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2020/05/10 23:08:16 (qsjUnpk4)
新型コロナウイルスの影響でしょうか?
私の家の近くの公園の桜は、誰からも見送られることなく静かに散ってい
きました。
桜の枝には新緑の若葉が生い茂り、爽やかな初夏の風を運んできます。

自宅待機のはずの兄が我が家に帰ってきて、ひと月が過ぎようとうとして
います。
横浜に家族を残して一人帰ってきたことに、違和感を感じていました。
あえて、何も聞かない両親にも腹が立つていました。
38歳の働き盛りの割には、生活に疲れた中年の親爺にしか見えませんでし
た。

実家に帰って来た理由を、私は知っています。
兄の奥さんは、私と同じ大学のゼミの後輩でした。
彼女を兄に紹介したのは私でした。
ついこの前、その彼女から電話がありました。
兄の自宅待機は名目で、仕事がらみの人間関係に精神的障害を起こしてい
るとの事でした。
長期の鬱を患いそれなりの病院にも通院しているとのことでした。
日本でも屈指のIT企業だけに、それなりの支援は受けているとのことでし
た。
涙ながらに話す彼女には、2歳の女の子がいます。
専業主婦であるが故の苦しみもたくさん味わっているようでした。

二人っきりの兄妹だった兄には、幼少期からどこに行くにもいつも一緒で
した。
優しくて勉強ができてスポーツ万能の、自慢の兄でした。
思春期になるにつれ、自慢の兄から憧れの人に変わっていきました。

私たち兄妹は、サラリーマンの家庭にしては恵まれた環境で育ちました。
大手企業のサラリーマンだった父は高度成長期まっただなか、朝早く夜遅
くまで働き詰めの生活でした。
夜二人が休む頃に、父の帰って来た姿をみることはめったにありませんで
した。
そんな生活の中、父の数回の転勤に伴って転校を繰り返しました。
誰もが一度は経験することですが、兄が転校先でのいじめの洗礼を受けま
した。
場所は鉄の町北九州、兄中学1年生、私小学校5年生の時でした。
会社の社宅に住んでいたのが幸いし、兄は同じ社宅の同級生に助けられま
した。

ある時期を境に、両親が関西の田舎に一戸建てのマイホームを購入しまし
た。
夫婦の老後の定住地と決めた覚悟の決断だったのでしょうか?
土地だけで100坪はゆうにある立派な二階建ての注文住宅でした。
二階には私たち兄妹の部屋が、それぞれ与えられました。
田舎ではありましたが、夢のマイホームは私たち家族の生活を一挙に快適
な生活へと変えてくれました。
田舎暮らしといえ人口30万人ほどの小都市で、自然に恵まれた適度な田
舎でした。
時は過ぎ、兄は高校生3年生、私は中学3年生になっていました。
二人とも将来の進路を決める時期でした。
親の期待に応えるべく、勉強にクラブ活動にと日々勤しむ生活が続いてい
ました。

ある出来事を境に、その生活も一変しました。
あの日のことがなかったら、憧れのままの兄だったのにと後悔の念に駆ら
れます。
二階の部屋のベランダから、きらめく星空を眺めながら、のんびりと物思
いに耽るのが好きでした。
その夜は、遠くに聞こえる夜汽車の音が胸の奥に心地よく響いていまし
た。
何気なく、カーテン越しに映る兄の部屋の明かりに目をやった時でした。
私の目には、机にうずくまった兄の姿が見えました。
よく見るズボンを降ろして、股間の間を上下に盛んに動かす兄の手が異様
に見えました。
動く右手の指先には、信じられないものが見え隠れしていました。
兄の一途な姿が理解できないままに、私の心の中のさざ波が大きく揺れ始
めていました。
そのときは、なぜ、どうして、そんなことをするのか理解できませんでし
た。
見てはいけない兄の一面を見てしまったのではとの思いでした。

親しい女友達の紀子にそれとなく、聞いてみました。
思春期の男女の性について具体的に説明する彼女の知識には、驚くばかり
でした。。
男の性と女の性の違いについても、まるで経験したかのように教えてくれ
ました。
そして思春期の男性にとっては、健全な行為で自慰と呼ばれている。
それは男性ほど強い性欲ではないが女性でもあることも教えてくれまし
た。
兄の行為は、大人になるために誰もがたどる健康的行為あることに安心と
嬉しさがこみ上げてきました。
彼女から聞いた話のなかに、その行為のネタになる人がいることも話して
くれました。
私が今まで知らなかった未知の世界への憧れが、心の片隅で静かに芽生え
始めていました。

