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悪姉

投稿者: ◆0jVt1ao7Gw
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2020/12/17 04:45:06 (fjxJMfLm)
「性格は顔に出る」

子供の頃から私は、大人達に
「性格がキツそうだ」
と言われていた。

幼稚園や小学校に入学しても、顔のせいで、リーダーに担がれてしまい、先生にも目をつけられていた。

そのせいで、私は男子から距離を置かれ、周りは女子ばかりになり、バレンタインにチョコを貰うようになった。

ホワイトデーには、女子にお返しを配り、異性では弟や父にしかプレゼントを贈らなくなった。

中学に入ると、私に「レズ疑惑」の噂が流れ、仲の良かった友達や担任と、「愛し合ってる」なんて話まで出ていた。

くだらない噂を流す男子は嫌いだけど、女好きと言う訳でもなく、もて余した「恋心」は唯一信頼できる家族に向けられた。

うちに遊びに来るのは、同い年の女子か、弟の友達の男子ばかり。

そんな自分を変えたくて、芸能人になろうと、オーディションに応募したりもした。

書類審査がパスしたオーディションで、二次選考で水着審査があると知って、家族に反対され、私は夢を諦めた。

今にして思えば、中学生を水着で審査する大人の感覚も理解できて、辞退して良かったと思った。

高1の時、学校を出ようとした時に、あの大地震が起きた。

いつまでも収まらない揺れに、恐怖を感じ、家族が被災してないかと、心配になった。

あの夜は、父も自宅に戻れず、母親と3人でテレビを見ながら、大きな余震に怯えて眠れなかった。

トラウマになった緊急地震速報のチャイムを聞くたび、動揺する母と弟を励ましていた。

大事な高校受験を控えていた弟は、ストレスから勉強が手につかず、私が部屋に行ったり、部屋に呼んで、勉強を教えるようになった。

休憩時間には、ベッドに横たわる弟にマッサージしてあげたり、私が眠くなると、ベッドで寝ている隣で、弟が勉強をしながら、私を見守っていた。

必死に「強い娘」「強い姉」を演じて、家族の絆を紡いでいた私の中に、もう一人の「悪い自分」が覚醒した。

「一緒に寝よう」
とベッドに弟を誘った。

(何もしないから)
と思いながら、疲れて眠った弟を抱いてる私の中で、性欲が溢れて行った。

「優しい姉」を演じている癖に、弟に邪な感情を抱いてしまう自分に嫌悪した。

いけない妄想は、寝ている夢の中でも広がり、朝になるとパジャマにまでシミが出来ていた。

家族の起きる前にシャワーを浴びながら、悪い自分の汚れを流そうとしたけど、流しても流しても、汚れは身体の奥から溢れて行った。
 
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17
投稿者: ◆0jVt1ao7Gw
2020/12/31 13:31:59    (pRV278/i)
「ねぇ、ちょっと飲みに行かない?」
唐突に、叔母が私を誘った。

叔父は、
「今日は、りんちゃんにも頑張って貰ったし、二人で行って来たら良いよ」(笑)
と言った。

お酒が大好きな叔父は、医者から飲むのを止められていたし、私もお酒が好きな方ではない。
「お兄さんに、留守番させたら悪いよ?」
「良いじゃん、一緒に行こう!」

叔母が駄々をこねるのは初めてだった。

悪い予感しかしない。

一人分の夕飯を私が作り、叔父に笑顔で見送られながら家を出た。

叔母は高級レストランにでも行くようなドレスに、ブランド物のコートを羽織り、指には成金趣味の指環を着けていた。

「何が食べたい?何でも好きな物を言いなさい」
と言われたが、叔父に気兼ねして、何も言えなかった。

「何もないなら、行きたい店があるんだけど」
と言って連れて行かれたのは、住宅地の中にある「隠れ家的」なお店だった。

「いらっしゃいませ」
「予約してないけど、宜しいかしら?」
普段の叔母からは、想像できない言葉遣いに驚いていると、店長らしき人が出てきて、
「奥さま、いらっしゃいませ。ちょうど、いつものお席がご用意できます」
と言ってきた。

