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2020/08/11 10:35:41 (msPCHWIf)
大学に入学した1977年、8歳年上の姉のアパートで数カ月間一緒に暮らした。姉は郷里の商業高校を優秀な成績で卒業すると、上京して都内の金融機関に勤めていた。子どもの頃よく面倒をみてくれた姉は、昔と変わらず優しかった。一緒にいるところを見た友人に「片桐夕子にそっくり」と言われたが、奥手の私は片桐夕子が誰だか知らなかった。

夏休み前の前期試験が終わり、姉とアパート近くの銭湯に行ったときのことだ。アパートには風呂がなかったので銭湯に通っていたが、一緒に入りに行くのは久し振りだった。脱衣場のテーブルの上に週刊誌が開いた状態で置かれ、そこには全裸で腰を下ろし、腕を頭の上で組む女の写真が載っていた。姉によく似たモデルなので名前を見ると、片桐夕子とあった。片桐夕子がポルノ女優であることも、そのとき初めて知った。

顔を上げると、番台の爺さんがニタニタしながら女湯の方を見ていた。きっと週刊誌のヌード写真に姉をダブらせて、スケベな想像をしていたのだろう。隣の女湯で姉がポルノ女優のように全裸を、乳房や尻ばかりか当時はご法度だったヘアまでも、爺さんのイヤらしい視線に晒しているのかと思うと勃起してしまった。パンツを脱いだときチンポの先からガマン汁が脱衣場の床に垂れて、大いに慌てたことを覚えている。

姉を初めて女として意識した瞬間だった。だが、姉を性的対象として見るようになると、一緒に暮らしていることが何だか息苦しくなり、夏休み中に姉のアパートを出て自立した。姉は職場結婚するまで同じアパートに住んでいたので、ずっとその銭湯に通っていたと思う。姉の裸を合法的に見られる番台の爺さんが無性に羨ましく、全裸の姉が脱衣場で爺さんに視姦されるシーンは、一人暮らしの私のオナネタになった。

脱衣場で、爺さんの露骨な視線を浴びながらブラを取りパンティを脱ぐ姉。入浴を終えて洗い場から出てきたところを、爺さんに正面から乳房とヘアをジロッと見られてしまう姉。全裸の姉を番台から執拗に視姦するオヤジに自分を投影し、目の前に広げた片桐夕子のヌード写真に精液を放出していた。その性癖は彼女ができて、毎日のようにアパートでセックスするようになるまで続いた。

姉は42歳でこの世を去り、私は去年、還暦を迎えた。
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2
投稿者:(無名)
2020/08/13 09:20:29    (wqsM.TVZ)
8歳も上なら憧れのお姉さんだったでしょうね。
その姉をいつしか、性的に見るようになる。
弟なら、誰もが経験することなのかも。
3
投稿者:団体職員
2020/08/13 12:58:07    (XCvFJD.D)
その意味で、私を姉への呪縛から救い出してくれたのは、当時付き合っていた彼女かもしれませんね。

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