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1
2015/07/08 06:08:01 (bnsSyb4r)
三十も年が離れていて、しかも義理とはいえ母と息子
という親族関係を結んでいる義母と僕でしたが、今夜の
二人の間にあったのは、年齢差を超えて深く愛し合う恋
人同士のような思いだけでした。
 「ああっ…こ、浩二さん、好きっ」
 赤い縄で後ろ手に縛られた裸身を晒し、喉の奥から搾
り出すような高い咆哮の声を上げ、義母はそのまま意識
を失くしました。
 さすがの僕もしばらくの間は息を荒くして茫然自失の
状態で、義母の身体の上に深く覆い被さっていました。
 荒かった息をどうにか整え、僕は気絶している義母の
下腹部をティッシュペーパーで何度も拭き拭って後始末
を済ませると、彼女の身体を拘束していた縄も解き放ち、
布団に仰向けに寝かせて、その横に自分も添い寝するよ
うに身を横たえました。
 天井に向けて見るともなしの視線をやりながら、僕は
義母と図らずもこうなってしまった山小屋でのことを振
り返っていました。
 僕のほうに事前の画策も何もまるでなく、偶発的に生
じた、夜の風雨の中の山小屋での義母との二人きりの一
夜。
 あの時の義母からのシュラフへの誘いは、勿論彼女自
身に何の他意も含みもない、義理であっても普通の母親
として出た言葉だというのは僕にもわかっていました。
 自分が足に怪我を負ったことで、僕に相当な負担をか
けたという申し訳なさと、あの時は強い風雨で小屋の中
は夜が更けるにつれ、冷えが強くもなっていました。
 自分だけが温まって、息子を冷気の中に晒すのは当然
しないのが親です。
 血の繋がりはなくても義母には僕は息子なのでした。
 しかしそんな義母にとって不幸だったのは、妻の由
美との結婚当初から、僕が義母に対して年齢差を超え
た女として密かな思慕を抱いていたということを知っ
ていなかったということでした。
 そんな不埒な思慕の対象である義母と、一人用の狭
いシュラフの中で身体を密着させて寝たらどうなるの
か?
 元聖職者で清廉で気品も高く理知的な義母の持つ理
性心に較べたら、ただの凡人に過ぎない僕の理性心な
ど、風に舞い散る枯葉のようなものでした。
 シュラフの狭すぎる空間の中で、凡人の僕の鼻腔を
否応もなくついてくる、義母の熟れた女として香しい
匂いに、僕の身体は男として自然に反応し、理性の理
の字も思い浮かばないまま、あらぬ行動に出てしまい
今に至っているというのが本当なのでした。
 僕の真横で意識を失くしていた義母の身体が小さく
動いたのがわかりました。
 顔を横に向けた僕と薄目を開けてとろんとしている
義母と視線が合いました。
 彼女はすぐに気恥ずかしげにまた目を閉じましたが、
 「亜紀子、とても気持ちよかったよ」
 と僕が優しく声をかけてやると、
 「私…」
 と目を開けて小さな声を返してきました。
 「ん?…何?」
 「私…何だか怖い」
 「由美のこと?」
 「夢見てたわ…このまま夜が明けないでくれって何か
に祈ってた」
 「そうか…でも夜は必ず明ける」
 「…このことを由美に知られたら…私、生きておれな
い」
 「僕も亜紀子も、由美を入れた三人のこの家族生活を
壊したくないと思ってるのは同じだよ」
 「…でも…怖い」
 「小学校の元教頭先生の亜紀子にこんなこというのも
気が引けるんだけどね、詭弁かも知れないけど、何かを
守るための美しい嘘ってのもあってもいいんじゃないか
な?」
 「………‥」
 僕の手が自然な動きで義母の乳房に触れていました。
 僕のその手を払い除けようとする気配は義母になく、
茫洋とした視線を僕の胸のあたりに投げかけていました。
 「由美との幸せも、そして亜紀子との幸せも僕は守り
たいし、守っていくつもりでいる」
 そういいながら僕は義母の薄く朱色がかった耳朶や、
細い首筋に舌を這わし息を吐きかけたりしながら、小さ
な丸みの乳房を揉みしだきにかかっていました。
 乳房の上の乳首に指先を触れ当てた時、
 「うっ…」
 と小さな声を洩らし、俯けていた顔がかすかに歪むの
がわかりました。
 横向きになっていた義母の身体を仰向けると同時に、
僕は上体を少し起こして唐突に彼女の唇を奪いにいきま
した。
 「ううっ…むむぅ」
 かすかに顔を揺らせて逃げるような素振りを見せた義
母でしたが、歯と歯の間はすぐに開き僕の舌は苦もなく