「ご主人様のおかげんは、いかがですか?」
と叔父を気遣っていたので、
(常連なんだ)
と思った。

得たいの知れない横文字ばかりのメニューに戸惑っていると、コートを脱いだ叔母は、ワインとコース料理を二人分注文した。

中庭を眺めながらクラッシックのBGMを聞いてたら、お酒に酔う前に、店の雰囲気に酔いそうになった。

店内には、盛装した客の談笑する声も聞かれた。

明らかに私だけ場違いだった。

作り物みたいな小さな料理を、更に小さくして口に運んだ。

「あ、奥さん、ご無沙汰してます」
と紳士が夫人を連れてテーブルに来た。

明らかに年上の相手に、叔母は物怖じした様子もなく、商売の話をしていた。

「どう?美味しい?」
と私に聞いてきたが、味なんて分かるはずもなく、
「美味しいよ」
と愛想笑いをして見せた。

周囲が暗くなり店内の照明が、ムーディーに演出されると、所々で青い明かりが灯り始めた。

「アナタのブラジャーも光ってるわよ?」(笑)
「え?ホント?」(驚)
「セクシーね」(笑)
「もう、姉さんったら」(照)
「キレイな刺繍ね」
「ありがとう」(照)

ホロ酔い加減の潤んだ瞳で見つめられ、私も変な気分になった。

(何なの?この雰囲気。ヤバイかも?)

「ちょっと、トイレに行ってくる」
と言って席を立ち、洗面所に入って、顔の火照りを冷ました。

暫くして席に戻ろうとしたら、私の席に男性が座っていて、叔母と楽しそうに談笑していた。

(まさか浮気?)
と思って、テーブルに戻ると、
「アナタにも紹介するわね」
と言って、立ち上がった男性を紹介された。

ピアニストだと言う彼は、普段海外で演奏しているらしいが、コロナ禍で帰国して、しばらくホテルで自主隔離していた体験を、私達に話始めた。

普段、上流階級の人とは、そこそこ交流はあったけど、気品を漂わせた貴族のような所作に触れて、珍しく私は緊張していた。

「おキレイな方ですね」
と言われ
「ありがとうございます」
と澄まして見せたが、彼の視線が胸元に来た瞬間、これまで感じた事のない快感を覚えた(悦)

「じゃあ、僕はこの辺で失礼します」
と言って、彼は店のピアノの椅子に腰かけて、生演奏を始めた。

「どう?素敵な人でしょ?気に入った?紹介しようか?」
「いま紹介したじゃん」
「素敵だけど、どう考えても、私と吊り合わないでしょ?」
「そうかな?お似合いだと思うけど」
と叔母は残念そうに言った。

こう言うタイプも嫌いじゃないけど、付き合うのは苦労しそうだ。
彼の演奏に聞き入りながら、優雅な夕食を楽しんだ。
16
投稿者: ◆0jVt1ao7Gw
2020/12/30 23:48:14    (.PG6xRTc)
翌日、目をさますと隣に叔母はいなかった。

台所へ行き、
「手伝う事ある?」
って聞いたら、
「何もないかな?」
と言ったので、いつものようにジョギングに出掛けた。

いつもの癖で、マンションに戻りそうになった(笑)

叔母の待つ家に戻って、着替えを用意して、浴室でシャワーを浴びてたら、洗面所の扉が開く音が聞こえた。

「お姉ちゃん?」
「いや、ごめん、俺だけど」
叔父だった。

「あ、おはようございます。すいません、朝からシャワー借りてます」
「おはよう、」
と言って立ち去ろうとしてたので、
「あ、大丈夫ですよ、洗面所使って下さい」
と言ったら、自分の家なのに恐縮していた(笑)

