2008/03/07 00:40:51
(ytHPRcYy)
どんなに泣いても許してなんかくれなかった。
顔の形が変わるほど殴られて、髪の毛をつかまれて振り回され、あの子の足に
取りすがって泣いた。
おもむろにシャツを裂かれて凄い力で胸をつかまれ、怖さに抵抗するとまた殴
られる。
力のかぎりに向けられる拳で殴られる痛みは、された人じゃないときっとわか
らない。
抵抗する気力なんかほとんど失せて、後はされるがままになるのを待つだけ
だった。
なんの躊躇いもみせずに飽きることなく汚され、お尻を伝って流れていくもの
に、口では言い表せないほどの絶望感を感じて、床に落ちていたコップのガラ
ス片を手首に当てたりもしたけれど、それを押しつけるだけの勇気もなく
て、自分の情けなさに不思議とおかしくなって笑っていた。
死ぬ勇気もないし、殴られるのも怖くて、それからはあの子の思うがまま。
どんなにはしたない姿にされて、ひどいことをされても、ちゃんと言いなりに
さえなっていれば、意外とあの子は大人しかった。
まだまだ子供には違いなかったけれど、すっかりたくましくなっていた体。
荒々しさと口では言い尽くせない激しさに、すぐに体は正直になって、あの子
の名前を夢中で叫びながら、体が溶けてなくなっていく心地よさに、わたし
は、情けない自分を呪いながらすべてをあきらめた。
積極的になればメス豚と口汚く罵られ、口をつぐんでいれば、ふざけるなと叩
かれる。
どうしていいかなんて、わからなかった。
あの子が喜ぶことなら何でもした。
すっかりあの子はご主人様気取りで、まるで当たり前のようにわたしを裸にし
て、当たり前のようにわたしの体を使う。
それが嬉しく思えるようになってしまうのだから、本当にわたしは狂っている
のかもしれない。
あの子に素敵な彼女ができる?
そんなこと許さない。
きっと、あの子はわたしがいなければこの社会で生きていけない。
だから、ずっと一緒にいてあげるの。
あの子は、どこにも行かせない。
どこかに行くときは、ふたり一緒に手をつないで違う世界。
そう決めているから、何をされても平気。
そう思ったら不思議と気持ちが軽くなって、楽しめるようにもなった。
わたしでいっぱい遊んでもらって、いっぱい色んな事を覚えてもらって、すご
くはしたないことをいっぱいしてもらう。
だから、毎日が楽しいの。
あの子は、わたしだけのもの。
誰にも、渡したりなんかしない。
絶対に、誰にもあげない。