彼女の口内に侵入し小さな舌を捉えました。
 義母の手が自然な動きで僕の首に巻きついてきていま
した。
 布団の中での抱擁の後、僕は義母の薄く汗の滲んだ額
に額をくっつけるようにして、
 「亜紀子、またしたくなってきた」
 と卑猥な言葉を投げかけました。
 「下のほう触ってごらん」
 とさらに言葉をかけると、少しの間があって義母の手
が僕の下腹部にゆっくりと下りていき、彼女の細い指の
何本かがすでに半勃起状態になっている僕のものに触れ
当たってきました。
 義母は僕のものを指全部を使ってか弱い力で握り締め
てきていました。
 「僕もおかしくなっちゃったのかな?何回でも亜紀子
としたい」
 「………‥」
 「もっと…もっと亜紀子を虐めたい」
 僕はそういうが早いか、上布団を大きく跳ね除けるよ
うにして上体を起こすと、義母の両足首を掴み取りおし
拡げながら、そのまま身体を彼女の両足の間に移動させ
ていました。
 すでに固く屹立していた僕のものを、おし拡げた義母
の下腹部の漆黒の茂みの中心部に突き当てました。
 僕のものの先端が義母の茂みの中の肉襞を割り開き、
彼女の体内への導入部をしっかりと捉え込んでいました。
 義母のその部分はもうしとどに滑り濡れそぼっている
のがわかりました。
 そのまま僕は膝立ちの姿勢で、腰をゆっくりと前に突
き出していきました。
 「ああっ…ま、また…ああ」
 両手で布団をむしり掴み、頤を高く突き上げるように
して義母は熱い喘ぎの声を洩らしました。
 僕は僕で義母の体内に挿し入れる自分のものに、また
あの狭窄感を一杯に感じながら、奥深い部分まで沈み込
ませる動作をゆっくりと続けたのでした。
 「ああっ…浩二さんっ。…私また変になっちゃう」
 「いいんだよ。二人で狂おう」
 「ど、どうして…こんな…ああっ」
 「気持ちいいのか?亜紀子」
 「ああっ…い、いいっ…あっ」
 「どこが気持ちいいのかいってごらん」
 「ああっ…いやっ…は、恥ずかしいわ」
 「さっきもいったじゃないか。…いうんだ、亜紀子」
 「…は、はい…い、いいます…お、おまんこ…ああっ」
 「元教育者なのにいいのか?そんなこといって」
 「ああ…あ、あなたが…いえと」
 「学校の教科書にそんな言葉載ってるの?」
 「ああっ…も、もう…いわないでっ」
 「亜紀子をもっと虐めたいのさ」
 ゆっくりだった僕の腰の律動が次第に早くなり出して
きていました。
 まだもっと義母を辱めたい、奈落まで貶めたいという
思いが、僕の頭の中でさらに強くなってきている気がし
ました…。

 
       続く

(筆者付記)
長々とこの場をお借りしての拙文を、何度もお読みいた
だいている皆様にお礼を深く申し上げます。
 前にも書きましたが、自分の実体験をベースに多少の
想像と妄想を混じえてのものを、携帯に日々思いつくまま
書き記したものを編集して、コマ切れ的に列記させてもら
っていますので何卒ご容赦ください。
厳しいご意見やら暖かいご支援の言葉を励みとして、また
もう少し頑張らせていただきますのでよろしくお願いします。

1 2
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2
投稿者:りょう ◆zEGpD4VZDY
2015/07/08 06:48:15    (9bNjKLa8)
楽しみにしてます。是非続きを宜しくお願いします。
3
投稿者:たけし ◆rpgEV8r9ik
2015/07/08 09:57:27    (sz7/p.OG)
新しい投稿ありがとうございます。
いつも興奮しながら読ませてもらってます。
ずっと継続してください。
4
投稿者:ポルコ
2015/07/08 10:49:52    (/K0LjtEF)
毎日楽しみに閲覧しています。
マイペースでよいので、最後まで頑張って下さい。
5
投稿者:
2015/07/08 12:52:56    (09PKvuV8)
毎回、興奮しながら拝読させてもらってます
今後の展開を楽しみにしてます
6
投稿者:三月
2015/07/08 14:34:44    (/LZeYFqf)
これからも出来るだけ沢山の投稿を
お願いします
7
投稿者:
2015/07/08 19:15:30    (baBs48Xk)
教職とか聖職って単語がいちいち浮いてて笑ってしまう
8
2015/07/08 21:37:22    (dZLhimRo)
虜です!
