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弟との絆

投稿者:あき
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2007/01/30 18:23:37 (3m.ZrPwU)

 両親が離婚したのは、私が五歳の時で弟が三歳の時だった。
 離婚の原因は良く知らないが、一番の原因は父と母との関係が、特別に悪くなっ
たというよりも、何となく疎遠になってしまった事に有るようだ。
 母は美人であったが、父はそんなに美男子であるわけではなく、明るい性格をし
ているわけではない、そんな二人が何故、結婚を決めたのか経緯はよくわからない
が、結婚してからそうした両親の性格の不一致が顕著になり、特に母が物足りなく
なってしまったのではないかと思う。
 後で聞いた話だが、決定的だったのは母の浮気らしいが、父もそれ以前からお互
いの関係は悪くなっていたから仕方ないと自嘲していた。
 そして母が弟を引き取って家を出た。母は私も引き取ると言っていたそうだが、
父とその両親、つまり私の祖父母が反対した。
 本来なら私も弟も両方、手元に残しておきたかったとも言っていたけど、母も引
かなかったので、結局、幼い弟と私は離れ離れに暮らすことになってしまった。
 それから数年が過ぎて、私が高校に進学する直前の雨の日に弟が突然、帰ってき
た。
 どういう事情かはよくわからなかったが、弟は一人で私たちの家に戻ってきたら
しい。
 その夜、電話で父と母が激しく言い争っている声が聞こえた。いや、言い争って
いると言うよりも、父の方が何かの理由で怒って母を叱り飛ばしているだけのよう
な感じもする。
 後で知ったことだが、祐樹が来る直前の晩に母が再婚相手の男と祐樹の関係がよ
くないから引き取ってくれと、申し込んできたそうだ。
 父としても突然のことに、しばらく考えさせてくれと言って、お茶を濁したとの
ことだが、あくる日に早くも母が一方的に祐樹を送り込んでくるとは思わず。ま
だ、私にもそのことは話さないウチに祐樹は私の家にやってきた。
 「キミ、その家に何か用かな?」祐樹が自宅の前で、雨に濡れて立ち尽くしてい
るのを見たとき、私が彼にかけた言葉はこれだった。
弟と言っても、五歳の時に別れて十年間会ったことがなかったから、それが祐樹だ
と気がつかなかったとしても仕方がないが、ともかく彼の話から弟だと知った。
玄関でそっと彼の頬に手を当てると、彼の体がひどく冷えていた。
それから一緒に暮らすようになり、祖父母もすでに亡くなり、家族と言えば父と私
だけだったこともあり、突然加わった弟を私が色々と面倒を見ることになった。
しかし祐樹の方も、やはり急に見も知らない姉と暮らすようになり、ずいぶんと戸
惑っているようだ。
ある日、洗濯物を取り込んでいると、そこに私の下着が一枚なくなっていることに
気付いた。
家の中の脱衣所にある洗濯機の中から私の下着だけを盗むことが出きる人間なん
て、家族しかいない。父は論外とすれば、犯人は祐樹だと思っているところに祐樹
がやってきた
「姉さん。」祐樹は驚いた様子で懐に手を当てる。私が脱衣所にいるとは思わなか
ったのだろう。
「祐樹、私の下着が無いのだけど、知らない?」
「知らないよ。」だけど言葉と裏腹に彼の表情は嘘をついているのがはっきりわか
った。
「でも、懐に何を入れているの?」私はキツイ言葉にならないように気をつけて、
ゆっくりと言った。
「う、」祐樹が言葉が詰まった様子だ。
「出しなさい」私が言うと、祐樹は恐る恐る懐から私の下着を出した。
青と白の縞模様のパンティ。間違いなく、無くなっていた下着だ。
「私の下着が何で祐樹がもっているの?」そう問い掛けると、祐樹は泣きそうな顔