曇りガラスの向こうに、洗顔している叔父の影が見えた。

(向こうからも、こちらが見えてるのかな?)
と思って、扉に近づいてみた。

叔父の動きが止まった。

(見てるんだ)
(姪の裸でも妄想してるのかな?)(笑)
と思い、
「お兄さんも、一緒にいかがですか?」
と言ったら、慌てた様子で、
「ごゆっくり」
と言って出て行った。

(どんな顔をしてたんだろう)(笑)
叔父の慌てた顔を想像しながら、ニヤけてしまった。

洗面所と兼用の脱衣所に戻ると、私が脱ぎ散らかした服と下着が、そのままカゴに入っていた。

(これも見られたんだろうな)(嬉)
と思ったら、羞恥心より好奇心が湧いた。

ショーツは履いたけど、ブラジャーは着けずに服を着た。

この日は、叔母夫婦の家で大掃除をする。

チカラ仕事は、私の役目。

病人の叔父には、私達の手伝いをさせた。

「お兄さん、これ重いから、そっちを持って」
と言って、大きな段ボール箱を抱えると、私はワザと箱の上にオッパイを乗せて反応をみた。

「お兄さん、足元きをつけて」
と言ったけど、叔父は私のオッパイをチラチラ見て、見ぬフリをしていた。

(意外と元気じゃん)(嬉)
と思いながら、叔父の視線に、私も元気を貰い、午前中の仕事を終えて、お昼を食べた。

「Tシャツが、汗で濡れてるわよ。風邪をひかないように着替えて来なさい」
と叔母に言われたが、
「お腹空いてるから、食べてからにする」
と言って、叔父の前で濡れたTシャツの貼り付いたオッパイを見せつけてみた。

「あら?アナタ、今日は随分と大人しいわね?」
「お気に入りの、りんちゃんとお食事できて、緊張してるの?」
と叔母がからかった。

「ばか、そんな訳ないだろ」
と言った叔父が拗ねてる顔が、可愛く見えた。

「違うの?」(笑)
と言ったら、叔父は恥ずかしそうにしていた。

こんな温かい食卓は、久しぶりだった。

子供がいないとは言え、40代の叔母夫婦は友達以上で親子未満の感じで、微妙な感じが居心地良かった。

楽しい食事を終えて、居間で昼寝をしてたら、叔母がブランケットを掛けてくれた。

休んでいるのに、気持ちは揺らいでいた。

二人の養子になる話に、心が揺れている。

仕事を辞めるのも考えたくない。

年の瀬の忙しなさに、頭の中が混沌としていた。
15
投稿者: ◆0jVt1ao7Gw
2020/12/30 19:06:01    (.PG6xRTc)
今回、年末年始は、初めて実家以外で過ごす事になった。

病気の叔父は、年明けにならないと入院できないらしく、心細いと言うので、付き添う事にした。

大きな屋敷の客間に寝かされ、客用の羽根布団に寝かされるのは、何だか落ち着かない。

「りんちゃん(私)、起きてる?」
「うん、お姉ちゃん(叔母)は眠れないの?」
「うん、あの人(叔父)のイビキがうるさくて」(笑)
「それで、よく20年も夫婦やってきたよね?」(笑)
「若い頃は、イビキも子守唄みたいに聞こえたんだよ」(笑)
「ウチもそうなのかな?」
「義兄さんは、イビキをかかないけど、姉さんは昔から凄かったよ」(笑)
「だね」(笑)
と、他愛もない会話を続けた。

「ところで、りんちゃんって処女?」
「え?まさか!私もうすぐ30になるんだよ!」
「そうだよね(笑)、変な事を聞いてゴメンね」(笑)
「いや、良いけど」

弟との関係は話せなかった。

「アナタ達姉弟って、いつまでも仲が良いから、ブラコンで彼氏とかいないのかと思ってた」(笑)
「まさか(笑)」

半分図星を突かれて動揺した。

「ねえ、今夜一緒に寝ても良いかな?」
「別に良いけど、ここはお姉ちゃん家だし、」
と言ったら、私の布団に入ってきた。

(布団は別じゃないの?)
と思ったけど、大きな布団は、大人が二人で寝るには、十分な大きさだった。

母によく似た叔母の顔が近くにきた。

母とは違って、いつも笑顔の叔母には、目尻に小じわがあって、子供の頃から大好きだった。

「アナタ、お母さんに似てるわね」(笑)
「それ、コンプレックスなんですけど」(怒)
「そう?私は好きよ?」(笑)