これを更新する度に主人と励んでます。

ですので、最近毎日。・・・
励んでいます。

9
投稿者:コウジ
2015/07/10 00:40:27    (1lghCHEe)
煌々とと明かりの点く六畳の和室。
 エアコンの暖気とはまた違う女性的な生暖かい熱
気が漂い泳いでいるこの室で、義母と僕の二人だけ
の淫靡な官能の時間は留まることなく続きました。
 いつからか、もうほとんど陥落しきった義母の口
から、もう一言聴きたい言葉がありました。
 義母の体内の深い部分まで挿しつらぬいた姿勢で、
僕は上体を前に深く折り曲げて、小柄な彼女の裸身
を包み込むように覆い被さっていました。
 律動を止めたままの僕のものを義母の体内の深い
部分のところで、時折、びくんびくんと意識的に動
かせてやると、そのたびに彼女は喉の奥を鳴らすよ
うに、ひっ、ひっ、と声にならない声を短く発して
敏感に反応するのでした。
 深く密着したまま僕は義母の小さく丸い乳房や、
もう仄かに固く凝り出している乳首だけでなく、薄
汗を滲ませた細い首筋や耳朶まで、舌先を転がせた
り、舌一面で舐め巡らせたりの愛撫を飽くことなく
繰り返していました。
 六十三歳という年齢で、女としての器量や身体の
機能は確実に衰えているはずの義母でしたが、肌理
の細かい艶やかな肌の感触と、悶えあがいて吐き洩
らす熱っぽい息は、僕の男としての機能を奮い立た
せるには充分過ぎる刺激でした。
 義母の両肩を押さえ込みほとんど身動きできない
態勢で、僕は彼女の艶やかな肌と間断なく吐き洩れ
てくる息の匂いまでを飽くことなく堪能していまし
た。
 「ああっ…こ、浩二さんっ」
 「ん?どうした?…亜紀子」
 小さな丸みの乳房の周囲を舐め廻していた舌を引
き込め、固く尖り出した乳首を歯で甘く噛んでやっ
た時の義母の声でした。
 「だ、だめっ…そ、そこは…そんな風にされちゃ
うと」
 「されちゃうと、亜紀子、どうなるの?」
 「…ああっ…ま、また…私」
 「狂えばいいさ、亜紀子。この室には亜紀子と僕
の二人きりだけだよ」
 「明かりを…明かりを消して」
 「それはだめだ。亜紀子の身体をずっと見ていた
い」
 「は、恥ずかしい…恥ずかしいの…ああっ」
 「もっと恥ずかしくしてやる。亜紀子、今、亜紀
子の身体のどこに僕のものが入ってる?」
 「そ、そんな…さっきも…さっきもいいました」
 「もう一度いって」
 「ああ…いえない…恥ずかしいっ」
 この時、僕は止めていた腰を唐突に動かせました。
 少し力を込めて下から突き上げるような動きを繰
り返したのです。
 「ああっ…だ、だめっ」
 「いってごらん」
 「…い、いいますっ…わ、私の…おまんこ…ああ」
 「で、そのおまんこに何が突き刺さってるの?」
 「そ、そんな…」
 「いってっ」
 「…ああ…あ、あなたの…おちんちん…ああっ」
 「亜紀子、もっと下品な言葉知ってるだろ?」
 「し、知らないっ…知りませんっ…ああっ…も、
もう動かないで」
 「いうんだっ、亜紀子っ」
 「い、いやっ…そんな」
 「早くいうんだっ」
 「…あっ…あ、あなたの…ちんぼ…ああっ…ひど
い」
 「やっぱり知ってるんだ。さすが教頭先生」
 「も、もう…い、虐めないでっ」
 「ご褒美に…そろそろいこうか?」
 そういって僕はまた唐突に動き、義母を突き刺し
ていたものを抜き取り、彼女の身体を跨ぎ這うよう
にして、粘液で濡れ光り屹立したままのものを、彼
女の口の前に挿し下ろしたのです。
 熱く燃え上がり出していた愉悦の箍を突然外され、
戸惑いの表情をかすかに見せた義母でしたが、僕か
ら促す前に彼女の手がそこに添え当てられていまし
た。
 ほんの僅かの間だけ躊躇いの仕草を見せた義母は、
そのまま顔を少し上げるようにして唇を開き、濡れ
光り屹立した僕のものを、小さな口の中深くまで含
み入れていきました。
 時折、小さくえづいたり咽たりしながらも、義母
は僕のものを口から離すことなく、穿った目で見る
とまるでいとおしむような表情で愛撫を続けるので
した。
 切れ長の目を深く閉じ、半ば恍惚然とした義母の
その表情を上から覗き見下ろすと、たまらない征服
感と同時に、どんなことがあってもこの女を愛して
いこうという相反する思いが僕の胸の中で錯綜する
のでした。
 義母の僕のものへの口と舌での愛撫が、性技的に
上手なものなのかどうかはわかりませんが、思いを
込めてくれているというのは、彼女の恍惚然とした
表情と小さな舌の丹念さでそれとなくわかりました。
 あるところで僕はまた身体を義母の下半身のほう
へ移し、彼女の細くか弱い両足首を掴み取ると、さ