になった。
「悪戯していたのね。」私が言うと、祐樹はたまらなくなったように逃げ出した。
「ごめんなさい」そんな声が聞こえたが、それは私の追及の言葉が事実であったと
裏付けるものに他ならなかった。
私はともかく決着をつけないといけないと、祐樹の部屋に行く。
ドアを開くと、祐樹はベットの上に座り、うなだれている。
私が入ってきたのに気付くと、体を強張らせた。
「祐樹、あんなこと何時からやっていたの?」私が重ねて問い掛けると、祐樹は私
の方を見る事もなく小さな声で答えました。
「二三度。」
「祐樹も男の子だもの、女の子に興味あるのは私だって知っているよ。」私は出来
るだけ優しく言いました。
「でも、あんなこと困るよ。お父さんに知られたりしたら大変だからね」私が言う
と、彼は小さく頷いた。
「それに私は祐樹のお姉さんだからね。家族にそんな気持ちを抱いたら駄目だって
知っているでしょう。」私が言うと、祐樹は消え入りそうな声で「ごめんなさい」
と言った。
「うん、許してあげるから、もう二度としては駄目よ。」私が言うと祐樹は何かに
耐え切れないように震えた。
「どうしたの?」私は怪訝な気持ちで問い掛ける
「だって、俺、姉さんが好きだから」祐樹はそんなことを言った。
姉とは言っても、長年別々に暮らしてきた女の子と急に一緒に暮らすのだから、祐
樹とて戸惑っているのだろう。
祐樹とはこれからも一緒に暮らしていかないといけない、そう思うと、出きるだけ
好意的に考えるようにした。
だから下着を盗んだことは、その日は許してあげることにした。
だけど、その日から祐樹が私をどう見ているかは、はっきりと理解せざろう得なか
った。
それから半年ほどして祐樹の部屋でおしゃべりしていると、祐樹が思いがけない話
を持ち込んできた。
「それでさ、俺が少し年上の恋人と一緒にデートしている何て噂がクラスで広まっ
ていたよ。」祐樹はそんなことを言ったからだ
それは祐樹と私が町を歩いているのを祐樹の学校の誰かが見かけたらしく、何の話
か聞いてみれば、どうも私と一緒に買い物に行ったところを祐樹のクラスメートが
目撃して、私が姉とは知らなかったから祐樹が女の子と付き合っている何て噂が広
まるようになったらしい。
私と祐樹が恋人同士に見られているのかと思うと、何だかしんみりした。事実無根
でもそれだけ仲が良いとみられたのなら、これまで祐樹が私やこの家に馴染むよう
に頑張ってきた甲斐があるように思えた。
しかしそんなおしゃべりしているうちに会話が途切れた時、祐樹が何かじっと私を
見つめだした。
何かを言いたいけど、何か怖がって言えないそんな感じだ。
「どうしたの?」私がそう問い掛けると、祐樹は少し視線を逸らせてから、私に言
った。
「姉さん、俺、姉さんとエッチしたい」祐樹はそう言ってから、顔を真っ赤にして
ふるえている。言葉の結果がどうなるかを不安に思っている様子だった。
私の方は一瞬その言葉の意味がわからなかったが、すぐに理解して真っ赤になる。
だけど不思議と怒りはない、恥ずかしいだけだ。
そしてしばらくして頷く。
「いいよ。」
私が答えた瞬間、祐樹は唾を飲み込む音がはっきりした。
彼も勇気を振り絞り、私に願い出たが、承諾してくれるとは思わなかったのかも知
れない。
しかし私は祐樹と姉弟でありながら、他人に知られないようにひっそりとキスを繰
り返し、抱き合ったりしているうちに一線を超えることに抵抗が無くなったからだ
ろうか、その時は抱かれても良いと思った。
もちろん心の中では近親相姦をすることへの抵抗感はあったが、弟とエッチするこ
とは躊躇いがあったが、祐樹とエッチすることには抵抗はなかった。
彼が姉である私を女の子として見ていたように、私も弟の祐樹を何時の間にか男の
