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2016/04/03 03:13:16 (0xyeyMc7)
子供のころの性的虐待。

その男は、母の寝てる横で、私の体を触ってくる人でした。

母はその男が大好きで。
盲目的に惚れてた。

その男にやらしいことをされるのが嫌で悩んだあげく、母に相談したことがあったけど。
「男の人はそういうものだから」と男を庇護して、私が誘ったのだと嫉妬されたので。

それから、私は我慢するようになった。

母を起こさないように、声を殺して。
そんな自分を男に悟られたくなくて、なにをされても、眠ったふりをし続けてた。

やきもちを妬かれて、守ってもらえないと、私はとても傷つくので。そうなるのが怖くて。

母には全部内緒にして、男に何もされてないフリをした。

母にバレるのが怖かった。

学校でイジメにあったときに、親にだけは相談できなかったりする気持ちに似てる気がする。
ぜんぜん違うけど、種類が似てる。

今思えば。
私が目を覚ましてるけど、母にバレたくなくて声を殺して耐えてることを、男は知ってたと思う。

それで。
夜が明け、母が仕事に行くと、男は私を犯す。

感じてたんだろう?と、私を見下して。
濡れてたと笑って。
奉仕させ、屈服させ、支配する。

母親にバラしたら、もっとひどいことをすると脅す。

脅されなくても、どうせ言えないのに。


私はその頃に、スイッチを手に入れた。
セックスにおいて、心と体を遮断するスイッチ。

母が帰宅したら何もなかったことにして、別の自分として日常を過ごすスイッチ。


大人になってからもずっと。
一方的に前戯されることが苦手だった。
どうしていいかわからなくなる。
素直に感じることができないから、申し訳なくなるし。
「気持ちよくしてやる!」って感じさせようとされられる状況を、体が勝手に拒否してしまう。

だから、ずっとクンニとか手マンとか苦手だった。

去年の秋に元恋人の鮫さんに出会うまで。

彼は愛しさから、本当に自分がしたいからしてくれるのが、すごく伝わってきて。
そういう舐め方で。
だから少しも怖くなかった。
一方的に愛される悦びを知った。

指や口でしてもらって感じるのは、信頼とか愛情がいるみたい。




複数プレイの時は、いつも手が震えるほど緊張します。

それでも、初めて会った好きでもない男達に触られて、恥ずかしい姿を見られて、しゃぶって、喜ばせて奉仕してるうちに、自我のスイッチが落ちる。

自分の感情が消えて、頭と体がバラバラになって。心も体も何も感じなくなる。
それでもプレイが進んでいくと、今度は体だけの私にバトンタッチする。
「頭の私」の方は、どこかに逃げてしまう。
二重人格みたいな、「体の私」と「頭の私」。
(もちろん二重人格ではないけど)
「体の私」は今のところ、複数プレイでしか出てこない。どんなに感じようが幸せだろうが、2Pでは出てこない。

もしかしたら、私は理性が強すぎるんだと思う。
その理由は、私の根っこに「快感を感じることはいけないこと」という意識があるから。


一緒に暮らしてた母親の恋人に、悪戯され犯された日々が影響してるんだと思う。

母親の寝てる横で、男に胸や性器を弄られながら、固まったように寝たふりをして耐えてたあの日々が。

元恋人の鮫さんに複数プレイがしたいと言った時、プレイを求める理由を聞かれた。

私は「解放」と答えた。

この日記は、彼と出会う前に書いたもの。
複数プレイを好んでしていたけど、恋人とする複数プレイを経験したことがなくて、憧れていたころに書いたもの。


、、、、、


「体の私」は本能のままの存在で、淫乱そのものだと思う。
好きとか好きじゃないとかわからなくなって。
自分を失って。
ただ気持ちよくて、もっと気持ちよくなりたくて。
貪欲に満たそうとする。
目の前にいる人の、すべてを愛して受け入れたくなる。
痛みも感じない。

その感じが、とても気持ちよくて好き。
だけど、その感じは、とても不安で心細い。

だから、好きな男がそこにいてくれると、ものすごく安心する。

プレイ中、あいまいな意識の合間に、ぼやけた視界の中で、好きな男を探す。

目が合ったときの、あの安心感。

他の男に壊される合間に、好きな男に触れられると、ひどく幸せを感じる。

暗闇の中で、出口に繋がる一本の細い糸を、大切につかんでいるような感じ。

この糸があるから、大丈夫。

そしてプレイが終わってシャワーを浴びると、「体の私」はすぐに消えてしまう。
自意識が戻ってくると、そこにいるのはいつもの「私」。
部屋に戻るのが、急に恥ずかしくなり寂しくなる。
だから。
全部受け入れてくれてる男性に、私の入れ替わりの時にそばにいて欲しい。
つかんだ細い糸をたぐりよせて欲しい。
一緒にシャワーを浴びて部屋に戻って欲しい。
触れた手を握り返して、安心させて欲しい。

それは、好きになってくれる男ではなく、私がちゃんと好きになれる男じゃなきゃだめ。

それ以外の人には無理なんだもん。

「私」に戻ったとたん、さっきまでの自分(体の私)も知らない男達も、すべてが嫌になったりするから。

自意識が飛んでるプレイ中は、その場にいる男すべてが愛しいのに不思議。

男性の方は、私のスイッチの切り替わりなんて知る由もないので、さっきまでと同じように触れてきたり口説いてきたりするけど。

私の方は、馴れ馴れしくされることが急に不快になる。バスルームで2人きりの状態なんて耐えられない。

(理不尽で失礼なのは承知してるので、もちろんそんな態度はとらないけども)

正確には、相手が不快なんじゃなくて。
さっきまでの自分(体の私)と同じ扱いをされることに、ものすごく違和感というか気持ち悪さを感じるわけで。
別に、相手そのものを不快に思うわけではないのです。

複数プレイは
知らない男に自分を奪われる心細さと
好きな男に守られる安心感が
それだけで最大の「飴と鞭」なので。

そういう意味でも、パートナーは「好き」になれた男じゃなきゃダメなんです。

それで。
好きな男が喜んでくれなきゃ意味ないので。
プレイが好きで楽しんでくれる男じゃなきゃ、ダメなんです。
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2
2016/04/09 17:16:42    (II0qOU4k)
これまた秀逸。

男たちはこんな女性の深層心理を知るべきなのかもしれない。
状況を俯瞰し本質を考えたとき、やっぱりどう考えても主役は女性だ。

そこを勘違いすると滑稽な図が見えてくる。

感心しました。素晴らしい

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