らにとどに濡れそぼった自分の屹立の先端を、濃い
茂みの中へ突き当てたのです。
 義母を開脚状態にしたまま、僕はまたあの心地の
いい狭窄感と、強く包み込むような圧迫感を求める
ように、義母の漆黒の茂みの中に屹立を深く押し入
れていきました。
 「ああっ…浩二さんっ…いいっ」
 高い咆哮の声と同時に、義母の両手が布団にしが
みついていました。
 何度でも感じたい狭窄感に、僕もまた熱く昂揚し
ていました。
 義母の両足を腕で抱え込みながら、腰の律動行為
に僕は専念し耽りました。
 山小屋の時からこれまでの義母の官能的な愉悦に
浸った顔がフラッシュバックのように、僕の頭の中
を錯綜しました。
 やがて堪えようとしてもこらえきれない昂まりが
僕にもそして義母にも、同じように訪れてきていま
した。
 義母の体内で屹立したまま躍動するものの先端だ
けでなく全体に、瞬間的に強い痛みのようなものを
感じながら、僕は喉の奥底から低い呻き声を搾り出
していました。
 それは僕の下でほぼ同じ瞬間で、義母が絶頂に達
する声か気配のようなものは朧気に感じたのですが、
それすら明確にわからないほどのめくるめく絶頂感
でした。
 義母の身体の上にまたしても僕は倒れ込んでしま
っていました。
 肩だけでなく全身で息を整えようとするのですが、
僕の息苦しさはしばらく止まることはありませんで
した。
 ふと顔の側の義母を見ると、不謹慎な表現かも知
れませんが安らかな死に顔のように、彼女は目を深
く閉じたまま意識をまた失くしていました。
 かなりの時間を要してから、僕はどうにか身を起
こして義母の腰のあたりに座り込みました。
 義母は仰向けの状態で、両足をだらしなさげに開
いたまま、ぴくりとも動きませんでした。
 まだ茫洋さの残る目で義母を見下ろすと、白くて
細い首筋のあたりに、何本かの汗の筋の跡が見えま
す。
 かたちのいい唇が綺麗に閉じられていました。
 さすがに六十代という年齢は隠せない身体つきで
したが、明るい照明に乳房から腹部にかけての艶や
かな肌が、年齢の衰えを凌駕するかのように、妖し
げで艶かしい光沢を反射させています。
 小さく窪んだ臍のあたりの腹肉が、呼吸をしてい
る証しのようにかすかに上下に動いていました。
 片足だけ折り曲げるようにして開いた足の付け根
の漆黒に目をやり、もう一度身を少し乗り出すよう
にして下のほうを覗き込むと、茂みの下あたりから
何かが垂れ出ているのが見えました。
 薄い白濁色の僕の体液でした。
 僕は急いで側にあったティッシュペーパーを取り、
こぼれ出た体液を拭い取ってやると、義母の身体が
ぴくりと小さく動きました。
 「わ、私…また」
 慌てた素振りで身を竦めながら横向きになった義
母が発した言葉でした。
 「そうだよ。また二人で一緒に天国に昇ったのさ」
 「………‥」
 「亜紀子、風呂に入って、今夜はもう寝よう」
 「…私…本当に天国にいきたい…」
 「何をいってるんだ。亜紀子が死ぬなら僕も死ぬ
よ…」
 「………‥」
 「こういうことがしたいだけで、僕は亜紀子好き
になったんじゃない」
 「…ごめんなさい」
 「謝らなくていいさ。湯入れてくるよ」
 そういい残して僕は立ち上がり素っ裸のまま室を
出て、浴室に駆け込みました。
 裸のままトイレに入り小用を済ませ、台所に立ち
寄り冷蔵庫からスポーツドリンクのペットボトル取
り出して室に戻ると、義母は急いで着込んだのか薄
いピンクのパジャマ姿で布団に座っていました。
 顔を少し俯き加減にして、乱れ気味の髪を手の指
でほぐし解くような仕草を見せていたのです。
 そして僕とはまた視線を合わそうとせず、義母は
そこから立ち上がり一人で室を出ようとするのでし
た。
 「どこへいくの?」
 と僕は尋ねてすぐに気づきました。
 「ちょっと…」
 そういって義母は片足を引きずるようにして、室
を出ていったのです。
 トイレだと僕は直感しました。
 室に一人残された僕の頭の中に咄嗟に閃いたこと
がありました。
 裸のまま僕はすぐに立ち上がり動きました。
 浴室のすぐ隣りが便所です。
 義母が便所のドアを閉めようとしていました。
 そこへ僕は慌てて走り込み、義母が閉めてすぐの
ドアノブに手をかけました。
 「きゃっ…」
 という義母の驚きの声が狭い室内に響きました。
 便座の横で何が起きたのかわからないという顔を
して立ち竦んでいました。
 「亜紀子のトイレ見たくて」
 「な…なにっ…いやっ、そんなっ」
 「見たいんだっ」
 「きらいっ…きらいよ、そんな…出てって」
 「座るんだっ、亜紀子」