子として見ていたのだと、このときにはっきりとわかった。
私たちはベットの上に座ったまま抱き合い、キスを続けている。やがて彼は震える
手で私の顔色を伺いながら私の服に手を伸ばした。
どうやら私が本当に体を許してくれるのか、いきなり気が変って拒絶されるのでは
ないか気になっているようだ。
私は彼の手をそっと握り締めた。
「心配しなくてもいいよ。私が脱ぐからね」
私は身に付けていたブラウスのボタンを外す。そしてスカートを降ろすと、ブラウ
スも脱ぎ捨て一緒にベットの下に放り出すと、ベットの上に足を伸ばして座った。
「姉さん、」祐樹はベットの上でちょこんと正座している。
下着姿と言っても、彼にとって身近で見る初めての女性の裸なのだろう。どこか気
弱そうに、それでいて男性らしく夢中になって見つめている
「祐樹も裸になりなさい、私ばかり裸はずるいよ」私は照れ隠しに悪戯っぽく言っ
た。
祐樹は私の言葉にすぐに衣服を脱ぎ捨てて裸になった。
内向的な祐樹らしく、その体は白くほっそりしていた。
そしてその体に付随しているモノも、私の眼前に晒された。
「これが祐樹の・・・・か。」私は彼のペニスを見つめる。祐樹は恥ずかしそうに
隠そうとしたが、だけど途中で思いとどまったらしく、黙っている。
幼い頃、父や祖父のモノを見た事ある。だけど、その時の彼らのモノは黒く気持ち
悪かったように思えた。
だけどやはり年齢の差か、祐樹のモノは白くて、頭の部分も赤い。
そっと手を伸ばす。
「あっ」祐樹が小さな声を上げた。
「意外に柔らかいね」私は男性のモノはもっと硬くて大きいと思っていたけど、そ
っとつまんでみれば柔らかかった。
「まだ、大きくなってないからだよ。」祐樹は恥ずかしそうに言った。
「そっか。」もう少し摘み上げてみると、びくりとそれは動いたが、話に聞くよう
に立ってはいない。
「まだ、大きくならないの?」怪訝な気持ちで彼に尋ねる。
「すぐになると思うよ」祐樹はバツの悪そうにそんなことを言った。
あとで知ったのだが、彼も初めての性交のプレッシャーで思うように勃起できなか
ったらしい。
私の方は、そんな知識はないから、しばらく彼のモノに触れて、それがどういうモ
ノであるか確認する事しか出来なかった。
「えっと、これが立たないと出来ないよね。祐樹。大丈夫?」私は小首を傾げる。
「大丈夫と思うよ。もう少しすれば、」
「そっか。」私は祐樹のモノから手を離した。
「姉さん、横になってよ。」祐樹が言った
私は彼に言われるまま、ベットに横たわる。
「姉さん、胸に触っていい」祐樹は今更のようにそんなことを問い掛ける。
私が黙って頷くと、彼は私の乳房に触れた。
最初はブラジャーの上からおそるおそるだったが、すぐにブラジャーをずらして直
接に触れた。
やはりかなり緊張しているらしく、彼の手は震えている
「う、、」私は恥ずかしくて顔が赤くなる。
二次性徴を向え、乳房が膨らみを帯びてから、自分自身以外の誰にも触れられた事
が無い乳房だ。もちろん男の子の目に触れさせるのも初めてだ。
だから恥ずかしいのは当然だが、その相手が祐樹だと思うと、どっか心に余裕があ
った。
「もっと優しく触って、そんなに強く握り締めたら痛いよ」だからこんな注文もつ
けられる。祐樹以外の男の子が相手だと、恥ずかしくて声も出せなかったと思う。
「こんな感じ?」彼の手の動きは優しくなる
「うん、それくらいなら良いよ。」
「姉さんの胸は柔らかいな。」祐樹はそんなことを言って、手で触れるだけでは厭
き足らず、今度は顔を両の胸の間に埋めてきた。
「男の子は、大きな胸の方がすきよね、祐樹はどう?」私は問い掛ける。
「姉さんの胸も充分に大きい・・・・。」祐樹はそんなことを言った。
私の乳房はBカップしかない。クラスにはDカップの女の子もいるから、胸の大き
