2010/06/19 10:18:34
(c2b2fZsa)
「ちょっとぉ‥そんな真剣な目で見ないでょ」
母親は狼狽した表情で、つまみのピーナッツを摘み口に含む。
グラスに残ったビールを一気に飲み干して行く。
母親から視線を外さず俺も缶ビールを口元に運ぶ。
母親の目を更に熱を帯び俺と視線が合う「馬鹿‥」
母親の唇が、そう言うと背もたれに身体を預け、ゆっくりと脚を組み始めた。
ごくん‥と生唾を飲むように俺の目は母親の脚に注がれる。母親は窓の外を見るように俺から視線を外す。
じっと母親を見つめると、母親の手が僅かに動き始め、上に組んだ右脚の腿付近の浴衣を、そろりと指先で引っ張り上げた。
浴衣の掛け合わせから膝が顔をだし、浴衣はそのまま、スーッと羽だけて行く。母親の脚は普段でも良く見ているのに、その日の脚は俺に取っては悩ましい物だった。
意識的にか、母親は時折、微かに座る位置を動かして行く。その度に羽だけた浴衣から太腿が更に露になって行く。
母親に対して激しく興奮する俺の股間は同じ浴衣を持ち上げていたのを母親は窓ガラス越に見ている。
俺は母親の脚と表情を交互に見る。
母親の表情は、今この瞬間は俺は息子ではなく、ひとりの男を意識する感じであった。
相変わらず窓の方を向き人差し指の関節の部分を唇にあてている。
この空気に堪えられなくなったのか
「明日は早いから、もう休もう」
と言う。
俺は瞬間的にベッドに視線を移した。
ビジネスホテルのツインのベッドは、別々に離されている。母親は気怠るそうに身体を起こすと壁側のベッドに入った。すっぽりと身体を隠し俺に背を向け横になる。
俺もベッドに入り母親を見ながら、襲うか襲うまいか頭の中で葛藤が続いた。
背を向けた母親は、身じろぎもしなく、じっとしている。
俺は性の欲求に勝てずベッドから身体を起こした、母親にも気配で分かったのだろう、身じろぎしなかった母親の背中が、ビクッと動く。
「母さん‥」
横になる母親の後ろに密着するように同じベッドに入った。「駄目だょ‥こんなの‥」
母親の震える声。
シーツの中で浴衣の上から母親の腰の部分に手を添えた。
ビクッと震える腰、緩やかに腰に添えた手を動かす。
大人になって初めて触れる母親の身体。しかも、母子ではなく、ひとりの熟女として触れて行く。
「ハァ~ァァ‥駄目ょ‥こんな事‥あぁ、駄目ょ‥」
か弱い声を漏らす母親。