 便所の狭い室内で、僕と義母の小競り合いのよう
な押し問答が続きました。
 義母の真剣な怒りの表情に少しだけ怯みましたが、
すぐに僕も怒り顔になり、声を荒げました。
 「亜紀子っ、いう通りにしろっ」
 つい今しがたまでの、恋人同士だったような雰囲
気もかき消すくらいに、僕は豹変した顔と表情にな
っていました。
 身勝手で邪淫な閃きを、僕は無理矢理に実行しよ
うとしていました。
 義母が小便するところを見たいという閃きでした。
 義母もしかし必死でした。
 これまでの僕との恥辱の行為とはまるで違う屈辱
に、彼女は急に涙顔にまでなり、それだけは、それ
だけは許してほしいと必死な目で哀願するのでした。
 「亜紀子っ、お願いだ。今夜の僕の最後の頼みだ
から聞いて」
 義母のあまりの必死さに、僕の頭の中は、一気に
妻の由美の名前でも出して脅し文句をいうか、甘え
にすがり懇願するかと目まぐるしく錯綜しましたが、
後々のことも思い、後者の考えを選択しました。
 「お願いだ…亜紀子の全てを知りたい。それほど
僕は亜紀子を愛している。これで…これで今夜を最
後にする」
 と今思い返しても、自分でもわけのわからないよ
うな言葉を僕は繰り返したのでした。
 狭い室内での押し問答はかなり長く続きました。
 素っ裸の身で僕は義母の身体を何度となく抱き締
めていました。
 無様な素っ裸姿での甘え泣くような僕の懇願の声
に、根負けしたように折れたのは義母でした。
 「…でも…こんなところで…恥ずかしいわ」
 便座の蓋に手をかけながら義母は耳朶のあたりを
朱色よりも濃くして、
 「すぐに…すぐに出ていってね」
 と蚊の鳴くような声でいって、パジャマのズボン
に手をかけました。
 僕は義母の正面に腰を下ろして、多分厭らしげな
目つきになりながら、彼女が腰を屈め気味にしてパ
ジャマのズボンとショーツを、羞恥に顔を赤く染め
ながら脱ぎ下ろす所作を息を呑むようにして見てい
ました。
 膝のあたりまでズボンとショーツを脱ぎ下ろして、
便座に座った義母はパジャマの上着の裾を使って、
露出した部分が見えないようにしていました。
 それからまた時間がかなり過ぎました。
 屈辱的な羞恥が義母の放出を抑制しているようで
した。
 「…だめ…出ないわ。…もう出てって」
 「いつまでも待つよ、亜紀子」
 「ああ…そんな…恥ずかしい」
 焦ることなく僕は気長に待ち続けました。
 途中で何度か立ち上がろうとした義母を諌めるよ
うに、僕は彼女の身体を押し戻したりしました。
 やがてあるところで、短く水がこぼれ落ちる音が
しました。
 義母は顔を深く俯けてまだ必死に堪えようとして
いるようでした。
 そしてついに限界がきたのか、
 「ああ…」
 と短かく洩れた声と同時に、勢いよく小水が流れ
出たのです。
 そこを見越して僕は閉じ加減にしていた義母の太
腿に素早く手をかけ、一気に横に開いたのでした。
 「ああっ…だ、だめっ…見ないでっ」
 慌てて太腿を閉じようとした義母ですが、男の僕
の力には勝てません。
 よほど溜めていたのか、僕に見られても義母の小
水は止まることなく便器を打ち続けていました。
 思わず知らずの間に、僕の手が義母の小水が出て
いる部分に伸びていました。
 たちまち僕の手は義母の小水にまみれ濡れました。
 「ああっ…だ、だめっ…そんなことしたら汚いっ」
 義母の留まることのない小水は、生暖かく変に艶
かしげな感触でした。
 濡れそぼった手を僕はそのまま躊躇うことなく、
自分の口の中に入れていました。
 自分でも想定していなかった行動でした。
 義母の小水は臭いも味もなく、湯を飲んでいるよ
うな感じでした。
 その手を僕はすぐに口から抜き、俯いたままの義
母の顔の下に持っていきました。
 彼女の口を捉え指三本を強引に挿し込みました。
 これも想定外の、僕自身思ってもいなかった行動
でした。
 「亜紀子のおしっこはきれいだね」
 義母は僕に小水と唾液に濡れまみれた指を挿し込
まれても、それほどの嫌悪感を見せていなかったの
が少し意外な気もしましたが、これも彼女の心の奥
底にある被虐性のせいだったのかも知れません。
 便座に座り込んだままの義母の肩に手を回し、前
屈みの姿勢で唇をそっと重ねにいくと、心なしかう
っとりとした表情で、僕の舌を口の中に迎え入れて
くれていたのでした。
 そのまま二人は寄り添うようにして浴室に向かっ
たのでした。
 さすがに湯に浸かるとこれまでの疲労感が全身に
どっと出たようで、一緒に入った義母とも何もない
まま出て、彼女の室に戻り布団に潜ると僕はもう義
母のことも知らないまますぐに深い眠りに落ちまし
