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(無題)

投稿者:朔夜
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2003/07/14 10:39:36 (8OIobvVn)
弟の洋介が、私が好きだと告白したのは、しばらく病気で入院していた彼が帰宅を許された時です。それは私が十七歳の時の秋です。洋介は15歳。
洋介が女性に対する好奇心を一番にみじかな姉に向けたのでしょう。
そんなことはよくあることだと、私はそれくらいにしか取り合わなかった。
でも洋介は、私のことが好きだ好きだと五月蠅いくらいに言うので、私はまんざら悪い気持ちはしなかった。
男性に口説かれる経験は、私にはほとんどなかった。
多分、人付き合いが下手で、外で遊ぶような経験がほとんど無いからでしょう。
ましてや私の住んでいる場所は、過疎が進んだ小さな田舎町です。
高校生が、夜に遊ぶようなことが出来るような環境ではありません。
そんなことすれば、すぐに顔見知りに見つかってしまうし、何よりカラオケボックス一つ行くにも、20キロも離れた町に行く必要があるような田舎ですから、高校生が仲間内で遊ぶようなところもない。
そんな環境にいるから、洋介も姉にしか女性への思いをぶつけることは出来なかったのだと思う。
弟の私への思慕は、田舎暮らしで悶々としている中で起こった。思春期の熱病のようなものでしょう。
それは十分に分かっていたつもりでした。でも洋介に繰り返し口説かれている内に私も彼の気持ちに答えてやりたい気持ちになったのは、私も実のところ、男性とつき合ってみたい気持ちがあったのだと思います。
何よりも病気がちで、その頃には学校にもほとんど行くことが出来ず。
毎日が寂しい思いをしている弟が、私と恋愛ごっこをすることで、少しは気持ちが晴れると良い。姉として弟をいたわってやりたい。
その気持ちになったのは、私の彼への精一杯の思いやりでした。
だから洋介にキスまで許し、両親や兄に隠れて私達は口づけを繰り返すようになりました。
 そうやって姉弟で恋愛ごっこを繰り返していると、すぐに一月が過ぎ。彼の体調が、良くなって来たので、私たちは町のお宮である。秋祭りに出かけることにしました。
私の生まれ育った街にある小さなお宮には、年に一度のお祭りがあります。
お祭りとしっても、どこの街でもある小さなものですが、それでも町内会が主催して、賑やかに祝う祭りです。
夜店が建ち並び神楽を舞う人たちが、太鼓の音に合わせて舞っている姿は、見慣れたものであっても良いものです。
その祭りに私は久しぶりに洋介と行くことにしました。
昔は姉弟で仲良く行ったものですが、さすがに思春期が過ぎるとそんなことも無くなり。姉弟でお宮に行くのは何年ぶりだろうか?
お宮でのお祭りは、神楽を見たり夜店に顔を出したり。知り合いとたわいない話をして過ごした。
夜の十時を回った頃に私たちは、二人で帰宅することにした。
その時、私たちは歩き馴れた道ではなく、近道を選んだことが間違いの始まりだったかも知れない。
その道は丘の上を通っていますが、何年も昔に放置された畑に連なる道で、当時、畑だったところは草が生い茂り昔の面影は失われ、地元の人が時々、近道にと通る筋だけが地面が踏みつぶされて何とか道らしい面影を残しています。
そんな夜どころか昼間でも人を見かけることが少ない、地元の人でないと知らないような小さな鬱そうとした道でした。
懐中電灯のあかりの中で、私達二人が歩いていていきました。私たちはとりとめのない話を続け。自宅に向かって行きました。
「姉さんは高校を卒業したら、家を出るのかよ。」その時に洋介が寂しそうに問いてきたっけ。私はそれに対して平然と答えた。
「だってさ。就職先も決まっているもの」
「姉さんは俺の恋人なのだから、もっといてくれて良いだろ」彼は拗ねたように言った。
「馬鹿ね。時々、返って来て面倒を見てあげる。」こんな会話をしたことは憶えている
そんな時に洋介がふいに私を背中から抱きしめました。
「どうしたの洋ちゃん。」私は優しく語りかけた。
「だってさ。姉さんともっといたいから」そう甘えた声で言いました。
空はよく晴れ、月の光が私たちに降り注いでいます。
周囲は静かだが、よくよく耳を澄ませば、お宮からまだ祭囃子が聞こえてくる。
私と洋介は、しばらくじっと二人で抱き合っていました。彼の体温が秋風から私を守ってくれています。洋介の体は私よりずっと大きくなっている。
私の身長は160もなかったけど、彼は15歳で楽に170を越えています。
病弱で面倒ばかりかける甘えん坊の弟だと思っていたけど、こうして抱き合ってみれば、思いがけず頼もしく感じました。
「洋介。こっちにいらっしゃい」私は彼から体を離すとその手を取り、草むらをかき分けて獣道に入って行きました。
幾ら滅多に人が入り込まない寂しい道でも、万が一のことがある。
もっと誰にも見つからない場所で、彼と二人きりの時間を過ごしてやろう。
そんな気持ちになったのは、当時の私には当たり前のことだったと思います。
草むらをかき分け少し奥に行くと小さな雑木林があります。
昼間なら林の何の感慨も湧かないでしょうが、夜にこの林に来ると、さすがに暗くどこまでも続く森の中にいるような錯覚に陥ってしまいます。
私達はその雑木林の中に入ると、二人で身を寄せ合ってそこで二人だけの時間を過ごしました。
幼い頃はよくここで遊んだ思い出とかも二人で語り合いました。
その時の私たちの姿を見れば、誰も姉弟とは思わなかったでしょう。
若い恋人同士と誰もが思ったに違いありません。
