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生みの親

投稿者:
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2022/09/18 14:39:37 (DWuvz5ij)
今年で58歳の私には、4人の親がいます。1人の父親は消息不明です
が、残りの3人は健在です。私は3歳まで、いわゆる“施設”で育ったと
いうことですが、当時の記憶は全くありません。今の両親(育ての親)が
“子供が授かれない体”ということで、3歳の私を引き取ったそうです。
育ての親は私にたっぷりと愛情をかけて育ててくれ、成人になるまでは自
分が本当の子どもでないということを全く知りませんでした。

成人になった際、生みの親から「大事な話がある」と言われ、聞かされた
のが「実の子ではない」ということ。私を引き取った時から、成人になっ
たら本当の事を話そうと決めていたそうです。「成人になれば、戸籍など
から事実を知ってしまうだろう。それならば、きちんと話をしておいたほ
うがいい」という考えからで、真実を知った時は非常にショックでした。
でも、生みの親からは深い愛情を注いでもらっていましたので、それ以降
も本当の親として接しています。

真実を明かされた際、生みの親についての話を聞かされました。よくある
話しでしょうが、DVの気がある実の父親に愛想をつかし、離婚を決意し
た実の母親。でも、頼れる身内もいなかった実の母親は、なくなく私を手
放すことにしたそうです。今もそうでしょうが、当時も「引き取った側に
は、生みの親の情報を与えない。接触もしない」という決まりがあったそ
うですが、私が成人になって「生みの親に会いたい」と思うかもしれない
ので・・・と、育ての親は施設に何度も懇願し、「成人になるまでは、絶
対に接触しない」ということを厳守で、生みの親に了解を取った上で寛恕
の個人情報を教えてもらったそうです。

全く記憶のない生みの親。彼女の個人情報を生みの親から教えてもらった
ものの、特に会いたいとも思わず、7年が経った27歳の時、「会ったほ
うがいいのかなあ・・・」という思いになりました。当時、生みの親と再
会する・・・というドラマや番組が放送されていたことも大きいでしょ
う。

とはいえ、捨てられてから24年が経ち、どう探していいかもわからない
状態。聞いていた住所を訪ねても、案の定と言うべきか、違う人間が住ん
でいました。そこで、当時の私の収入からすると高額だったのですが、行
方不明者を探すのを主としていた探偵に調査を依頼し、数か月後に生みの
母の行方が判明しました。

長文になってしまったので、続きは改めて書きます。
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2
投稿者:
2022/09/18 15:04:51    (DWuvz5ij)
生みの親と連絡を取る事に怖さもあったのですが、探偵を通じて
「私と会う気があるか?」を確認してもらったところ、最初は強硬
に拒んだそうです。「捨てた自分に、会う資格がない」というのが
理由。でも、何度も交渉した結果、「謝りたい」という理由から
会ってくれることになりました。

生みの親が住んでいたのは、九州の田舎町。若くして亡くなった親
(私からすると祖父母)が、大昔に住んでいたのが理由のようで
す。「父親がDVということで離婚し、私を捨てた」ということか
ら、「無秩序な生活を送っているんだろう」と勝手に想像していた
のですが、「実の父親と離婚してからは再婚することもなく、中学
校で理科系の教師をしている」と聞き、意外に思ったものです。

会ってもいいということになってからは、私が電話で直接話をし、
休みの日を利用して九州まで足を運びました。当時の生みの母は
53歳。今の私よりも5歳若かったんですね。事前に写真などは貰
えませんでしたので(やはり、私を捨てたという後ろめたさがあ
り、一度会って終わりにしたかったそうです。なので、写真が私の
手元に残るのもいやだったとか)、待ち合わせ場所に「お互い決め
た格好(服や持ち物)」で待つという事にしたのですが、待ってい
たのは53歳には見えない若さの女性。ぱっと見は40代半ばと
言ってもいい感じでした。(後になって母からは、中学生と日常的
に接しているので、わかく見られることが多いのかと言っていまし
たが)

「関係ない人だろう」と思って周りをきょろきょろしていると、そ
の女性が寄って来て「〇〇?」と私の名前を呼んだ。そう、彼女が
生みの親でした。私には特に湧いてくる感情はなかった。何しろ生
みの親の記憶が全くないのですから。でも、母のほうは私に幼き頃
の面影が残っていたようで、「ごめんなさい」と何度も誤り、泣き
じゃくっていました。

バツの悪さもあり、とりあえず近くの喫茶店に入り、色々話をする
ことに。育ての親から聞いてはいましたが、実の父親のDVは常軌
を逸したレベルで、「離婚するのも当然だな」と思いましたが、だ
からといって私を捨てた事にたいする不快感はありました。「学校
の先生だったら、それなりに育てられたのでは?自分勝手だよ」と
いう思いがぬぐえなかったからです。