さは私の密かな悩みだった。
「そう。」私は苦笑した。
その直後に乳首に生暖かい感触を感じる。
「あ、」驚いて見ると、祐樹が私の乳首にキスしていた。
まるで赤ん坊が乳の吸うようにキスを続ける祐樹。
くすぐったいと感じたが、吸い上げられた乳首はすぐに反応する。
夢中で私の乳首にキスを続ける祐樹。私は黙って彼の頭を抱きしめた。
やがて彼の手はパンティに及ぶ。ぐいっとパンティをずり降ろそうとしたが、なか
なか上手くはいかないようだ。
だから少し腰を上げてやったら、すぐに脱げた。
彼は足首からパンティを抜き取ると、祐樹は私の太ももを両手で開いて股間を覗き
込んできた。
いまさらのように恥ずかしさに思わず足を閉じるが、祐樹の頭を挟みこむようにな
り、慌てて股を再び開いてしまう。
「姉さんのここも綺麗だ。」そんなことを私に言って、口付けしてくる。
「あ、やだ。」男性が女性の性器に口付けする行為は聞いたことがあったが、実際
に経験すると、さすがに驚いた。
私はそれまで自分の股間を手で触れるような事もほとんどなかった。
だから、そこの清潔も充分ではなく、臭いもあったかも知れない。
だけど、祐樹はそんな事はお構いなしにキスを続けた。そして縦の割れ目に沿って
舌を動かす。
こうした行為にエクスタシーを感じることは無かったが、それでも悪い感じはしな
かった。
ただ、ふいにクリトリスに彼の舌が這った際に思わず腰を動かしてしまった。
何か、ぞくっとした感じが腰から響いて来たからです。
それに気付くと祐樹はクリトリスのあたりを繰り返し、舐めつづけた。
「祐樹、そこはあまりやらないで」私は堪りかねて抗議をするが、祐樹は言うこと
を聞かない。
私を感じさせているのだと思い、夢中になっているようだ。
やがて祐樹は私の陰部を手で開いく
「あ、」思わず声を上げる私に構わず、祐樹は息をつめてそこを見つめた後で、キ
スを始めた。
そして指をそっと差し込んできた。
鈍い痛みが私の体に走るが、それ以上に怖かった。
「駄目よ、それは」私は慌てて祐樹を足で払った。
「どうしたのだよ、姉さん。」祐樹は思いがけない私の反応に驚いた様子だ。
「駄目だよ、祐樹、そこに入れるのは指ではないよ。」私は祐樹を足で蹴ったこと
を謝りながら、上半身を起こし、そっと彼の股間に手を伸ばす。
何時の間にか彼の股間のモノは、張り詰めたように硬くなっている。
私はそれをそっと触れる。
「姉さん、」祐樹は私の行動が、何が言いたいことか理解できない様子だった。
「私の中に、初めて入れる・・・のは、指ではなくて、祐樹のコレでしょう」私
は、祐樹のモノを握り締めた。
祐樹は少し顔を強張らせた。
「うん、そうだね。」祐樹は頷くと、私を抱きしめ口付けする。
そしてゆっくりとベットに押し倒した。
「それなら、もう良いよね、俺、姉さんの中に入れたい。」祐樹の言葉に私はゆっ
くりと頷いて答えた。
私は膝を立て、体を開くと、祐樹がその間に自分の体を入れてきた。
「姉さん、始めてだよね。」祐樹は確認するように言う。
「うん。」私は今更ながらそれを認めることを恥ずかしくなり、祐樹の顔をまとも
に見る事が出来なくなった。
「処女を俺にくれるのだよね」祐樹は言った。
「祐樹も、童貞でしょう。」私が逆に問い掛けると、祐樹も恥ずかしそうに頷く。
「だから、良いよ。私でよかったら祐樹の初めての女の子になってあげる。」
私は祐樹の瞳をじっと見詰める。
「俺は姉さんが始めての人でよかったよ。ずっと好きだったから、姉さんとずっと
こうしたかったから」祐樹はそう言って、私を抱きしめた。
私はそんな祐樹の頭を優しく撫でる。
そして祐樹は自分のモノをつかむと、それを私にあてがった。
「姉さん、本当に良いね。」祐樹がそう言うと、今更、躊躇う理由はなく、私は頷
く。
