2018/02/19 19:28:14
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思いがけない出来事 6
電話切ってから店にあった雑誌を暫く読んでいるとカランカランと店のドアのベルが鳴ったのでそちらを見ると叔母が入って来ました。そして店内を見渡し僕を見つけると僕の居る席に来て向かいに座りました。座るなり「ごめん、待たせたね」とにこやかに声をかけてくれました。すると後を追いかけて来た店員さんが「ご注文は?」と聞くと叔母は「この方と待ち合わせですぐ店出るので要らないわ、ごめんなさい。」と。店員が戻ると「ここ店の近くなので取り敢えず出ましょ。出てから歩きながらどうするか決めましょ」と伝票を手にレジに向かいました。僕は叔母の後を追い会計をしてもらって店を出ました。そして駅に向かって歩きだすと叔母は改めて「待たせてごめんね。本当に続きしたいの?私で良いの?」と言って来たので「続きしたくなかったらもうとっくにもう家に帰ってるよ!叔母さんにして貰いたいので待ってたんだよ」と言うと「判った」と笑顔を見せてくれました。「じゃあ行くホテル私が決めて良い?」と言ったので「うん」と頷き返事をしました。駅に着き叔母が切符を買ってきて手渡してくれました。
貰った切符の行き先を見ると
今から乗る駅から僕が帰るのと反対の方向の叔母が降りる駅との間にある駅でした。ほぼ中間にあるのですが今まで降りた事はありませんでした。
でもその駅から少し離れた所に高速道路のICがありそのIC付近にはラブホテル街があるのでおそらくそこに行くのだろうと想像できました。
叔母の後に続き改札を通りホームに降り電車に乗りました。
電車は満席で扉付近に並んで立ち、話の続きを始めましたがやはり電車の車内と言うことなのでHな話題ではなく、お互いの家族の事を話始めました。
叔母は「義姉さん元気にしてる?」と聞いて来たので僕は「うん、元気なのは良いけど相変わらず口うるさいよ!」と言うと叔母は笑って「○○ちゃんがふらふらしてるからじゃない?でも○○ちゃんと会うのいつ以来だろう?まだ主人が前の潰れた会社行ってた頃だから大分前だよね」と言ったので「うん」と言いながら昔の記憶を思い起こしてました。「そうだね。◇◇ちゃん(叔母の上の子)がまだ中学生だったから2年は経つね。」と言うと「そうだね、確か親戚の法事だったから喪服着てたかな?」と叔母がいったので「うんうん。凄く艶っぽかったの覚えてる!」と言うと「今日とその時とどっちが艶っぽかった?」と笑って聞いて来たので「もちろん今日!」と即答しました。そして顔を見合せ二人とも笑いました。
そうこうしているうちに目的の駅に着き改札を出ると叔母は「もう大体判っているかと思うけど歩いて☆☆IC近くのラブホテル行くけどそれで良い?」
と聞いて来たので「うん」と答えると手を繋いで来ました。
そして「じゃあ出発進行!」と叔母はおどけて歩き始めたので引っ張られる感じでホテルに向かいました。