高校生だった頃、オヤジが俺の中学時代の先生とできていた。いつどこでそんな関係になったのか？先生はその時30代半ばの人妻（旦那も教師で普通のオジサンっぽい人だった）だ。夕方のラッシュの電車でオヤジと先生は背中合わせだった。最初は二人とも面識がないだろうし偶然だなと思いながら、電車降りたら声かけようと思ってた。そしたら並んで歩く二人。ちょっと距離置いてるところが既に怪しい。俺は心臓ドキドキで、改札出て家と逆方向の小道に入った二人を追うと、腕を組みながら先生はオヤジにしなだれかかっていた。

小道から薄ぐらい路地に消えた二人。ばれないように少し遠くにいた俺は走って追った。すると路地を入ってすぐのところで壁に先生を押しつけた格好で二人は抱き合って濃厚なキスの最中だった。時々、先生の荒い息使いが聞こえた。しばらくするとオヤジは先生のセーターの中に手を入れて乳房を触り始めた。暗がりだが先生の切なそうな表情がわかり、キスをはずして甘い声が漏れていた。先生の手はオヤジの股間を上下していた。

30分ぐらい続いていたがそこまで。さすがに若いカップルとは違い深くはいかないようだった。体を離した二人が身支度を整い始めたので、俺はあわててそこを離れた。路地で二人は別方向に分かれたようで、出てきたのは先生だけだった。怖いもの見たさで俺は少し時間をおいて先生に声をかけた。「先生、久し振り！」。先生は「ほんとね。元気？」と笑顔で答えた。でも微笑んだ口元、口紅が乱れていた。悪戯心で「どうしたの？　口紅が広がってるよ♪」って言うと、「あぁ、いまご飯食べたからだ」ってさ。あんまり慌ててなかった覚えがある。

Tweet