もう一度見たい、細かく観察したい、そんな思いが日に日に強くなってき
ました。
そして、あの日を境に兄の行動に注目するようになりました。
いま思うと、兄の気持ちに寄り添いたい出来るならそのネタも知りたい思
いがありました。
数日が経ち、数週間が経ちその機会を目にすることはありませんでした。
あれは、単なる私の見間違いではないかと諦めかけたいました。

二回目の目撃でした。
状況は最初と同じ動作でした。
兄のあまりに生々しい行為に、知らず知らずに耳を澄まし熱い眼差しを注
いでいました。
机にうつ伏し加減の兄の視線の先には、何かを見つめる真剣な眼差しがあ
りました。
彼女の話していた、いわゆるネタなのでしょうか?
兄の行為の一部始終を見届けると、そのネタは女性の写真ではと想像でき
ました。
机に仕舞われたネタを、見たい知りたい、欲求にブレーキが利かなくなっ
ていました。
それは決して踏み込んではいけない、タブーの世界への危険な一歩でし
た。

ある夏の蒸し暑い夜でした。
もうすぐ学校の試験が始まる時期でした。
寝付けないまま、ベランダに出て星空を眺めていました。
微かにただよう夏の熱気に躰を委ねていると、いろいろな思いが浮かんで
は消え浮かんでは消えていきました。
部屋に戻ってからのことでした。
何気ない偶然の行為からの目覚めでした。
汗ばんだ体を、いたわるようにタオルで拭う心地良さがいつもと違ってい
ました。
これが自慰なのだと気づいたのは、このときでした。
その行為は大人の世界への歯止めの利かない快楽への行為だとは気づきま
せんでした。
自分の体への慰めが、日を追うごとに女性自身に心地よく響き渡りまし
た。
自慰する心地よさに身をゆだね、知らず知らず酔いしれていく自分が怖く
なりました。
奇しくも、兄の自慰の欲求の意味を垣間見た気がしました。


それが、確かめたくて親友の紀子にそれとなく助言を求めました。

彼女のサプライズな大人の女性の回答に、いつも感謝感激しています。

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6
投稿者:ああん ◆fWIgkqjMIc
2020/05/18 04:33:29    (VJRq9ws7)
もうおしまい?おしまいは嫌だよ
5
投稿者:タブー
2020/05/14 21:45:57    (qUf9.3Rh)
不安な胸騒ぎを感じながら、兄の部屋のドアをノックしました。
待ちかねたように、ソファから立ち上がって手招きをしました。
二人かけのローソファに座るようにいいました。
いつもは座り心地のいいソファの感触も、部屋の重苦しい空気に息
苦しさを感じていました。
「お兄ちゃんどうしたの、、、話があるんでしよう、、、」

私の前に座ってじっと見つめる兄は、どこか別人の様でした。

「由紀、、、俺、、、こんなことを言ったら由紀に嫌われるかもし
れないど、、、でも話さないと俺の気持が治まらないんだ。聞いて
くれるか由紀、、、」

「お兄ちゃん、、、何でもはなして、、、由紀、、、お兄ちゃんの
ためならなんでもできるよ、、、」

「由紀が俺のことを初恋の相手だよと、言ったときドキッとした
よ。それも異性として好きだといったとき、俺も同じなんだと気づ
いたんだ。由紀が中学生になりだんだん女らしくなる姿を見るたび
に、嬉しさの反面、妹なんだと思う気持ちがブレーキを掛けていた
んだ。ごめんな由紀、、、」

兄の口から出た言葉に思わず涙が溢れ、声をだして泣きました。
うれし泣きの涙でした。
ソファーの上で泣き崩れる私を優しく抱きしめてくれる兄。
思わず兄の腕にすがりついて泣きました。
抱きしめられながら瞳を閉じて、子供の頃の記憶を取り戻していま
した。
涙が止まり冷静になったときでした。
自然の成り行きでした。