多分「そういう意味」ではないと思うけど、ドキッとして嬉しかった。

「私もお姉ちゃんのこと好き」(笑)

横向きになった叔母の胸が、私の腕に触れた。

「お姉ちゃんのオッパイやわらかいね」(笑)
「あなたのは?」
と言って、叔母の手が私の胸を触った。

「たしかに、弾力もあって若い(笑)、動くと痛くない?」
「うん、昔ほど痛くはなくなったけど、激しい運動をすると痛いし重いよ?」(笑)
「ソレわかる(笑)私もそうだった」(笑)
「血筋かな?」
「血筋だろうね」

初日の夜は、オッパイ談義に花を咲かせた。
14
投稿者: ◆0jVt1ao7Gw
2020/12/28 05:08:53    (U9ubI.O.)
先日、叔母夫婦の家へ行き、養女になる話を承諾してきた。

二人は喜んでくれたけど、私が「結婚はしない」と言うと、険しい表情になった。

「どうして?」
という叔父に、
「理由はありません。結婚したくないだけです。」
「でも、」
「後継ぎの事なら、私が養子を迎えたら構わないですよね?」
と言うと、
「本気で言ってるの?」
叔母が心配そうに訊ねて来たので、
「本気だよ。私は姓が変わっても、私でいたいから」
と答えたら、二人は考え込んでしまった。

「もし、この条件を呑んで貰えなければ、養女の話はなかった事にして下さい。」「もちろん、マンションもすぐに出て行きますから」

この1年、悩まされ続けた問題に、私なりの答えを返した。

取り乱してる叔母をみた叔父が、
「分かった、君の気持ちを尊重する。」
「娘になって貰えるなら、それだけで構わないし、君の気持ちが変わって、誰と結婚しても、私達は干渉しない」
と言った。

「ごめんなさい。私はまだ、何も言えない」
と叔母は泣いていた。

その場は、それで話は終わった。

翌日、実家の母に呼び出された。

叔父が年明けに、がんの手術を受けるという。

しかも余命宣告をされているらしい。

母は私に泣きながら懇願した。

気丈なイメージとはかけ離れた母の姿を見て、私は戸惑った。

優しい叔父が、病魔に侵されていたと知らされたショックで、しばらく考えがまとまらなかった。

コロナ禍の年の瀬。

不安な気持ちを抱えて、家族というものを見つめ直していた。

家族ってなんだろう。

弟を愛して、幸せに暮らしていた。

妹が出来て、姪が生まれ、新たな命も生まれようとしている。

もう私も弟に、恋をしている場合じゃないのかも知れない。

心が揺れてる。
13
投稿者: ◆0jVt1ao7Gw
2020/12/28 03:09:03    (U9ubI.O.)
弟が帰宅した時は、姪もオネムの時間。

ちょっとグズっていたけど、パパが帰って来たら、凄く喜んで駆け寄っていた。

昔の自分を見ているみたいだった。

疲れて帰った弟に、サプライズの報告。

弟は男児と告げられて大喜びし、すぐに実家の父母に報告した。

「すごい。良かったね」
と、私も初耳みたいに装った。

みんなが興奮してお祭り騒ぎになったけど、さすがに遅い時間だったので、弟は娘に
「早く寝ないと、サンタのオジサンは来てくれないよ」
って言ったら、渋々寝る事になって、
「オバチャンが、一緒に寝てあげる」
って言ってみた。

ちょっと不満そうだったけど、作り笑顔で嬉しそうにしていた。

(こんなに小さくても気を遣うんだなぁ)
と思った(笑)