た。
 布団に入る少し前、携帯を覗くと着信が二件入っ
ていました。
 一つは妻の由美からで、もう一つはあの野村加奈
子からの着信履歴でした…。

      続く
10
投稿者:は×
2015/07/10 07:06:44    (Xp8GKciA)
どこにでもケチを言う奴いるんだね
ケチ付けるなら読まずにスルーすれば
いい
11
投稿者:コウジ
2015/07/10 23:10:28    (Cdy/lB.4)
「浩二さん…」
 透き通った声でした。
 目を開けて声がした方向に視線を向けると、半開
きになっている襖戸の外側に義母が立っていました。
 時計に目をやると七時過ぎでした。
 僕が起き上がるのを確認すると、義母は襖戸を静
かに閉め姿を消しました。
 昨夜風呂から出て室に戻ってからの記憶が定かに
なく、義母がその後どうしたのかも知らない爆睡で
した。
 ここが義母の寝室と気づきふと枕の横を見ると、
畳まれた下着と靴下と、ビニールに入ったクリーニ
ング上がりのカッターシャツが整然と並び置かれて
いました。
 壁に昨夜、この家のどこかで脱ぎ捨てたはずのス
ーツの上下が吊り下げられていました。
 いつもなら二階の夫婦の寝室で、妻の由美とお互
いに慌しく服を着て階下に降りるのが通常で、これ
ほど静かな朝は経験のないことでした。
 着替えを済ませ洗面所で顔を洗い、明かりの点い
たダイニングにいくと、テーブルに朝食の用意が整
えられていて、コーヒーのいい香りが鼻腔を擽りま
した。
 「おはよう―」
 冷蔵庫から何かを出そうとしている義母は、白い
ブラウスに濃紺のカーディガン姿でした。
 色白の顔に朝起きて引いたと思われる、紅いルー
ジュが一際映えて見えました。
 「おはよう…ございます」
 やはり僕とは目を合わすことなく言葉だけの返答
で、普段通りの隙のない義母がそこにいました。
 焦げ目が綺麗についたトーストと卵焼きと野菜サ
ラダ、その横に野菜ジュースのコップ。
 僕が椅子に座り義母にかける次の言葉を捜しなが
ら、トーストにバターを塗っているところへ、湯気
の立ったコーヒーがすっと差し出されてきました。
 「ありがとう…亜紀子は、昨日のこと怒ってるの
か?」
 出されたコーヒーカップを手にして、僕は何気な
い素振りで尋ねました。
 義母は僕の斜め前に整然と座り、コーヒーカップ
を口に運びながら、僕の問いかけには応えてはくれ
ませんでした。
 食事の最中でしたが、僕は昨夜のトイレでの自分
でも想起していなかった突発的で卑猥な行為を思い
返していました。
 そのことをこの場で詫びるのはさすがに気が引け、
黙って義母を見るしかありませんでした。
 義母はコーヒーカップに付いたルージュを細い指
で摘まむようにして拭き取りながら、俯けたままの
顔を小さく横に振りました。
 「浩二さん…」
 と急に姿勢を整えるようにして、義母が顔を上げ
僕にきりりとした視線を向けてきました。
 「私…この先が本当に怖いの。お出かけの前にご
めんなさいね。…あなただけを責めているのではな
いの。罪の半分以上は愚かなこの私にもあると思っ
ています。私は…」
 「亜紀子、その話はもういい。起きたことは事実
で、道理も道義も通っていないのも事実その通りだ。
でも僕はこれまでのこと、何一つ後悔はしていない
よ。亜紀子を愛しているのは本当だ。由美と結婚す
る前に初めて亜紀子に会った時から、僕は亜紀子が
好きだった。許されないことだけど、漠然といつか
亜紀子をだけたらいいなぁ、と妄想してた。そして
それが経緯はどうであれ、現実の出来事となった。
だから、僕には後悔がない。そして妻の由美も愛し
てる。何度もいうけど、この家族の生活を守るため
なら、僕はどんな嘘でもつき通すっ」
 朝からの思いもかけない展開でしたが、僕はそれ
だけのことを、自分でも少し驚くくらいに一気に捲
くし立てました。
 いった言葉に嘘はありませんでした。
 「亜紀子、もうこのことでは悔やまないでくれ。
地獄に堕ちる時は僕も一緒だ。いいね?」
 僕の強い言葉と気配に圧倒されたのか、しばらく
の沈黙の後、
 「…こんなおばあさんなのに…本当にいいの?」
 と何かをふっ切ったような、気恥ずかしげな声で
応えてきました。
 「コーヒーが美味しい。あっ、亜紀子の首の下の
とこ…痣…キスマークだ。隠さないと」
 義母の着ているブラウスの襟下あたりの白い肌に、
くっきりと仄赤い痣ができていたのは本当でした。
 義母の顔が見る間に朱色に染まっていました。
 玄関を出る時、僕は振り返り義母の身体を抱き竦
め、唇を奪いました。
