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2012/04/20 00:06:44 (oNHkXtf0)
いつものようにテレビを眺めながら酒をチビチビやって、そろそろ寝ようかと思った頃だった。
たぶん、あれは11時前くらい。
いきなり玄関のチャイムが鳴って応対に出ると、ドアの向こうに立っていたのはオカン。

「早く開けて!」

ただごとならぬ気配に慌ててドアを開けると、オレの顔を目にした途端にオカン大号泣。

「ど、どしたのよ!?」

まったくわけわからず。
玄関を開けっ放しにも関わらず、オカンはオレの襟首をすごい力で掴んだまま、胸に顔を埋めて泣きっぱなし。
足下には大きなバッグ。
まだ雪は降る前だったが、ひどく冷えた夜で応対に出たオレはTシャツ一枚の姿。
とにかくこんな所じゃなんだからと、部屋の中に上げて落ち着くのを待ってから事情聴取開始。

「女がいたのよ!」

ああ、そゆことね・・・。
どうやら親父に女がいて、それが発覚したらしい。
まだまだ元気だこと・・・なんてなこと考える間もなく、それから2時間以上もオカン劇場を繰り返され、泣いたり怒ったりの恨み辛みを聞かされる羽目に。
その中でオカンがやらかしてくれたこと。

「ワタシだってね!あんな小娘なんかに負けないくらい自信はあるんだからね!」

なんの?

「それをあんな若いだけの小娘に言いように騙されて!全然しなくなったから、おかしいと思ってのよ!」

声がでけえよ・・・。
親父の相手、そんなに若いのか?
つか、まだしてたんかい!
確かあんた50前じゃなかったっけ?・・・。
いまだに現役かよ・・・。

「お母ちゃんだってね!相手さえしてくれたら、今だってちゃんと喜ばせてやれるんだからね!それをあんな小娘に・・・。ワタシだって、あんな小娘に負けないくらいすごいんだから!」

いつの間にかテーブルに置きっぱなしにしていたウイスキーのボトルが減っていた。
お前・・・それ、たけえんだぞ!
とは言えず、オカンがぐいぐいグラスを煽っていくのを呆気にとられて眺めているだけ。

「あんた!確かめてみるかい!」

こっちに飛び火。
目が座って、世の中すべての男が敵です状態。

「わかった、わかった。すごいのはわかったから、もう寝ろ・・・。」

明日も仕事。
時計を見たら、すでに1時過ぎ。

「何がわかったのさ!?あんたもお母ちゃんのこと馬鹿にしてるでしょ!?」

おざなりな言いぐさが気にくわなかったらしい。

「いい加減にしてくれよ・・・。」

泣きたい気持ちになっていた。
なんで、こんな夜中に・・・。
ウンザリしながら、そんなことを考えてたらさ・・・。

「そうかい、わかったわよ・・・。だったら見せてあげるよ・・・。ちゃんと見て、あんたもワタシがどれだけすごいか確かめてみな!」

言うなり、おもむろに立ち上がったと思ったら、あっという間に脱ぎだした。

「ば、ばか!」

慌てて止めに入ったが、オカンすでに半狂乱。
止めようとすればするほど、ムキになって脱ぎたがる。
喚くは叫ぼうとするはで、こっちはオカンの口を塞ぐだけ手一杯。
やっと落ち着いたときには、ほとんど全裸に。
下着なんか自分で引き千切ってたから、荒い息を吐きながら立ちつくしたときには、強姦されたみたいになっていた。
オカンの生肌なんか拝んだのは、ん?年ぶりのこと。
細いわりには、ちゃんと出るところは出てた。
それに、それほど垂れてもいなかった。
確かに、仰る通り・・・。
なんてなこと考えるはずがない。

