2010/04/23 15:21:04
(U1NYT.lY)
何となく、その場の雰囲気が重く感じられた。
栄子も同じ様に感じていたはず。
『長い間、夫婦を続けて居れば、そんな風に成るのも仕方ないのかもね』
『どうなんだろ?難しい事は判らないけど』
『それに私は魅力が有る訳でも無いし』栄子が、ぼそりと呟く様に言う。
『そんな事は無いさ、義姉さんは美人だよ』
『あ~、ありがとう、そんな風に言われた事無いから、もっと綺麗に見える様に、お化粧をして来れば良かったね』
栄子が笑う。
私は今にも栄子に襲い掛かりたい衝動に駆られた。
何とか自制心を働かせ思い留まる、それでも栄子の様子を伺うと、それを待つかの様に思えてしまう。
『ここって静かで良い場所でしょう、ここは私の秘密の場所なのよ』
『秘密の場所って』『山菜の穴場って事、ここには多分、私しか来ないと思う』『ここで誰にも出会った事な無いの?』『もう5~6年ぐらい来てるけど、未だ一度も誰とも会わないの、だから秘密の場所』
『そうかぁ、じゃ今、義姉さんと、こうして一緒に居る事だって誰にも知られて無いし、この後も知られる事は無いのかも』
栄子は頷く。
栄子の言葉に私の箍が外れた。
並んで座る栄子の手を、そっと握ろうとすると微かに、その手を逃がせようとする、私は無言で栄子の手を追い握る。
私が強く握ると栄子も握り返して来る。ゆっくりと栄子を私の元に引き寄せる、私に寄り掛かる栄子『何か恐いよ、私、恐い』
『義姉さんが欲しいんだ、堪らなく欲しいんだ』
『私みたいな女でも良いの?』
『義姉さんだから欲しいんだよ、良いね』
栄子は黙って頷く。無言での激しいキスが続く、シートの上に倒れ込む栄子のジーンズのファスナーに指を掛け静かに引き下ろす、私の手は開けられたジーンズの中に、小さめの下着の上から撫で摩る、栄子の下半身は私の手を追うように悩まし気に蠢く。
栄子の妖しい表情が艶っぽく、私は早く栄子が欲しいと言う衝動に襲われる。
小さな下着の中に手を滑り込ませると
『あっ、あぁぁ』
刹那気に喘ぐ声が漏れる。
指先が栄子を捉えた時には既に、そこは蜜で溢れていた。
『あぁ、恥ずかしい、あ~嫌ぁ』
恥じ入るように目を閉じ表情を歪める。誰も来ないとは思いながらも、周囲を気にしながら栄子の足からジーンズを脱ぎ取って行く。
明るい陽射しに晒される栄子の股間。
私は堪らず、そこに顔を埋めて行く。