはほとんどなかったと思いますが、竿だけはびくんびくんと脈打ち、ああ、終わったなと思いました。
気が付くと、私が最後でした。
皆のまねをして、ティッシュで竿をふき取ります。
ティッシュが少し赤く染まったような気もしましたが、確認する余裕はありませんでした。
ズボンを穿き、外に出ます。
さっきの大人たちは、女を残し、さっさと引き上げていきましたが、なんとなくそれもできず、ウロウロしていると、女子三人も顔を上気させながら、出てきました。
その上気した顔を見て、今あったことは現実なんだと納得したことを覚えています。
7人揃って山を下りました。
山登りと、私には初めてとの経験で、疲れてしまった私たちは、ほとんど無言で山道を下りました。
そんな経験があったので、偶然出会った笹掛け小屋で、脚を開いている女性を、躊躇なく抱くことができたのです。
終わるまで、その女性が母親だとは気が付きませんでしたが。
もちろん、7人の仲間の付き合いはまだ続いています。
でも笹掛け小屋の付き合いは、故郷に帰った時だけの付き合いにとどめています。
世間的には、許されていない付き合いだということも、みんな承知していますので。
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