でも、1時間半ほど話しているうちに、不快感が少しづつ消えて
行った。私を捨てた後、再婚もせずに必死で生きて来た母の半生が
わかったからです。

翌日に仕事もありましたので、その日の内に家に戻りました。もう
会う事もないだろうとは思ったけれど、お互いに連絡先を交わし
て。帰宅して育ての親に詳細を話し(育ての親は、生みの親に会っ
たほうがいいと言ってくれていましたので、会う事は事前に言って
ありました)、育ての親は「会えてよかった」と涙。その姿を見て
「この人たちに育てて貰って本当に良かった。私の親は、この人た
ちだけ」という思いを強くしました。

仕事に忙殺されていたこともあり、生みの母のことを思い出すこと
もなく、半年近くが経った頃です。ふっと生みの母のことを思い出
しました。鬼畜と言われてしかたないのでしょうが、若い見た目の
母に、女としての思いが湧いたのです。決して美人ではない母です
が、学生時代に付き合っていた彼女とどこかしら似た雰囲気があ
り、また巨乳系が苦手な私にとって、程良い胸の膨らみが記憶に
残っていたのでしょうね。「自分自身のおぞましさに、何とか忘れ
ようとした」のですが、そう思えば思う程、生みの母のことが気に
なってしまい、想像して抜いてしまった。
3
投稿者:ヒロシ
2022/09/18 16:02:28    (fev0zQM9)
そうだったんですね。さぞかしお母様は言うに言われねご苦労をされて来られたんでしょう。貴方の事はずっと気にされておられたんでしょうね。でも、お年の割には随分若かったのが意外だった。
その後をお聞かせ下さいませ。
4
投稿者:
2022/09/18 16:37:25    (DWuvz5ij)
ヒロシさん

還暦が目前に迫り、自分の半生を振り返ることが多くなりました。
生みの母親と会うまではまあまあまともな生き方をしてきたと思っ
ていますが、それ以降は鬼畜と言われてもしかたない過去を持ち、
贖罪的な意味合いもあってこちらで書くことにしたのですが、まさ
か書き込んでくださる方がおられるとは予想外でした。他の方のよ
うにエロ小説的な記述でもありませんし、一人のオヤジが淡々と思
い出を書いているだけなので・・ありがとうございます。

生みの親は美人ではない普通のおばさんでしたし、ここに書き込む
内容も他の方のように擬音を入れたり過剰な性描写を入れたりはで
きませんが(そういうの苦手です)、それでよろしければ続きを書
きたいと思います。ただ、何しろ生みの母親と会ったのが30年以
上前ですし、記憶があいまいな部分もありますので、思いだしなが
らゆっくり書いていきたいと思います。

5
投稿者:
2022/09/18 16:49:19    (DWuvz5ij)
生みの母親(この書き方も回りくどいので、以降は「母」と書きま
す。育ての母親は「育ての母」と書いて区別します)と会ってから
半年ほど経ち、1人の女として欲情の対象になっていることを自覚
してからは、自分が犬畜生のような感じがして慙愧の念でさいなま
れました。でも、そういう思いがある一方で、母を思い浮かべて抜
く気合が増えたのも事実です。

母と会ってから8ヶ月ほど過ぎ、週末に仕事で山陰地方に行くこと
になりました。仕事が思ったよりも早く片付き、家に帰ろうと思っ
たのですが、ふと母のことを思い出し、電話しました。様子伺いを
する私に、母は何の疑いも持たない感じで、「もう連絡くれること
もないと思っていた」と喜びを表した。仕事で今山陰地方に来てお
り、このまま帰ろうかとも思ったのだけれど、また顔を見に行って
良いか?と尋ねる私に、母は「じゃあ料理を用意しておくね」と答
えました。

会った時には電話番号と、住んでいる大体の場所しか教えてくれて
いなかった母。(捜し出してくれた探偵からは、相手が了解しない
限り、住所は教えられないと言われました)前にも書いたように、
「一度会ったら、もう会う事はないだろう」と思っていたからだっ
たようです。電話で住所を教えてくれたので、迷いながらも何とか
家を見つけ出しました。

比較的新しめの団地に住む母がドアを開けて迎えてくれた時、
「やっぱり若いなあ」と再確認。昔の写真類は一切ないので、「本
当に私の母なのだろうか?」という思いは、その時点でも少しあり
ました。そういう思いがあったからこそ、母に対して女を感じてし
まったのかもしれません。
6
投稿者:
2022/09/18 17:00:48    (DWuvz5ij)
母が用意してくれていた料理は「がめ煮」という九州の煮込み料
理。
育ての母は料理が得意だったのですが、洋風の料理を好んで作る人
だったので、手作りの煮込み料理は新鮮でした。料理をつっつきな
がら、まだ他人行儀な感じで母と話をする私。記憶が全くないとは
いえ、私の幼い頃(3歳まで)の話をする母は嬉しそうで、それを
聞いていて、「邪魔になったから私を捨てたのではないみたいだ
な」とわだかりま氷解して行きました。

