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2008/07/08 14:33:25 (rWE2Gyz8)
重い沈黙が続いたまま、車は駅に到着してしまった。
俺は自分が言った言葉を後悔しながらも、この先有紀とどのように接すれば
いいか、何とかしようとしたが、頭の中はパニック状態で次の言葉が出てこ
なかった。
有紀が車から降りようとドアノブに手をかけた瞬間だった。
『そんなにみほちゃんと最近してないの?』
俺は有紀が言葉を言ってくれたおかげでやっと開放され、
「美穂子とはうまくいってないわけじゃないんだけど、正直今の有紀さんの
姿は俺には刺激的でした。いつもと全然違うから。」
『そっか。ありがとね。』
「正直前から言おうと思ってたんだけど、美穂子のことは大好きだし、家族
も大切にしてる。けど女性として有紀さんは正直俺のタイプなんだ。まあだ
からどうしようもないんだけど、前々から義兄さんは羨ましいと思ってまし
たよ。美穂子を紹介してくれたのも義兄さんだし、有紀さんを素敵だなと思
うことは本当はそんな感情を持つこと自体いけないことなのかもしれないけ
ど、はっきり言いたいことは有紀さんのことは男性として大好きです。」
俺は包み隠さず、正直に有紀さんに言えた。
有紀さんは少し困ったような表情だったが、少しして
『ありがとう。女性として見てくれて嬉しいよ。』
とそれだけ言って車から降りて言ってしまいました。
その後はずっと後悔の念と、これからどうしようという気持ちで過ごしてい
ましたが、告白の日から忘れもしない4日後の木曜日。会社の俺のデスクに
内線で有紀から電話があった。
『今日大ちゃんのお母さんが子供を見てくれてるから、課の飲み会というこ
とで夜時間取れない?』
との内容でした。俺は即答で会う約束をし、職場から離れた場所で有紀を会
った。
有紀を待っている間も、
もしかしたら有紀と・・・
という安易な気持ちと、はっきりと拒絶を言い渡されるのかという最悪な展
開も考えながら、待っていた。
有紀が約束の場所に15分ほど遅れて現れ、とりあえずビールを飲みながら
お互いにこの間のことは触れず、傍目には普通のカップルと同じように飲ん
でいましたが、2杯目を頼んだ直後に有紀から言葉が出ました。
『この間はなんとなくぎくしゃくしちゃったけど、あの後結婚式の間もずっ
とゆいと君のこと考えてた。いつから私のこと気にしてくれてたのかとか、
もし本気ならみほちゃん可愛そうだなとか。』
俺はただ黙って聞くような形になり、有紀は
『けど、一人の女として考えた時にまっすぐ好きって言われて、すごく嬉し
かった。けど、逆にゆいと君にききたいことがあるの。私とこれからどうや
って付き合っていくの?私はゆいと君の奥さんのお姉ちゃんだよ。』
有紀にここまで言われては自分の気持ちを隠してもしょうがない。俺は腹を
決めた。
「有紀さんを抱きたい。もっとちゃんとした言葉が言えればいいんだけど、
このままじゃ、美穂子を抱くたびに有紀さんの顔が思い浮かんじゃう。男と
して最低だけど、この先も俺は有紀さんを好きでいるし、それなりの覚悟を
持って今有紀さんを抱きたいって言ってる。」
そう言った後、2杯目のビールが運ばれてきたにもかかわらず、俺は有紀の
左手を握り、会計を済ませ店の外に出た。
店を出るとちょうどタクシーが止まっていたため、そのまま二人でタクシー
に乗り、運転手にラブホの近くにあるファミレスの名を告げた。
有紀はタクシーに乗っている間、不思議と何も言葉を発しなかった。
目的のファミレスに着き、そのまま強引とも思えるほどに店を出た時からつ
ないでいる有紀の左手を引きながらラブホに入った。
あせってた。
自分が自分でないみたいだった。
それでも部屋まで強引につれていくような形だが、初めて二人だけの空間を
作ることができた。
部屋に入り、ようやくここまでずっとあせっていた自分を落ち着かせること
ができ、ソファに座った。有紀はドアの入り口付近に立ったままだった。
何分ぐらい立っただろう。有紀が話した。

 
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