昔の話ですが、私が小学校の高学年の頃の話です。
当時、私と母と兄の三人で小さなアパート暮らしでした。
父のことはあまり覚えてなくて、私が小さい時に離婚したそうです。
少し歳の離れた高校生の兄と同じ部屋で、今だったら兄がオナニーしていたのだと解るのですが、
「お母さん、お兄ちゃんね夜中に何かしてるよ。ベッドの音と息の音がうるさいの。
たまに目が覚めちゃうんだけど、すごく変なにおいがする。」
母に話したら、その日の夜から母と一緒に寝ることになりました。
母は茶の間に布団を敷いて寝ていたので、ひとつの布団でふたりで寝るのって何か楽しかった。
母と兄が私の前であまり話をしなくなったのもその頃からだったような気がします。
「なにかしら、いったい。」
兄に呼ばれて母が隣の部屋に行ってしばらく戻ってこない時がありました。
戻ってきて布団に入った母に、「なんだったの？」と聞くと、
「なんでもないのよ。」と言って私に腕まくらをしてくれた。
その時、覚えのある変なにおいがしたのをはっきり覚えています。

それから毎日のように・・・
布団に入って母とテレビを見てる時とかは、「もう！」って私が怒ると、
「しょうがないお兄ちゃんだね、すぐ戻ってくるから。」
そう言って隣の部屋へ・・・


ある日、朝方目が覚めると母が布団にいませんでした。
起きて隣の部屋へ行くと、母と兄が一緒に寝ていました。
ふたりとも裸だってことはすぐにわかりました。
ベッドのそばに母と兄のパジャマとか下着とかが脱ぎ散らかしてあったからです。
母は兄に腕枕をされて寝ていました。
さすがに私もいけないものを見てしまったと思い、すぐに布団に戻って寝ました。

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