「いい加減にしろ!バカ野郎!」

夜中にいきなりやってきて酔っぱらった挙げ句にキレられ、こっちもキレないわけがない。

「いい年して何してんだ、アホンダラ!」

マジギレして怒鳴りつけたら、ようやく正気に戻ったらしい。

「なんで、みんなでワタシばっかり悪者にするのよぉ・・・。」

いきなり顔を歪めて泣き出した。
キレたあとは、泣きかい・・・。
こっちが泣きてえよ・・・。
オカンは、えぐえぐ鼻水垂らしながら泣くばかり。

「もういいから、寝ろよ・・・。」

何をされたところで親だから邪険にすることもできん。
肩を抱いてベッドに連れてく間も、オレに縋って泣き続けていた。

「風邪引くぞ。」

と、言ったところでオカンは泣いてるばかりで、着替えるつもりもなく、仕方なしにオレのベッドに寝かせて、丁寧に布団を掛けてやると、そのうち泣いたまま寝ちまいやがった。
布団はひと組しかないし、ベッドは占領されてるから、必然的にオレは床の上。
たまたま残っていた毛布一枚を掛けただけで横になったわけだが、メチャクチャ冷えた夜だったから、寒さが堪えて、なかなか寝るに寝付けない。
仕方なしにストーブにあたりながら、残った酒をまたチビチビやっていると、今度はオカンがいきなり飛び出してきてトイレに走り込む。
えろえろ、やってる音が聞こえて、しばらくリバース。
水の流れる音が聞こえ、やっとトイレから出てきたオカンはそのままベッドに戻るかと思いきや、ふらふらとオレのところにやってきて、「寒いから一緒に寝ようよ・・・。」と背中から俺に抱きつきながらお誘いの弁。
まだ裸のまんま。
それも全裸。
そら、寒いわな・・・。
親なんだから欲情なんかするわけがない。
見慣れた顔だぜ。
ガキの頃から見飽きるほどに見てきた顔だ。
体だって確かに年のわりには立派かもしれんが、それにしたって若い女に敵うはずもない。
オカンよりいい女なんてごろごろいるさ。
たぶんオカンは寂しかっただけで、オレに一緒にいて欲しかっただけだと思う。
あのニュアンスは、きっとそうだよな・・・。
オレの親とはいえ、そんなことを自分から望むほどアホじゃない。
そんなことはわかりきっていた。

「寒いなら、服ぐらい着ろよ・・。」

「やだ・・あんたが温めてよ・・・。」

きっと親父にフられて、オレに甘えたかっただけだったんだ。
そんなことはわかりきっていたから、少しだけ可愛そうになって、一緒に寝るつもりになったのさ。

「狭いから、もっとそっちいけって。」

「あんたが、こっちに来ればいいでしょ。」

狭いベッドの上でオカンを背中から抱きしめながら、言われた通り腕の中で温めてやった。
匂っていたのは、酒の匂いとゲロの匂い。
いい加減にしろよ・・・なんて、腹の中で毒づいたりもしたが、でも、目の前にある長い黒髪の甘い匂いだけは、何とも言えない心地よさがあった。
素っ裸のオカンを抱いて眠るなんて、一生に一度あるかないかの体験。
つか、あり得ねえ・・・。
異常な体験過ぎて、浅い眠りを繰り返したからか、何度目かに目が覚めたとき勃起している自分に気が付いた。
腕の中には柔らかい体。
ほんの少し腰を突き出すだけで、チンコに当たるのはオカンの気持ちよさそうなケツ。
あかんわな・・・。とは思いつつも、次第に興奮はMAX状態に。
聞こえていたのは、こっちの気も知らん とすやすや眠るオカンの深い寝息。
ちょっとだけなら、ばれないかも・・・。
なんてなこと考えたら、そこからは素早かった。
そろそろとゆっくり下ろしていったオレのパンツ。
腫れたようにでかくなったチンコを、気付かれないようにオカンの尻の割れ目にそっと押しつけると、触れた生温かい肌は、過去に知ったどんな女たちよりも柔らかくて気持ちよかった・・。

 
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4
投稿者:ドラ
2012/04/20 20:30:47    (oNHkXtf0)
目覚ましの音に気付き、寝不足の重い頭で目覚めてみれば、オカンはまだ腕の中。
目覚ましを止めるオレの気配に気付いたようだが、起きる様子はなし。
チンコはまだギンギンで爆発寸前の状態。
気付かれないようにそろそろとベッドを抜け出し、「今日、どうすんだ?」と訊いてみれば、布団を頭から被ったまま「寝てる・・・。」と、元気のない返事。
取りあえず、トイレに入って夕べの余韻を思い出しながら、一発抜くことに。
寝息を確かめながらチンコを擦りつけまくってた。
よく襲わなかったもんだと、自分で自分を褒めたくなる。
理性は限界に近かったが、そこはそれ、やはり家族だからそんな対象にしていいはずがない。
しかし、その夜からオレの中でオカンという生き物が、女という物体に変わりつつあったのは事実。
ベッドにもぐったままのオカンを残して、ひとまず出社。
会社から昼休みに親父へ電話をかけると「しばらく頼む。」と責任放棄。
予想通りの返事に呆れはしたが、てめえなぁ、と言わなかったのは、もう少しオカンと一緒にいたい気持ちが強かったから。
それにしても妹の同級生じゃねえか!?
いくら飲み屋でバイトしてたからって、手を付けていいわけねえだろ?
まだ二十歳だぜ。
60近い親父のやんちゃぶりに呆れもしたが、同時に思ったのは、オカンはずっとあの親父の相手をしてたんだよな、ってこと。
歳はいっているが、いかにも好色そうで脂ギッシュなハゲ頭。
絶倫をイメージすれば、まさしく親父の顔が頭に浮かぶ。
そんな感じ。
きっと、すげえのしてたんだろうなあ、とか考え出したら、妙に興奮とかもして、昼からは仕事にならんかった。
仕事を終えて、帰りに酒を買ってからアパートに帰宅。
玄関を開けると、いい匂い。

