2021/11/20 00:02:25
(sVluWSy/)
女子達にスカート捲りのイタズラしたのが、
小学6年生になったばかりの時だった。
母親には、ちんこ叩かれのお仕置きされた。
父親にも、初めて思い切り殴られた。
ぶっ飛んだ(泣)
同級生達と同じだった。
でも父親と夜にまたお風呂に入った時に、
言われた。
「賢治が、女の子達にした事は、悪い事ってわかったな。」
「ごめんなさい。」
「だがな男ってそういう動物なんだよ。
パパも、お前くらいの時同じ事して親父に
殴られた。」
「えっ(*_*)、パパもぅ。」
「賢治もおじいちゃんが、剣道の先生していたの覚えているかなぁ?
パパの時は、剣道の竹刀でボコボコに叩かれた。
怖かったよ。
肩と背中が、竹刀のあざだらけになったよ。
その時におじいちゃんに言われた。
男の子は、女の子をいじめてはいけない。
他の男の子が、意地悪していた時には守ってやれ!
そう教えられた。
だからパパも、賢治に同じ言葉を送る。
女の子を守れる男の子になって欲しい。」
「うん。」
「だから2度と同じ事は、するなよ。」
「うん。」
「夏休みになったら、おじいちゃんの所に、遊びに行こう。」って言われた。
幼い時に遊びに行った時には、初めての男の子の孫だったので、優しいおじいちゃんとおばあちゃんだった。
僕は、「うん。」って嬉しかった。
夏休みが、待ち遠しい。
「それからもうパパ、ママと言う呼び方は、やめなさい。
親父とおふくろと言う呼び方にしなさい。
それから《うん》はだめだ。
わかった時には、「はい。」と元気よく答える。
もうそこに、毛が生えてきたから子供扱いはしない。
大人の男として、厳しく鍛える。
そのつもりでいなさい。」
「はい。」と元気よく答えた。
その後で、親父に、「ぎゆう~ぅ。」
って抱きしめられた。
親父に抱きしめられるなんて、あまり覚えていない。
おそらくは、初めてかなぁ。
でも夏休みの時には、1人でおじいちゃんとおばあちゃんの家に行かされた。
そんな田舎のおじいちゃんの所に、
「夏休み中は、おじいちゃんの所で、鍛えてもらえ。」って送り出された。
「此れが我が家系の男の子の試練だ。」
って親父に肩叩かれ送り出された。
最寄り駅にも、送ってももらえず全て1人で、電車など調べておじいちゃんの家まで
なんとかたどりついた。
到着早々に、おじいちゃんには、「賢治裸になれ!」
って言われた。
陰毛もちょびっと生えた僕の裸を見ておじいちゃんの目が、キラッって変わった。
幼い時のおじいちゃんと言葉づかいが、
変わった?
「賢治大人になったなぁ。
これから我が家計の男として扱う。
親父と同じ言葉を言われた。
大人の男の下着だ。」ってふんどしを渡された。
ふんどしなど初めて見ました。
勿論おじいちゃんは、ふんどし姿だった。
夏だからシャツなど着ない。
ふんどしでの生活から始まった(泣)
テレビでお祭りの時しかふんどしなんて見た事なかった。
そのふんどしでの生活が、始まった。
おじいちゃんの家は、農家だったので朝早く起こされる。
ふんどしを、「きちっと締め直せ!」
って起き抜けに怒鳴られる。
初日からわんわん泣きました。
ふんどしは、一週間くらい1人でまともに締められなかった。
締められないと、全裸で暮らさないといけなかった。
恥じらいやどんなに泣いても甘えは、許されなかった。
田舎にも子供達は、いました。
男の子は、皆ふんどしをきちんと締めて農家の仕事をもくもくとしていた。
同じ年頃の女の子達も、パンツ姿だった。
恥じらいもなく同じくもくもくと家のお手伝いをしていた。
僕の全裸など気にしていなかった?
そんな環境に、おじいちゃんに泣きながらふんどしの締め方を、教わった。
一週間後なんとかふんどしを締められる様になった。
初めてふんどしをきちんと締められた日に、神棚に、怖挨拶できました。
でもその後に竹刀の素振り100回してからの畑仕事のお手伝いをする。
やっと8時頃に、朝食を食べれる。
勿論畳に正座して、和食です。
夏休み中は、ハンバーグとかスパゲッティは、週1日くらいだったかなぁ。
おじいちゃんは、大正生まれの剣道の先生だった事あって厳しかった。
一週間は、泣き続けて帰りたいと、泣きわめく。
お金持っていないので歩いて逃げ出す。
直ぐにおじいちゃんに捕まり、首根っこつかまれ戻された。
「賢治良く歩いて帰る事考えたなあぁ。
それだけ気力あるなら、少し遊ぼう。」
って凧あげとかコマ回しという遊びを教わった。
都会では絶対にできなかった面白い遊びは、面白かった。
その時のおじいちゃんは、優しく面白かった。
本当は、優しいおじいちゃんでした。
僕は、そんな厳しいけれども、優しかったおじいちゃんが、大好きになった。
夏休み中田舎で真っ黒に日焼けして、家に帰った。