 彼女からの抵抗はありませんでした。
 「浩二さん、口紅が…」
 義母はそういってハンカチを挿し出してくれ、そ
れで口を拭うと白い布に赤い色が薄く付きました。
 「これ、亜紀子だと思って持っていくよ」
 そういい残して僕は玄関を出ました。
 妻の由美から電話が入ったのは昼休みの時でした。
 昨夜も電話したのに、と最初に聞かれ、マナーに
していて気づいたのが夜中だったと、軽い言い訳で
済ませ帰りの時間を聞くと、
 「さっきお母さんにも連絡したらね、今夜は集会
所で団地の会議があるみたいで、浩二さんと二人で
外で食事でもしてきたらっていうの」
 と浮き浮きした声でいうのでした。
 夕方の六時過ぎに駅に着くということでした。
 由美との電話を済ませると、すぐに僕はまたプッ
シュボタンを押し続けました。
 一回の呼び出し音で相手はすぐに出ました。
 「はい、野村です…あっ」
 昨夜に電話をくれていた野村加奈子でした。
 昨夜の詫びをいってから、
 「ご用件って何でした?」
 と尋ねると、僕の都合に合わすので近々に一度会
いたいとのことでした。
 先般のメールの件もあったので、少し気が引ける
思いもありましたが、もう一度改めてこちらから連
絡させてもらうということにしました。
 「でも、外で二人で会うっていうのも、若い野村
さんもあれだろうし…僕も仕事柄、女の子と二人で
喫茶店というわけにもいかないし…」
 「それなら、私のアパートでどうですか?」
 「あなたの?…それはよけいまずいでしょ。若い
女の子の室に男の僕が訪ねたりしたら」
 「かまいません。ただ相談に乗ってもらいたいだ
けで、変なことするのではないですから…」
 「う―ん、弱ったなぁ。…本当にいいの?」
 そういうやり取りをして僕は電話を切ったのです
が、何かまたやっかいなことが自分にかかってきそ
うな嫌な予感めいたものを感じました。
 六時に駅で妻の由美を迎え待ち、そのまま二人で
郊外にあるフランス料理店に車を走らせました。
 そういえば由美と二人だけの外食は久しぶりのこ
とでした。
 ただこのことが義母からの提案だったということ
が、かすかに僕の気にかかるところではありました。
 由美のいない二日間の僕との淫らな行状の後です。
 少しでも三人でいる機会を避けたいという、少し
切ない女心、いや親心からの提案だったのかと僕は
思っていました。
 車だったのでワインは口にすることはできません
でしたが、柔らかい牛肉とフォアグラを取り合わせ
たメイン料理はそれなりに美味しく、由美のほうは
屈託のない笑顔を見せていました。
 僕も由美とは二日ぶりの逢瀬だったので、妙に新
鮮な思いで彼女の他愛のない言葉に笑顔を返し、相
槌を打っていました。
 「昨日電話したのはね、研修中に校長からまた緊
急の電話があったの」
 「ん?…何て?」
 「女子バレーボール部の顧問をしてた先生がね、
二週間ほど前から身体毀して入院しているの。尿管
結石とかいう病気で手術が必要で、長期の休暇が必
要らしくて…それでね、私のいない緊急の職員会議
で私にバレー部の顧問をやれっていうのよ」
 「ほう…」
 「ね、当事者の私がいない会議でそんな勝手なこ
と決められたのよ。欠席裁判での判決みたいなもの
だって校長にくってかかったんだけどね、でも一ヶ
月後にね、バレーの大会があるっていうの。私だけ
の我儘で生徒たちを困らせるのもどうかと思って、
バレーボールの経験は中学の頃しか経験ないんだけ
ど、あなたの了解も取らないまま…ごめんね、承諾
しちゃったの」
 「それは大変だね」
 「顧問になると土日も子供たち練習に出るから、
私も休めなくなる」
 「そうか…でも仕方ないんじゃない?」
 由美からそれを聞いた時、僕の心の中に何か小さ
な空隙ができたような気がふとしました。
 不埒にも僕は義母のことを思い出していました。
 「僕のことはいいからさ、子供たちのために頑張
ってやってよ」
 とそう締め括って二人はレストランを出ました。
 帰宅したのは九時前でした。
 義母ももう帰宅していて、居間で朝と同じ服装で
寛いでいました。
 母と娘の他愛のない会話が長く続き、僕はパソコ
ンでの調べものがあるのでといって、二階の寝室に
引き込みました。
 ベッドに入ったのは十二時前でした。
 母親と揃いの薄いピンクのパジャマ姿で由美は僕
のいるベッドに潜り込んでくると、
 「ねぇ、私、福岡のホテルで…シングルの室だっ
たんだけどね。…そこでテレビ点けたら、びっくり
するような映像が出てきたの」
 と少し顔を赤らめて切り出してきたのでした。
 「…それがね、あのアダルトビデオっていうの?
