早朝、台所に電気がついていた。もう母は起きて朝の支度をしていたのだろう。部屋に行こうとして台所を覗いたのだろうと思う(なんで覗いたか覚えてない)。
流しの所で見えた母と祖父。母は流しに背中をもたげ立ったまま黙って天井観てた、祖父は母の乳を吸っていた。
ハッキリ覚えているのは「大分、乳も張ってきたなぁ。今日は医者行くぞ。」「爺ちゃん、孕んどるで、どうすっか。マキコの事もあるし。」「マキコには、おれから話す。」
その頃、夜、よく祖父が母の部屋から出てくるのを見た事はあった。そして母は歳の離れた妹を産んだ。