「あ、お帰り。」

と、流しの前から出迎えてくれたオカンは、夕べと違って嬉しそうな笑顔。
ハッとするほど綺麗に思えたのは、いやらしい気持ちで見ていたからじゃなく、はっきりと化粧をしていたから。
なぜか若々しい恰好までして、ひらひらスカートの裾も膝小僧よりかなり上だった。
そんな服持ってんだ・・・。
オカンの意外な姿に呆気にとられたのは確かだが、綺麗な女に出迎えられて嬉しくないわけがない。
妙に機嫌がよくなって、オレまで笑顔。
ああ、ずっとこのままいてくれねえかな、なんて、学生の頃は、ババアとか呼んでたくせにあっさり考えを翻す。
視点を変えれば、印象も変わる。
この時だけは、オカンが傍にいてくれることが嬉しくてならなかった。

「あんた、冷蔵庫の中全然ないね。何食べて生きてんの?」

この夜は、久しぶりにオカンとふたりだけの食事。

「お酒ばっかり飲んでないで、ちゃんとご飯も食べなさいよ。」

相変わらず口を開けば小言ばかりだが、そんな言葉でさえ素直に耳に入ってくるのが不思議だった。

「適当なもの買っておいてあげたから、ちゃんと自分で作って食べるのよ。」

「え?帰んのかよ?」

今にも帰りそうな言い方に、咄嗟にオカンを見つめていた。
オレが慌てたように言ったからか、オカンも少し驚いたらしい。

「あんたが迷惑じゃないなら、しばらくいるけど・・。」

オレの目を覗き込みながら確かめるように訊いてきたのは、様子を探っていたのかもしれん。

「どうせ帰る気もないんだろ?」

素直じゃないから、こんな言い方しかできない。

「あんただって、ほんとは帰って欲しくないんでしょ?」

勝ち誇ったように訊いてきた。

「別に・・・。」

どうしても素直になれない自分に腹の中で、氏ね!って、言いました・・・。

「どうでもいいけど、あんな人のところに帰るくらいなら、まだアンタかまってたほうがマシよ・・・。」

なんだそりゃ?オレは玩具かよ?
なら、かまってくれよ・・。
なんて言えるわけがない。
その夜は、メシが終わるとやっぱり晩酌。
オカンも付き合い、えらい勢いで飲んでいた。

「大丈夫かよ?」

「なにが?」

「いや・・・飲み過ぎ。」

「シラフじゃバカになれないでしょ!」

バカの意味がわからん。
ある程度まで酒が回ってくると、オカンはやたらと、にやりにやり。

「へへ・・・一緒にお風呂入ろっか?」

唐突に言い出した。

「ああ!やだよ、あほ・・。」

千載一遇のチャンスを自分で棒に振るアホ。

「なに言ってんの?お母ちゃんのおっぱい、また見たいでしょ?」

この時点で、すでに完全な酔っぱらい。

「夕べ見せてもらいましたから、もう結構です。」

「なに?せっかく見せてあげるって言ってんのに、見たくないの?」

オレをからかって、楽しんでるようだった。
んで、大きなため息を吐いたあとに言ったんだ。

「なんだ、お母ちゃんに欲情してるかと思って、楽しみにしてたのに・・・。」

腹の中を見透かされたようで、ギョッとしたのは言うまでもない。

「な、なにを、アホなことを・・・。」

ものの見事な慌てっぷり。

「気付いていないとでも思ってるわけ?」

「な、なにが?」

「夕べお母ちゃんにしたこと・・・。」

じっとオレを見つめてた。
しっかりと気付かれてた。
こんな状況で口に出す言葉なんて、なにも思い浮かぶわけがない。

「せっかく、気合い入れてお化粧までしたのにな・・・。」

ぽつりと、つぶやくようにささやいた。
え?どいうこと?
そして、訊いてきたんだ。

「お母ちゃんと、できる?・・・。」

ひどく悩ましい目だった。
それは息子を見る目つきじゃなく、あきらかに男を誘う目だった。

「で・・・。」

子供じゃないんだから、「できまーす。」なんて、答えられるはずがない。
やりたい気持ちは確かにあった。
ほんの少し、何かが後押ししてくれたら、オレはその場でオカンを押し倒してもいただろう。
でも、その時オレが口にしたのは、まったく気持ちとは違う言葉だった。

「で、できない・・・。」

正直なところ、なにをどうすればいいのかさえ想像できなかった。
セックスの知識なんか腐るほどあった。
だが、オカンにだけは、なにをどうすればいいのかさえ、その時のオレには思い浮かばなかった。
オカンだぜ。
オレを生んで育ててくれたオレのオカンだ。
夢想の中では散々犯したりもしていた。
しかし、夢が具現化されるとわかったとき、それも、すぐ目の前にあって手を伸ばせば届いてしまうと知ったとき、オレはどうすればいいのかわからなくなったんだ。
だから、白旗を揚げた。
俯いたんだ。
オレの答えを聞いたオカンは、寂しそうな目をしながら、じっとオレを見つめているだけだった・・・。

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投稿者:(無名)
2012/04/20 18:04:46    (UjTth7rZ)
おもろかった

でも男も女もスイッチ入れば理性は無くなるんだな。
はじめは興味なかったが次第に……

で、翌日以降はどうなった?
2
投稿者:いたる
2012/04/20 10:55:24    (3/bEBL1a)
スッゴいリアルで読んでて楽しかったです。
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