「由紀、、、いいか、、、」

兄の近ずく眼差しが何を求めているかすぐにわかりました。
男と女のキスでした。
最初は唇が触れるだけの軽いキスでした。
歯と歯がぶつかる音に二人は、はにかみながら幸せを感じていまし
た。
いつの間にかこじ開けられた唇で、兄の舌を黙って受け入れていま
した
気がつくと舌と舌を絡ませて、兄の背中に両腕を巻きつけていまし
た。
二人は愛おしみながらも、性的にじゃれ合っていたんです。
兄の逞しい大腿の感触が私の体に伝わってくるんです。
火照った躰の中で忘れ去っていた自慰の感覚がよみがえってきまし
た。
触りたい触ってもらいたいと思う気持ちが私の心を揺らしていまし
た。

「お兄ちゃん、、、私の体を触って、、、」

パジャマ越しに兄の指先を乳房に導きました。
開けたパジャマの奥に、勃起した乳首を指先でなでられていまし
た。
私は息を荒くして兄の耳元に囁くように、今の思いを伝えました。

「触りたいの、、、お兄ちゃんの、、、触りたいの、、、どうゆう
ふうに触ればいいの、、、教えて、、、」

言葉が震えていました。
パジャマ越しに兄は自分の勃起した物を触らせながら、小さな声で
いいました。
「由紀、、、直に触りたくないか、、、パジャマを脱ぐから生で触
ってくれ、、、」

私の手の感触に残った物は固く熱い異物でした。
人間の神秘を垣間見たようで、大いに興味をそそられました。
ブリーフから飛び出した兄の物を正面から見たのはこの時が初めて
でした。
遠くから見たのは、ほんの一部の形だったとこの時気づきました。
比べようのない形と大きさに驚きと怖さすら感じました。
興味深げにじっと見ている私の態度に恥ずかしさを感じたのか?

「由紀、、、お前もパジャマのズボンを脱いで見せてくれ
よ、、、」

兄に言われるままにパジャマのズボンを脱ぎ最後のショーツを脱ぎ
捨てました。
薄毛の陰毛から露出した女性自身に、兄の熱い視線を感じていまし
た。
恥ずかしいと思う気持ちより、見て欲しい思いの方が勝っていまし
た。
兄の指先が女性自身に触れたとき、胸の鼓動の高鳴りを感じていま
した。

「由紀、、、触ってみろ、、、」

言われるままに兄の物に手のひらを添えて握らされました。
手のひらに感じる熱さと大きく脈動する生き物はまるで別の生き物
でした。
命ぜられるままに、手のひらに握らされ上下にゆっくり動かしまし
た。
兄の高まる息づかいに、風呂上がりの石鹸の香りを感じていまし
た。
私も兄の指先の動きに、脅えながらも確かな快感を感じていまし
た。
自分でする自慰とは違った高まりに、戸惑いを隠せませんでした。
愛おしむ兄の行為に、興奮と陶酔の世界に身も心も満たされていく
んです。
そして、吐く息が徐々に乱れ全身の力が抜けていきました。
自慰では得られない体の高まりが、体の芯から溢れだすんです。
抑えの効かない感覚に襲われながら、やりきれない声を出していま
した。
触れ合う喜びに心も体も満ち足りて、時間がゆっくり過ぎていきま
した。

4
投稿者:ああん ◆fWIgkqjMIc
2020/05/13 10:48:28    (azZhNukq)
えろ小説の続き求む
いいよ!
3
投稿者:タブー
2020/05/13 02:03:06    (0XtDftbz)
バブー様へ
駄文を読んでいただきましてありがとうございます。
単なる叶わぬ恋に落ちた兄妹の悲恋物語ではありません。
家族を残し故郷に帰って来たのは、私の仕組んだ復讐劇なんです。
罪深い私をお許しください。
気が向けば投稿しますが、仕事が忙しくなればNGとなります。

紀子の返事には、私の心情を見透かすようなドキリとさせるもので
した。
何事もなく過ぎ去っていく日常のなかに、私だけが何時も心がざわ
ついていました。
来年の春になると大学進学のため、兄は東京で一人暮らしを始めま
す。
一人暮らしの生活のなかでは、彼女も出来るだろうと思うと、とて
も寂しく耐えられない気持でした。
私の兄への思いを告白することが正しいことなのか迷い悩み苦しみ
ました。
兄を異性として好きになったことが、いけないことなのか?
兄妹で愛することは出来ないのか、一人悩み苦しむ私の心のさざ波
が揺れていました。
兄との会話にも、ときには訳もなく暴言をはいたり、罵ったり、
むきだしの感情をぶつけては兄を困らせていました。
まるで思春期の反抗期が甦ったような、尋常でない精神状態でし
た。

