2010/10/01 04:14:47
(e6ab2G2.)
母は僕のペニスの先っぽを、ちょんちょん、と指先でつつきました。
「昔は可愛かったのにねー」という母の言葉に、父が「××、おまえ、経験はあ
るのか?」と続けます。
なんと答えていいのか分らず、黙っていると、「はづきちゃんはあるの?」と
母が話を妹に振りました。
そこでようやく、僕は、妹のほうを見ることができたのですが、
きっと顔を背けたり不機嫌な顔をしているに違いないという僕の想像に反して、
妹は神妙な顔で僕のチンポをじっと見つめていました。
僕の視線に気づいたのでしょう、妹は顔を上げ、僕達は目と目を合わせる格好
になりました。
僕はあわてて妹から目を逸らし、妹も同じように目を逸らしました。
すると母は「はづきちゃんも見ておくといいよ」と言うが早いか、
なんのためらいもなく、僕のチンポに唇を被せたではありませんか。
予想すらしていなかったことでした。
フェラチオなんて初めて、しかもその相手は血の繋がった母で、
それを毎日ズリネタにしていた妹が見ているのです。
僕の興奮はもう限界でした。「あっ!」と情けない声をあげて、
瞬間、生暖かい母の口のなかに精液を放ってしてしまいました。
母は口を離し、自分の手のひらに僕の精液をどろりと戻し、
「量が多いね。歳の近いはづきちゃんと一緒だから興奮しちゃったんだよ
ね?」と笑いました。
そして精液でべとべとの手で、自分の隣にいる妹の手首をいきなり握り、
「触っちゃおうか(笑)」と妹の手を僕のチンポへと導くではありませんか。
しかし妹は身を固くして母の誘導に逆らいました。
それに気づいた母は無理強いすることもなく、あっさりと妹を解放しました。
すかさず父が「なんだかむらむらしてきちゃったよ。父さんは母さんと一緒に
先に部屋に戻るから三十分くらいふたりっきりにしてくれ。意味はわかるだ
ろ?」と笑って、母と一緒に湯を上がりました。
僕はまだ勃起したままのチンポを隠すように、お湯に浸かり直しました。
ふたりきりで浴場に残された僕と妹。気まずい沈黙が流れました。
ここで妹とセックスしてはいけないと父から念を押されていましたし、
なにより、妹に襲いかかる勇気などありません。
しかし、ここで少しでも妹との性的な距離を縮めておかなければ、
部屋に戻ってセックスなどできるはずもないように思えました。
どうすれば・・・。
おたがいの顔さえ見ることもできず、僕達は俯いて無言のままでした。
やがて居たたまれなくなったのか、妹は「ロビーでひとりで時間潰そっかな」
とひとりごとを言って、湯船から上がろうとしました。
ここで止めなければ父母がお膳立てをしてくれた意味がありません。
「待ちなよ」と反射的に言って、僕は妹の肩を掴みました。
手のひらから、妹が身体を硬くしたのが伝わってきました。
妹は動揺を隠すように慌てて湯に浸かり、
「のぼせたし、兄妹でお風呂とか変だし、お兄ちゃんお母さんとなんかしてた
し!」と早口で言いました。
混乱しているのが手に取るようにわかりました。
それを見ると僕の中にむくむくと自信が湧いてきました。
僕はこの状況の意味を妹より正確に理解している。アドバンテージは僕にある
んだ、と。
僕は勇気を振り絞り、黙って妹の隣に移動しました。
妹は必死で平静を装い
「え? え? なんで? 意味わかんないし?」
と引きつった笑顔を浮かべています。
それには答えず、僕はお湯の中で妹の手を握りました。
妹は抵抗するでもなく、手を握られたままにしています。
ぎゅ、と力を入れるとようやく、少しだけ、握り返してきました。
妹は僕を拒絶してはいない。それがわかると途端に勇気がわいてきました。