2025/09/05 13:05:22
(Z2BJKQB4)
「先生、うちのお姉ちゃんも教えてたでしょ。先生のうちに遊びに行ったりしてたことある?」
私はカマをかけました。
私はだいたい知ってるよって。
先生からすると具体的にどこまで知ってるかわからずちょっと焦ってましたね。
こりゃ迂闊な答え方はできないと。
私は別にお姉ちゃんから聞いた訳じゃないと安心させてあげました。
でも手の内は全部見せてないって含みを持たせた目付きで見つめた。
先生はなんとも煮え切らない相槌をするだけで答えないから、私は別にそのことを追求するつもりはなくて、ただ、私も遊びに行きたいってニュアンスで様子を伺った。
向こうも大人だし、色々な忖度を計算してたとは思うけど、遊びに来ることは同意してくれた。
うやむやな社交辞令じゃないって事をわかってもらうためにも、具体的な話をすぐ詰めて週末の約束を取りつけた。
その時に、私の家の最寄りのバス停まで迎えに行くよって言ったあと、ハッと思いついたように、
「もしかしたら、送り迎え見てた?」
と、聞かれた。
私は実際車の中で話してるのをたまたま目撃したことが一度あったから、ニンマリと微笑んだ。
やはり姉と会う時はいつも送り迎えしてるのだろう。
私達は週二回の通いだったから定期券までは買ってはいなかった。
少しでも金銭的な負担を減らしてあげようって配慮だろう。
先生の家は小ぶりながらマンションでした。
三階建ての九世帯で側面が道路に面していて、手前の階段を上がらず奥の螺旋階段を三階まで上がった。
表の階段じゃないのでやたら声が反響したのを不思議といつまでも覚えている。
二階のフロアで掃き掃除をしていたおばあさんと挨拶していた。
「あっ、生徒さん…日曜日なのにえらいわねぇ」
目を細めて労るように声を掛けられた。
「もう来年中学受験なんですよ…」
先生は打ち合わせもなにもしてないのに、慣れたように答えた。
どうやら、家庭教師などもしていて、都合によってこっちに来てもらうパターンもあるのだと説明していたようでした。
いかにもおばあさんも事情を知ってる様子でしたから、そういう口実で少女を連れ込んでるのが察せられた。
私は残り一階分の階段を上がりながら猛烈にムラムラしてきて、部屋に入るなりいきなり意地悪な質問責めにした。
「先生はそういう名目でいつも教え子連れ込んでるんだ?…」
「別にお姉ちゃんのことは追求するつもりないけどさあ、他にもいっぱいいるんでょ?」
「休みの日にも私くらいの年の子の相手をしてるってさあ、どんなことしてるのかなあ?」
のっけから確信に入る展開に持っていけて逆にラッキーでした。
なんか、次から次に意地悪な質問が出ちゃうのは、先生のリアクションがまた誘発してたのも大。
たぶん、先生は私に責められながらも心からは嫌がってはいない。
むしろ、そういう私みたいな女の子もけっこう好きなんじゃないかと思った。
私は自分の優位性を感じてトドメを刺した。
「今日、もしかして私が来て期待してるでしょ?ちょっとくらいエッチな事とか…」
その時の先生の目を見ただけで、私に対する気持ちがわかった。
「ちょっとくらいなら、先生ならいいよ」
先生は私に抱きついてきた。