私の泊まる客間に小さな布団を敷いたけど、本人の希望で私の布団に入った姪。

義妹は娘の寝たのを見て、部屋を出て行こうとしたので、呼び止めた。

「今夜、するよね?」
「え?やだぁ、お義姉さんたらぁ」
と、照れていたので、
「私が子供をみてるから、好きなだけ愉しんでね」
と言ってあげた。

きっと私のあげたプレゼントも役に立つはず。

聖夜に弟夫婦の娘をお腹に抱いて、真っ暗な部屋で、義妹の悶え声を聞きながら、いつしか眠りについた。
12
投稿者: ◆0jVt1ao7Gw
2020/12/27 00:42:15    (j1K12BeQ)
魔が差した事に気づいた時には、義妹は既にオンナの声で悶えていた。

(どうしよう、今夜はイブなのに)

罪悪感に襲われながら、躊躇っていたら、
「お姉ちゃん、お願い、お願い、」
と甘える声で義妹は私を誘惑してきた。

(私は悪くない。この娘が淫乱なのが悪い)
と勝手な理屈を言い訳にして、私は義妹を快楽の闇に誘った。

「気持ち良いでしょ?」
とドス黒い乳首に歯を立てると、絞り出された母乳が滲んだ。

「お姉ちゃん、気持ち良いよぅ、もっと強く噛んで、もっと痛くして、」

どんどんエスカレートする要求に、私も反応してしまう。

心の中の「魔女」が、私に
(カワイイ妹が、「もっと欲しい」って言ってるよ)
(もっと強く噛んでやれよ)
(もっと揉んでやれ!)
(もっと激しく抱いてやれ!)
と連呼した。

気がつくと、
「お姉ちゃん、イクっ、赤ちゃんが出ちゃうかも、イク、いくぅ」
と喚いて、ケイレンしていた。

本当に出産するのかと思って心配したけど、義妹はすぐに大人しくなり、大汗をかいた顔で、私にキスを求めた。

「ごめん、私、今日、ここまでするつもりはなかった」
無責任なオトコみたいな言い訳が出てしまった。

「男の子なんです」
「!」
「お義姉さんに、一番最初に報告したくて」
「まさか、弟も知らないの?」
「ええ、あの人には、今夜伝えるつもりでした」
「でも、どうして私なの?」
「たぶん貴女が私の愛する人のお姉さんで、私が一番欲しかったお姉ちゃんだからです」

キュンとした。

義妹の全ては理解できなかったけど、思いは伝わってきた。

聖女のような義妹の微笑みを前に、私の中の「魔女」も退散した。

私が義妹を休ませている間に、汚れたソファと床を拭いた。

蒸せるような汚臭さえも、不快に思わなかった。

今夜の主役であるサンタ(弟)は、配達の仕事が遅くなると言うので、義妹と姪と三人で入浴して、サンタの衣装に着替え、主役抜きでパーティーを始めた。

料理上手な義妹の料理は、更に進化していた。

義姉の欲目かな?(笑)
11
投稿者: ◆0jVt1ao7Gw
2020/12/26 12:31:41    (CPt7RUNM)
弟夫婦の住むマンション付近のコインパーキングにクルマを停めた。

車内で着ていたコートを脱いで、サンタ衣装になると、マンションへ向かった。

すれ違う人が微笑みながら私を見ていた。

入口のインターフォンで部屋番号を入力すると、姪が応対した。

「ダレでちゅか?」
「サンタさんだよ」
「え?ホント?!」

「ママ、サンタさんだよ。サンタさんが来たよ!」
と、はしゃいでいた。

「あ、お義姉さん?早かったんですね」
と義妹がオートロックを解錠したので、中に入り、エレベーターに乗って上がると、扉の外に義妹が姪を連れて立っていた。

「メリークリスマス!」
と言うと、姪が私のマスクに貼り付けた白いヒゲを引っ張った。

「あれ?お姉ちゃん?」
「お姉ちゃんがサンタさん?」
驚いた顔で私を見るので、
「うん、でも夜になったら、男のサンタさん(弟)が来るから、一緒に待とうね?」
と言った。

