あゆみと一線を越えてしまった夜、なぜか後悔がありませんでした。
近親相姦、予想もしていなかったことをしてしまったのですが。
不思議なことに、後悔がありませんでした。
ずっとあゆみのことが好きだったんだ。愛していたんだ。
あゆみとセックスしたらどうなるんだろう、そんなことを考えたこともしばしばあった。
鬼畜に成り下がるんだろうと思っていたけど。
あゆみと体を重ね、一つになってお互いに野獣のようにむさぼり合って
あゆみが上り詰めたと同時に、私も絶頂を迎えて、あゆみの中に射精したとき
すべてを忘れていました。
その夜は、二人とも裸のままで寄り添って朝を迎えました。

あゆみは可愛い娘です。おとなしく控えめな娘です。
女優さんに例えると有村架純さんに似た感じで優しい子です。
子離れが出来ていないのですが、あゆみも親離れが出来ていないようでした。
あゆみは仕事が終わると、まっすぐ家に帰って、私のために家事をやってくれていました。
大きくなってからは、一緒にお風呂に入ることもなく。
別々に寝ていました。
でも、私が思うに、すごく仲良く暮らしていけてました。
あゆみの結婚が決まるまでは。
結婚式の日取りが決まる頃から、あゆみの様子が変わり出しました。
ふと、黙り込んで物思いにふけることが多くなって、
どうしたんだ、と聞いても何でもないと答えるだけでした。
あるとき、ポツリとあゆみが漏らしたのは
お父さんと結婚できたらなあと
あゆみとの旅路の数日前のことでした。

あゆみの結婚式は、極内輪で行い、ほぼ入籍だけでの結婚生活のスタートでした。
結婚して２か月した頃に、あゆみから赤ちゃんが出来たと報告がありました。
あゆみの子供のおじいちゃんになるんだなあと、嬉しい気持ちになったのですが、
あゆみがほかの男とセックスしているんだなと、想像すると複雑な気持ちになったものでした。
月日が流れてあゆみは無事に出産しました。私はおじいちゃんになりました。
孫は順調に育っているようでしたが、４才を過ぎた頃に病気になってしまい、
血液検査をした結果が、婿さんの子供ではないことが判明しました。
あゆみが不倫をした結果だということになって、大きな問題になってしまいました。
婿さんが激怒するのは、当然のことかもしれないです。
あゆみは、不倫を認めることはなかったです。
数ヶ月後に離婚となり、私の元へ孫をつれて帰ってきました。

娘さんの無事なご出産、おめでとうございます。
離婚なされた娘さんを 支えてあげれられる人物は、
もう、父であるNW.Tさんしか いません。
しっかり お支えなさってください(身も心も)。

(言うまでもない事とお思いでしょうが、私の些か
失礼な書きぶりは、NW.Tさんへの羨ましさの現れ
…かもですｗ)。

これからのことも、ご投稿いただけたら幸いです。

離婚の原因となった孫の父親のこと、あゆみには分かっていたと思います。
私もそうに違いないと思っていたのですが、
あゆみから話が切り出される前に私からは決して言わないように決めていました。
その話には触れないようにしていました。

以前と同じようなあゆみとの暮らしが戻ってきました。
あゆみは、婿さんと同じ職場にいることもできませんので、
退職して、専業主婦のようになりました。
あゆみとの暮らしが戻ったのですが、生活の中心は孫でした。
一人で暮らしていたときには、ただ働いて、家では何もしないで
一言もしゃべらない生活でしたのでした。
孫は今何している、お風呂に入ったか。もうご飯は食べたか、疲れて寝ちゃったのか。
あゆみとの会話は、成長する孫のことばかりでした。
しばらくは、離婚した娘が実家暮らしをしているという感じで、
何事もなく穏やかな日々が続いていました。
あゆみが結婚する前のたった一回の情交、忘れることはないのですが、
お互いに封印していました。

最近の、あゆみの誕生日のことです。
ささやかにお祝をしたのですが、お酒の酔いもあって過去の話になってしまいました。
あゆみが離婚することになった原因と責任が私にあるんだと、
結婚を間近にしたときの旅行で、私があゆみと男と女の関係になってしまったことが
あゆみを不幸にしてしまった。すべてが私が悪かった、
謝っても取り返しすることが出来ない。
懺悔するように、あゆみに頭を下げました。
しばらく、あゆみは無言でした。
そして、決心したかのようにしゃべりだしました。
旅先での出来事は、私も心の中で望んでいたことで、
私はお父さんに愛して欲しかったので、いやじゃなくすごく嬉しかった。
愛される悦びを初めて感じることが出来た。
離婚の原因になったのではなく、
気の進まない結婚で、躊躇しながらの結婚生活で、旦那さんには謝っても謝りきれないけど、
お父さんは悪くない。
私を元の場所に戻してくれたんだと。むすろ感謝している。
やっと、自分の気持ちに正直になることが出来たんだ。
あゆみはもう二度と結婚しようとは思わない。
一生、お父さんと暮らしていきたい。
お父さんのために、母親の代わりになると。
その夜に、私とあゆみは再び、愛し合ってしまいました。
私は罪深い父です。