2015/04/18 15:20:42
(HbjgINQv)
自分でもまるで予期していなかったことだが、洗
濯機から何気なく拾い上げて手にした母のショーツ
から、俺の気持ちの中に何か例えようのない黒い炎
のようなものが沸々と燃え上がってきているような
気がした。
高校の時以来何十年もの間、母親を全く意識する
こともなく何気に看過していた思いが、自分でも驚
くくらいの早さで俺の心の中で、それまでとは真逆
の赤黒い渦になって止めようもなくその弧を大きく
し始めていた。
俺は箪笥の中から赤いブラジャーとショーツを取
り出し、鼻先に翳してみた。
甘くて柔らかい香水のような匂いがした。
その二つと黄土色の染みのついた黒色のショーツ
を握り締め、俺は自分の室に早足で戻った。
ベッドにすぐに寝転がり、パジャマのズボンとト
ランクスを一気に脱ぎ下ろした。
俺の下半身のものは、すでに痛いくらいに固く勃
起しきっていた。
俺はまるで高校時代に戻ったように、手にしてい
た母の下着を自分の鼻と口のあたりに押し付けるよ
うにして、もう片方の手で固く屹立したものを握り
締めしごいた。
そして長い時間を要することなく、俺のものは爆
発した。
赤黒く濡れそぼったそのものの先端に母の下着を
俺は添えて、生熱いほとばしりの飛散を防いでいた。
そういう出来事が昼間にあって夜になった。
その日は外に一歩も出ずにグダグダと時間を過ご
した。
夕刻頃に一昨日面接に行った会社から丁重な言葉
で採用不可の断わりの電話があり、俺はまた一人酒
をやり出し、いつからかテレビもつけっ放しのまま
炬燵布団に潜り寝込んでしまった。
玄関のチャイムが激しくなる音で俺は目を覚ます
と、窓の外はもう真っ暗で夜になっていた。
柱の時計を見たら九時を過ぎていた。
どうせ母が酒に酔って帰ってきたのだろうと思い
ながら、俺も足をふらつかせながら玄関に向かいド
アを開けると、二人の女の人に両肩を支えられた母
がぐったりと顔を俯かせていた。
「すみません。彼女、お酒チャンポンして悪酔い
したみたいで…」
一人の女性がそういって母のバッグと袋を渡して
くれた。
「ああ、す、すみません。お世話かけたようで」
「いえ、うちの社長がね、海外旅行のお土産で買
ってきたテキーラを何本か歓迎会に持ち込んできて、
それで彼女だけでなくみんな大酔いになってしまっ
たんです。早く休ませてあげてください」
母は完全に意識をなくしているようだった。
二人から母を受け取り礼をいってドアを閉めた。
そのまま小柄な母をお姫様抱っこして居間に戻り、
炬燵布団の中に足を入れ寝かした。
酒の匂いと化粧の匂いが室の中に漂った。
炬燵布団に身体半分を埋めて母は仰向け状態のま
ま、息だけをして気絶したように眠りこけていた。
その炬燵の中で俺の足と母の足が何度か触れ合う。
俺の左横に母はいた。
つんとかたちよく尖った鼻から母の寝息が洩れて
いた。
白い肌に赤い口紅。
見下ろすように俺は母の顔を見ていた。
ふと昼間のことを思い出した。
母が女に見えた。
手をゆっくりと母の胸の上に置いてみた。
セーターの下のブラジャーを通してその下の柔ら
かい肉の感触に、俺は小さく身震いした。
今朝方まではただの母でしかなかったのが、今は
完全に異性として俺は感じていた。
身体を少し屈めるようにして、俺は母の胸に置い
ていた手を下のほうへずらせていった。
腹を伝い母の股間に当たった。
見るとスラックスのホックが外れていた。
そのスラックス越しに母の股間の真下に指を添え
当ててみた。
母の反応がないのが俺の気持ちを少し大胆にして
いた。
当て添えた指に押し上げるような力を入れてみる。
俺の顔の真下に母の顔がある。
顔を下に落とし唇を母の唇に触れさせようとした。
唇と唇がかすかに触れ、母の吐く小さな息が俺の
前歯に当たるのがわかった。
もう少し強く唇を重ねようとした時、母の顔が急
に横に動いた。
俺は少し驚いたが、ただ動いただけだった。
母の股間に伸ばした手でスラックスのファスナー
をゆっくりと引き下げた。
そして思い切って開いたところに俺は指を差し入
れた。
ショーツの柔らかい布越しに母の秘部の感触を俺
の指先は確実に捉えていた。
もう抑制の効かない気持ちに俺は半分以上なって
いた。
ばれたらそれはその時だ、と俺は思った。
もう一度母の唇に唇を重ねた。
母の唇の柔らかい感触を俺の唇はしっかりと感じ、
ゆっくりと舌を差し入れてみた。
母の口の中の歯は力なく開き、俺の舌はたやすく
侵入を果たした。
下腹部での指の動きも続けた。
口の中で母の舌の先端が俺の舌に触れた。
俺は努めて焦らず我武者羅な動きをせずに、ゆっ
くりと時間をかけて、寝入っている母への愛撫を長
く続けた。
歓迎会でテキーラをどれだけ飲んだのかわからな
かったが、余程の深酔いなのか母は目覚めなかった。
下腹部へ伸ばした俺の手はいつの間にかショーツ
の中にまで潜り込んでいて、陰毛の下の柔らかい襞
の中にまで達していた。
襞の中は触れた時からかすかな湿りを帯びていた。
クリトリスを指先で少しなぞってやると、母の小
さな身体は敏感に小刻みな震えを見せた。
「うっ…」
という声まで上げたが、気づいて目を覚ますとい
うことはなかった。
母の下腹部の湿りが次第に潤みに変わってきてい
て、生温かくて粘い液体として俺の指全部をしとど
に濡れそぼらせていた。
そして俺は炬燵から出てズボンとトランクスを脱
いだ。
下半身を剥き出しにして俺は母の顔の上を跨いで
腰をゆっくりと下ろした。
俺の半立ちのものが母の唇に触れた。
ここで母に目を覚まされたらと多少は思いながら
も、そのままの姿勢を俺は保持した。
しばらくして母の唇が開いた。
その期を逃さず俺は俺のものを母の口の中に刺し
込むように動いた。
母が俺のものを咥えたのだ。
俺の下で、小さく何度も母は呻いた。
母の目がそこで開いた。
当然驚きの目だった。
慌てて俺のものを吐き出そうとしたが、口の中深
くのめり込んだものはすぐには出なかった。
モゴモゴと言葉にならない声を発しながら母は必
死に俺のものを吐き出そうとしていたが、やがて酒
の酔いの深さもあってか抵抗を止めていた。
それから数分後、俺は炬燵の上に腰を下ろして座
っていた。
母の身体も起き上がっていた。
俺の開いた両足の間に座り込み、俺の股間に顔を
埋めて口の中に俺のものを含み入れていた。
セーターが脱がされブラジャーのホックも外れて
小さな乳房が露呈していた。
「酒に酔った勢いかどうか知らんが、あんたが息
子の俺を誘ったんだぜ。抱いて、とあんたが俺にい
ったんだよ。責任はあんたにある」
そう決め付けたように俺は母に向かって強い口調
でいったのだ。
「そんなこと!」
と母はまだ酩酊の中で気弱く反論したが、俺の強
引なハッタリに気圧されて、最後には自分が悪かっ
たと俺に謝ってきたのだった。
「ここまできたら最後まであんたは息子の俺に尽
くしてもらわんとな。わかったな?」
つづく