「あぃ!」(はい)
と答えた。

部屋に入ると、手作りの飾りで凄かった。

(昔、私も弟と準備したなぁ)
と、漠然とした記憶が甦った。

義妹が食事の支度をしている間、私は姪とツリーを飾りつけ、夜になるのを待った。

暫くして姪も疲れたらしく、グズリ始めたので、寝室に連れて行って寝かせた。

キッチンに戻り、お腹の大きな義妹に、
「大丈夫?代わるよ」
と言って、彼女を休ませた。

「ありがとうございます」
と言って椅子に腰かけた彼女は、具合が悪そうな顔をしていた。

「つわり酷いの?」
「いいえ、ただ、疲れちゃって」

と言うのでソファに寝かせて、エプロンを脱がし、窮屈そうな服も脱がせ、私は寝室からブランケットを持ってきて、裸の彼女にかけると、ショーツも脱がせた。

汚れたショーツが匂いを放った。

私は、それを洗濯機に放り込むと、彼女のタンスから洗ってあるショーツを持ってきた。

「大丈夫?まだ苦しい?」
と聞いたら
「ありがとうございます。だいぶ楽になりました」
と言ったので、洗面所のお湯で濡らしたタオルを彼女に渡して、もう一本のタオルで股間を拭いてあげた。

「あぁ、気持ち良い」
と安堵の声を漏らした義妹が、私を潤んだ瞳で見つめた。

「お義姉さん、」
と言って私の手を握って来たので、握り返してあげた。

つらそうな顔をしていた義妹の表情が緩む。

唇を近づけたら、彼女の方から唇を合わせてきた。

ブランケットの中に差し入れた手で彼女のお腹を撫でたら、
「あ、赤ちゃんが動いた!」
と彼女が言った。

「お義姉さん、お腹の子も悦んでるみたい」
と言うので、胎児の背中を撫でるイメージで、下腹を優しく撫でてみた。

「あぁん、そこがいい、良いみたい」
と吐息混じりに答える義妹の痴態に、私も興奮してきた。

「お姉ちゃん、」
エッチな声に私の「悪姉」の部分が目覚めてしまった。

今日は、イブだと言うのに、私は悪魔になった。
10
投稿者: ◆0jVt1ao7Gw
2020/12/24 13:38:22    (eAIao4uH)
merry Christmas!

今日は、Christmas Eve!

私も今日だけは、日頃の悪行を悔い改めて、サンタの叔母さんになります(笑)

先日、会社の帰りにオモチャ屋さんで、弟夫婦の姪に知育玩具を購入。
その後、妊娠中の義妹に贈る「大人のオモチャ」を買いにアダルトショップにハシゴして、妊婦でも愉しめそうなグッズを、店員さんと相談しながら、選んできました(笑)
(そんな物を贈る義姉は、世界中でも私ぐらいかな?)

出産後でも、夫婦で愉しめるような物を選んであげました(笑)

弟には、前回小さくて不評だったハラマキタイツの一番大きいサイズを注文して、昨日の内にクリスマスらしくラッピング!

今夜は弟夫婦の家に招かれて、家族でパーティーしてきます。

私の方は、ミニスカサンタのコスで準備済み。

まだ外が明るい内からハイテンションです(笑)

コロナ禍初の聖夜が、みなさんにとっても、ステキな夜になる事を祈って、

HAPPY merry Christmas!
9
投稿者: ◆0jVt1ao7Gw
2020/12/23 12:50:36    (8HgHquhS)
それは初体験から一年も経たない頃の事。