すでにその時には、洋介の頼みで仕方がなく続けていた彼の恋人役に私自身が、すっかりはまり込んでしまっていた。
そう気づいたのは全てが終わってからでした。
私たちは互いに抱き合い。やがて唇も重ねました。
「何かちょっと恥ずかしいな」私はキスの後ではにかんだ笑顔で彼に言った。
だけど洋介は黙って私を地面に押しつけ再び唇を重ねる。
彼の手は、私の乳房を行った時には、さすがに動揺しましたが、もう逃げることは出来なかった。
いま悲鳴を上げて逃げ出せば、何もかもが壊れてしまう。そんな考えに支配されてしまったのです。
よくよく考えれば、洋介の行為を拒んだところで、私たちが姉弟である以上は、彼を傷つけることにはなっても何らおかしなことはなかったはずです。
洋介と抱き合い唇を重ね。彼の手が私の股間にまで伸びても、私は抵抗は出来なかった。
彼が私の衣服をはぎ取ろうとした時に少し力が入ったのでしょう。
ビリと布が裂ける音が聞こえました。
「ちょっと落ち着きなさい」そう言って私は彼から離れると私からブラウスを脱ぎ捨てスカートもストッキングも脱ぎました。
そして下着も全て脱ぎ捨て、秋の涼しげな大気に自分の体を全て晒した。
そんな私を見て洋介もいそいそと自分の衣服を脱ぎ捨てました。
そうして再びキスを繰り返し互いの逢瀬を月明かりの中で続けた。
それまでの人生でその時が、私にとって一番にロマンチックな時だった。
彼が私の股を開き自分の体を私の中に入れようとした時も、私は黙って彼を受けいれました。
でも、彼も初めてだったから、私の中に上手く入れることが出来ないようです。
「落ち着いて洋介」私はそれだけ言うと、彼のペニスを手に取った。
それまでうぶで、セックスどころかオナニーの経験もあまりない私には、セックスがどういう姿勢でやるのかはよくわからなかった。
それでもさすがに自分の体のことだから、膣がどこにあるかくらいは知っています。
彼のペニスを私の膣にあてがって見たとき、足を伸ばしたままよりも曲げた方が入りやすいと気づき。両膝を立て、彼に入れやすいように姿勢を変えてあげた。
「ゆっくりそのまま入れて」その時の私は姉として弟を慈しんでやりたい。彼の望むものを与えてやりたいと思っていたのか、それとも女として男を求めていたのだろうか。どっちだだろう。それとも両方?
その時の不思議な気持ちは、あの場を経験しないと分からないと思う。
「うん」洋介がうなずき自分を私の中に入れてきた時には、私は目を閉じ苦痛に耐えました。
処女を失う瞬間は、苦痛が伴うことは私も知っていました。
彼のペニスが入った瞬間は、何かが引き裂く痛みと圧迫感があった。
入りきった時もやはり痛みと圧迫感は続いた。
彼が動き始めた時には、傷口がこすられる痛みが、股間に感じました。
「痛いよ。」私がぽつりと呟くと驚いたように洋介は動きを止めました。
「姉さん。大丈夫なの?」本当に心配そうに私に尋ねてきます。
「大丈夫だから続けて」私にはその時、そう答えるしかなかった。
彼が再び動き始めると、私は唇を噛んで痛みに耐えました。
最後の時には彼の腰がガクガクとふるえたのは憶えている。
行為を終えた後も、私たちは裸で抱き合い、しばらく余韻に浸りました。
衣服を着て再び自宅に向かうときに私が、腰を少しもぞもぞと動かしたのが気になったのでしょう。
「どうしたの」と洋介が訪ねました。
「うん。ちょっとね。まだ、何かが挟まっているような感じがするの」そう答えると洋介は恥ずかしそうにうつむきました。
「何よ。いままであんなに積極的だったのに」私がそう言うと、洋介は顔を上げました。
そして何とも言えない様子で私を見つめます。
「さあ。家に戻りましょう。早く返らないとお父さん達が心配するよ。」そう言って彼の手を取って私達は自宅に向かいました。
そこから自宅までは、ほんの百メートルあまりの距離しかありません。帰路に立つ私たちは、その時はもう何も話すこともなく最後まで沈黙を続けました。
でも、その日から私と洋介の関係は、恋愛ごっこではなく、本当の恋人同士になったのだと思います。
結局、私と洋介は、彼が体を壊して再び入院するまでの3ヶ月あまりの間続きました。
両親や兄弟達に知られないように私たちは、あの雑木林の中や家族が寝静まった夜に逢瀬を重ねたのです。
彼が入院してからは、さすがに体を重ねることは出来なくなりましたが、それでも人の目を盗んでキスをしたりしました。
そして私たちの関係に終わりが来たのは、入院してから二月ほどたち、彼の命が終えた時でした。
彼が死ぬことは最初から分かっていた。
だから恋人になってくれ何て無茶苦茶な頼みだって聞いてあげたのです。
でも容態が急変したと聞かされた時には、さすがにどうにもならない哀しみを感じました。
医師がご愁傷様と言った時には、私は思わず声を上げて泣きました。
それでも彼が産まれてから姉弟として過ごした15年間と、恋人同士として過ごした5ヶ月間が永遠に失われた悲しみは、どうしようもなかった。
彼が入院している間に私は高校を卒業し就職して、一人暮らしを初めていましたが、それから数ヶ月がたって私は娘を産むことになりました。
妊娠していることは、彼が入院している時から気づいていましたが、そのことは結局、誰にも相談することなく一人で産む決意をしました。
そして私は娘が私生児として恥ずかしい思いをしないように故郷を離れ、人目を気にしないでいい。都会の片隅にアパートを借り。そこで住んでいます。いまでは娘も小学生になり。心配したようなこともなく元気で育っています。

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