「今日は泊まっていけるの?」と聞く母に、本当は泊まるビジネス
ホテルを抑えていたけれど、「はい」と答え、ホテルをキャンセ
ル。狭い一室に2つの布団を敷き、それぞれの半生を語りながら、
いつの間にか寝てしまいました。

そして目覚めた時、台所で料理する音が聞こえて来た。贖罪の気持
ちがあるのでしょうね、母は私に手作りの料理を出すことで、少し
でも親子で接せられなかった時間の穴埋めをしたかったようです。

食事をした後、近所に買い物に行くという母に付き添い、スーパー
で買い物。その時点では他人行儀な感じも薄れ、それなりに親子と
いう感じで話をしていました。

結局、その日は夕方まで母のところにいて、家に帰宅しました。母
とまた会えた嬉しさ‥と書いたら素敵なのでしょうが、本音を言え
ば「やっぱりいい女だなあ・・男いないのかなあ?」というゲスな
感情が湧いた私です。その日は、母の胸元や口元にほくろがある唇
を思い出し、2度も抜いてしまいました。本当に鬼畜です。
7
投稿者:
2022/09/18 17:03:40    (DWuvz5ij)
だらだらとどうしようもない過去を書いているのですが、もしも読ん
でくださっているかたがヒロシさんの他にもおられるのであれば、ど
う思って読んでくださっているのか教えて貰えると幸いです。
エロ小説のような要素が全くない繰り言ですので、「自分が第三者
なら絶対に読まない」と思うので・・。
8
投稿者:T ◆tr.t4dJfuU
2022/09/18 18:34:59    (2kYb1UtU)
自分は子供達にとって、聡さんの育てのご両親の様に想ってもらえるのだろうか?なんてことを少し考えてしまいました。

今後の展開も大変気になりますので是非とも続きを読ませていただきたいと思います。
9
投稿者:
2022/09/18 19:05:58    (DWuvz5ij)
Tさん

書き込んでくださってありがとうございます。こんな面白みもない
文章を、どういう思いで読んでくださっているのか気になっており
ました。過去とはいえ、鬼畜の行為をしてしまったことに慙愧の念
はありますが、悲しいかな本能にはあらがえないのですね。こうい
う関係性でなかったら、実の親と関係を持ってしまうなんてことは
100%なかったと思います。

育ての親には感謝の思いしかないです。だからこそ、こんな鬼畜行
為をしたことは知られたくないし、父母に直接話すことなく、袴で
持って行きます。
10
投稿者:
2022/09/18 20:08:19    (DWuvz5ij)
母と再会したのがもう30年以上も前のことで、当時を思い出しな
がら書いてきましたが、重い話なので少し疲れました。なので、ど
うしてここで書くことにしたかを書きたいと思います。

だいぶ前になりますが、ここで私と似た境遇の方の書き込みを観ま
した。年齢はだいぶ若い方でしたが、生みの親と育ての親がいるこ
とや、生みの親と関係していたという共通点があり、引き込まれる
ように読みました。

その方との大きな違いは、生みの親に対する感情で、その方は憎悪
の思いからしたと書かれていました。私の場合、不快な思い(複雑
さ?)はあったものの、憎悪というものはなく、素直に書けば「母
親という思いはなく、単純にやりたいと思ったから」です。女とし
て欲情させられたんです。

思いは違えども、生みの親としたというのは同じで、鬼畜行為であ
ることは否めません。その方の書き込みを読み、贖罪の意味からも
書こうと思い立ちました。その方に対して「書き込みを読みまし
た。同じ経験をした者として、こういうこともありました」という
のを知って貰いたい気持ちがあり、タイトルを(記憶が誤っていな
ければ)同じ「生みの親」としたんです。

現在の話としてですが、母は今年で84歳。体力はだいぶ落ちまし
たが、元気です。母との関係も、なくなってからもう十数年になり
ます。やめた理由は、(母と再会してから2年後に結婚した)妻や
子供達への裏切り行為の念、またこんな自分を慈しんで育ててくれ
た育ての親たちに「こんな鬼畜な息子である」ことをさとられたく
ない思いからでした。

母との関係に付いては、さらっと書くつもりです。ですので、そう
いうのを期待されている方は肩透かしをくらった感じがするでしょ
うし、期待に沿えないことを申し訳なく思います。それでよけれ
ば、改めて書き続けますね。
11
投稿者:ヒロシ
2022/09/18 22:28:32    (Ho4Kz2ub)
おやの心、子知らず。子の心、親知らず。また、親思う心にまさる親心とも。
産みの親に子が甘えることが、世間では鬼畜と云われるのか。
ゆっくりのペースで構いません。またご投稿下さいませ。
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