「一生のお願いだから、ナマでさせて」
と弟が懇願してきた。

「ナマでしたら、妊娠しちゃうでしょ?、絶対にダメ!(怒)」
「ねえ、絶対に中には出さないって約束するから」
と拒む私に、弟は駄々をこねるようになった。

私だって、本当はゴムなんて無い方が、良いと思っていた。

でも、万が一の事があったら、最悪の事態になると分かっていたから、我慢していた。

エッチな動画を見ていたら、男性が外に射精しているのを見て、
「俺も必ず外に出すから」
と、言ってきた。

あまりに煩く言うので、一度だけ、という約束で、ゴムを着けずにエッチした。

挿入された感覚は、あまり違うとも思えなかったけど、
「お姉ちゃん、気持ち良いよ」
と喜んでいたので、
「お姉ちゃんも気持ち良い」
と言ってしまった。

いつもより激しく内臓を突いてくるオチンチンが、痛くて気持ち良くなった。

(私って、意外とMかも?)
と思いながらセックスしてたら、突然弟がオチンチンを抜いて、私の太ももに射精した。

気持ち良かったけど、「違う」と思った。

ゴムを着けていたら、何の心配もなくエッチできるし、一緒にイク事も出きるのに、中途半端な気分になった。

(恋人がもし、弟でさえなければ)
と思いつつ、
(お姉ちゃんだから)
という使命感というか、母性みたいなものと葛藤していた。

「ね?ちゃんと外に出したよ!大丈夫だったよ」
と喜ぶばかりの弟には、私の苦悩なんて理解できないと悟った。

「もう終わり!」

「えぇー?もう一回、もう一回!」

「そんな事いって、いつも三回はするじゃない!」
って私が怒ると、
「だってぇ、」
と愚図りだす。

「もう、しょうがないなぁ」
と言いつつ、私も嫌いじゃないから、すぐに萌えてしまう(笑)

そんな関係が一年以上続いていた。

だから、生理が遅れていても気にしてなくて、悪阻がくるまで、普通に暮らしていた。
8
投稿者: ◆0jVt1ao7Gw
2020/12/22 13:38:27    (8f3F1lcn)
「お客さん、大丈夫?」
と、女の子が聞いていたので、
「すいません、この娘、初めての銭湯でビックリしたみたいで、」と番台の方を目配せしたら、
「お父さぁん、私が番台代わるよ」
と言ってくれた。

私がオジサンに笑顔で会釈したら、拝み手で応えてくれた(笑)

「もう大丈夫よ!」
「アナタも、裸を見せたぐらいで泣かないの!」
と叱ったら、落ち着いてくれた。

いきなり、初対面の異性の前で服を脱ぐのだから、彼女にはショックだったのかも知れない。

洗い場で身体を並んで流していたら、未だにオドオドしてたから、私が義妹の背中を洗ってあげた。

「大丈夫?」
って聞いたら、
「ごめんなさい、最近、不安定で、よく泣くんです」
(マタニティーブルーかな?)
と思ったので、
「気にしなくて良いよ。お母さんになっても、貴女は可愛いんだから」(笑)
って慰めたら、
「ありがとうございます」
と言って機嫌を直した。

「貴女も弟が初めてだった?」
って聞いたら、黙って頷き、驚いた顔で振り返った。
私は微笑みながら、首を縦に振って、
「そう、私も同じ、私も弟が初めてだった」
と答えた。

黙ったまま、彼女は身体を洗い続けた。

(怒ったかな?)
と思ったけど、
「今度は、私がお姉様のお背中を流させて下さい」
と義妹が言った。

「私、あの人(弟)の事を愛してます。」
「妊娠した後で、お姉様の事を聞かされ、お姉様からもお話を聞いて、まだよく判らないけど、私は正直なお姉様が大好きです」
と言ってくれた。

何だか、胸にこみ上げてきた。

「あれ?シャンプーが目に入ったかも?」
「わたしも」(笑)

家族は裸で語り合うのが一番。

義理の姉妹も、裸で絆を紡ぐのが良い、と思った。

「お風呂を出たら、牛乳を奢るわよ?、湯上りには、牛乳が一番だからね」(笑)
と言って、身体を流し終えた後で、二人仲良く湯槽に浸かった。

妊婦の軟らかい乳房が、お湯に浮いて揺れていた。
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