若い女の人が裸でベッドにいて…男の人に抱かれて
いるの」
 「おやおや…そんなものを」
 「初めてだわ、あんなの観たの。…すごいのね、
何もかも丸出しだったわ」
 「由美も興奮した?」
 「五分くらい観ちゃったけど…」
 「興奮したんだ?」
 「いや…そんな」
 パジャマ越しに由美の乳房をまさぐりながら、僕
は彼女の耳朶のあたりに息を熱く吹きかけていまし
た。
 義母との二日間の狂ったような愛欲で、正直なと
ころ、僕の性欲はそこそこでしたが、ここで怯むわ
けにはいきませんでした。
 由美の乳房は義母のものよりはるかに大きく膨ら
みも豊かでした。
 唇を重ねながら由美のパジャマのボタンを一つず
つ外し、直接その膨らみを直接手に感じると、若さ
の故か僕の下半身はまた勝手に反応し始めているの
でした。
 「ああっ…あなた」
 由美はすでにその気でいたかのように、僕の首に
両腕を巻きつけてきていました。
 由美の体型は義母を一回り大きくしたくらいで、
身長は百六十二センチで体重は多分五十キロ前後で
すが、肌の色は父親似だったらしく健康的な小麦色
です。
 教師を親に持つ謹厳実直な家庭で育ったせいか、
男性経験も僕と知り合った三十五歳まで一人しかな
いということでした。
 由美のパジャマの上下を脱がし、ショーツ一枚の
裸身にして、僕は乳房から首筋にかけてを丹念に舌
での愛撫をしながら、片手をショーツの上に持って
いくと、
 「ああっ…」
 と薄暗い照明の中で、彼女は身体を激しくくねら
せ喘ぎの声を間断なく洩らすのでした。
 僕の手が由美のショーツの下に潜り込みます。
 潜らせた僕の指の先が彼女のショーツの中の肉襞
を割ると、そこはもう夥しく濡れそぼっていて、熱
を持った粘液が僕の指だけでなく掌までをしとどに
濡らしていました。
 「由美、どうしたの?」
 「ああっ…」
 「今夜はめちゃ感度いいね。…ホテルで観たビデ
オのせい?」
 「いやっ…い、いわないでっ」
 「もう、欲しい?」
 「…………」
 言葉はなくすでに汗の滲み出した顔だけを縦に振
る由美でした。
 義母と較べるとはるかに弾力と豊満感のある乳房
をわし掴む手に少し力を入れてやると、由美はまた
激しく全身をくねらせてきて、室の外に洩れそうな
くらいの声を上げて悶えるのでした。
 義母もそうでしたが、由美もまた乳房への愛撫に
は過敏に反応するのは結婚当初からそうで、母娘と
もに体験した僕だけしか知らないことでした。
 「欲しいなら欲しいっていわないと」
 「ああっ…い、意地悪っ」
 「いってごらん」
 「…ほ、欲しいっ」
 「そうか、じゃ入れてやる」
 そういって僕は情態を起こし、由美の下半身のほ
うに身体を移して、昨夜義母にしたのと同じように
両足首を高く持ち上げおし拡げた間に割り込み、彼
女の茂みの中に突き立てたものを一気に深く沈みこ
ませていきました。
 「ああっ…あ、あなたっ…す、すごいっ」
 いつになく激しい由美の反応でした。
 まさか本当に福岡のホテルで観たアダルトビデオ
に触発されたわけでもないのでしょうが、下腹部か
らの滴り具合も気のせいか、いつもより多い感じで
した。
 由美のその部分の狭窄感も今こうして彼女を挿し
つらぬいていると、義母と似たような感じがするの
は僕だけしか思うことのできない実感でした。
 「ああ…あなた…も、もっと突いてっ」
 僕の真下で由美の両手が何かにすがるように宙を
彷徨っていました。
 腰の律動に微妙に強弱をつけながら僕は飽くこと
なくつらぬき続けました。
 途中で上体を折り曲げ由美に覆い被さっていくと、
彼女は待ち望んでいたかのように僕の背中にしがみ
ついてきました。
 唇を重ねてやりそれから耳朶、首筋への舌の徘徊、
さらに乳房まで舌を這わせてやると、由美の悶えよ
うは僕も少し驚くくらいの激しさでした。
 薄暗い明かりの下で乳首を捜し当て、そこに歯を
当て甘噛みしてやると、由美はもう自我を失くした
かのように悶え狂い、これまでにないくらいの咆哮
の声を上げようとしたので、思わず彼女の口を塞い
だほどでした。
 僕はそれでも由美へのつらぬきを続けました。
 僕もそれなりに昂まってはいましたが、頭の隅の
どこか一部分に覚めた箇所があり、そこで階下にい
るはずの義母のことを少しだけ思い出していました。
 どんな思いで義母は今布団の中にいるのだろうか?
もしかして自分のことを少しでも考えていてくれ
ているだろうか?
 理知的で賢い義母のことだから、由美と同じベッ
ドに寝る自分に対して、悶々とした嫉妬心みたいな
ものはまさか抱いてはいないだろう、とかの色々な
思いが錯綜していました。
 そしてその錯綜の中に出てくる義母の、あの切な
げな声で喘ぐ顔が、妻の由美をつらぬいている僕の
心と身体に、それこそ錯綜的な昂まりを沸々と湧き
上がらせてきて、僕は彼女を強く抱き締めて絶頂の
渦の中深くで燃え果てたのでした。
 「気持ちよかった…」
 眠りにつく少し前、由美はそういい残して目を閉
じました。
 「僕もだよ」 
 と応えた僕の言葉も嘘ではありませんでした。
 自分が眠りにつく少し前、何気に今日が木曜日だ
ということをふと思いました…。

       続く
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