猛暑だった夏も過ぎ、ベランダから見渡す山々の樹々もようやく色
づき初めています。
風呂上り、二階のベランダで涼しくなった秋風を感じながら星のま
ばたく夜空を見上げていました。
ベランダのドアを開ける音に振り返ると、兄の姿がみえました。
久しぶりに二人並んで見上げる夜空、何を話すこともなく秋風の冷
たさににそっと兄に寄り添っていました。
優しく肩を抱いて、ホッペにキスをしてくれました。
妹をいとおしむ兄の行動でした。

「お兄ちゃん、、、いつもごめんね、、、」

もうすぐ離れて暮らす二人にとって残された少ない時間でした。
叶わない愛と分かっていても、兄への思いをいつまでも引きずって
いる自分に情けなく涙が零れていました。
「由紀、、、どうしたんだ、、、泣いているのか、、、」

「泣いてなんかいないよ、、、お兄ちゃんこそどうしたの。ベラン
ダに出てくるなんて珍しいよね、、、どうしたの、、、」

「もうすぐ由紀ともお別れだな、、、俺、、、由紀にお兄ちゃんら
しいことしてやったことがあったかな、、、由紀の小さかった頃を
時々思い出すんだ。どこに行くにもついてくる由紀を、、、」

「お兄ちゃんはいつも優しかったよ。大好きだった、、、今はもっ
と好きだよ。だって私の初恋の人はお兄ちゃんだもの、、、今はも
っと好きだよ、、、由紀寂しいよ、、、」

離れて暮らす寂しさと、兄への思いを打ち明けました。
黙って抱きしめてくれる兄の腕の中で、瞳を閉じてぬくもりだけを
感じていました。
その夜は兄のベットで、一緒に眠りました。
兄に腕枕されて眠る幸せと触れ合う素足のぬくもりに、満ち足りた
時間がゆっくり流れ夢の国へと誘われていきました。
部屋の寒さに目が覚めたのは深夜でした。
兄のベットの中にいる自分がすぐには理解できないまま、これはま
ずいと思いながらベランダ伝いに自分の部屋へ戻りました。
兄との間に密かに期待したことが起きなかったことに安心しながら
も、寂しさを感じていました。
思い切って思いを伝えたことが、仲がよかった頃の兄妹に戻ったよ
うな気がしました。
勉強の妨げにならない程度に、兄の部屋への行き来が頻繁になりま
した。
部屋の鍵をかけることもほとんどなくなりました。
ベランダ越しに部屋を自由に出入りするようになった頃、忘れかけ
ていたあの時の記憶がよみがえってきました。
思い巡らすうちに、あの時、兄の机にしまったある物の存在を知り
たいと思うようになりました。
たとえ兄であろうと人の机の中を勝手に開けることは駄目であるこ
とは判っていました。
それ以上に知りたい欲求が勝ったのです。
兄が帰っていない機会を見て、机の中の物を探しました。
綺麗に整頓された机の中には、想像しているものは何もありません
でした。
机の奥にはA4サイズの雑記帳らしきノートと数冊の雑誌がありまし
た。
ノートの片隅から、はみ出した写真が数枚出てきました。
写真には、私が写っていました。
旅行での家族写真、運動会、いつ写されたのか知らない写真もあり
ました。
もしやと思う心が、戸惑う心へ、ときめく心が生々しく蘇ってきま
した。
兄が見つめていた物が、机の中にしまわれていた私の写真だったら

その思うと、嬉しさの半面切なさが込み上げてきました
その日は中秋の名月の夜でした。
ベランダに出て風呂あがりの熱った体を冷まそうと、澄んだ夜空に
浮かぶ月を眺めていました。
耳を澄ませば、遠くに夜汽車の音が聞こえてきます。
なぜか切なさを訴えるような悲しい音に聞こえました。
背中越しに呼ぶ兄の声に、驚きながら振り向きました。
いつもと違う思いつめたような兄の顔に、得体の知れない胸騒ぎを
覚えました。

「お兄ちゃんどうしたの、、、」

不安げに見つめる私に、兄は言いました。

「由紀、、、話したいことがあるんだ、、、俺の部屋に来てくれな
いか?由紀の用事を済ませてからでもいいんだ。遅くなっても待っ
ているから、、、」


2
投稿者:バブー ◆qQlqIOJm/k
2020/05/11 21:24:17    (A13xn6M/)
面白かった。続きに期待してます。
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