彼はぐいっと、自分のモノを沈めてきた、
「やだ、痛い」私の言葉に思わず体を止める。
「やっぱり痛い?」祐樹のその問いに私は首を横に振った。
「祐樹が思っているような痛みではないよ。入れる場所が少しずれているからだ
よ。」祐樹が入れようとしている場所は、私の膣より少し上の位置だ。
そこを無理に押し付けてきたから、痛かっただけだ。
「ゴメン、」祐樹が恥ずかしそうに言った。
「うん、もう少し落ち着いてね。だからちょっと下の方にしなさい、私は大丈夫だ
から」私は姉として弟を優しく導いてやろうと、初めてのセックスに焦る彼に丁寧
に言った。
初体験は女の方が怖くて体を硬くするはずだが、私の場合は相手が気心の知れた、
実の弟であるから、精神的には私の方がずっと優位に立っている。
ある意味、理想の初体験だったかも知れない。
もし祐樹以外の男の子で初体験を経験したのであれば、こんなに余裕をもって経験
ができるはずはなかった。
「そう、そこよ、ゆっくり・・・・。」皆まで言わぬうちに膣に構えられた祐樹の
モノは私の中に埋まっていく。
「くう、」私は歯を食いしばって痛みに耐えた。
初体験は痛いものと聞いていたから覚悟は出来ていた。それに痛みは激痛と言うほ
どのものではなかったから、充分に耐えることが出きる。
ずずっと、祐樹のモノは私に埋もれていく。
そのたびに痛みが強くなるが、決して痛い何て言わない。
言えば、祐樹は行為を続けることを躊躇うからだ。
そして祐樹は失敗を恐れてか、慎重に腰を落としていく、だけど入り口を突き抜け
ると、意外とすんなり入った。
女の体は男を受け入れるように出来ている、私の体もやはりそうだったのだろう。
思ったより簡単に弟のモノは入った。
「姉さん、やったよ」祐樹が嬉しそうに言った。
そこに手をやると確かに私の中に祐樹が入っている。
私はふと吐息を漏らした。
「どうしたの姉さん」祐樹が問い掛けてくる
「何でもないよ。」私は祐樹に微笑みかけた。痛みはまだ続くが、だけど今の私に
は何か奇妙な達成感があった。
私の友達の中には、すでに経験済みの子もいる。
彼女達が男の子と体を重ねた時の感想を何度か聞いたことがある。本人の口からよ
りも、人づてに聞いたことの方が多いから、正確ではないかも知れないが、女の子
の意見を聞いていれば、セックスは男の子にせがまれて仕方なくやったとか、興味
本位で何となくやったとか、そんな事を言う子が多い。どんな感じだったと尋ねれ
ば、気持ち悪いだけだったとか、痛いだけだったとかそんな否定的な感想もけっこ
う多かった。
中には物凄い感じた何て言う子もいたが、私のように達成感を感じたと言った子は
いない。
祐樹と体を重ねたことで性的な快感が無くとも感じている。この達成感は、何から
生じるものだろうか?
祐樹とは惹かれ合いながら姉と弟だから許されない、そんな倫理観でこれまで恋愛
関係になることを抑えていたからだろうか。
何れにしても弟とセックスしたことへの後悔はないわけではないが、それを補うだ
けの肯定的な感じを何かをやり遂げた達成感として得ている。祐樹もそうなのだろ
うか?
「ねえ、祐樹は今、何を感じているの?」疑問は自然と口にして漏れる。
「あったかいよ。」祐樹はにっこりと笑った。
「暖かい?」
「うん、姉さんはどこも暖かいよ。触れ合っている肌も、姉さんの中も、俺には物
凄く暖かく感じる。」
「フフ・・・。祐樹らしい感想ね」
「ふん、馬鹿で悪かったな」少し不貞腐れたような顔で言う。
「馬鹿にしているわけではないよ。それより、動かないの?」」彼は根元まで入れ
てから、体を一度も動かしていない。
「いいよ。もう少し、こうしていたい。だって動かなくても、姉さんの中、暖かい
から気持ちいいよ。」祐樹は私に柔らかな笑みを浮かべた。
「祐樹。」私は祐樹を抱きしめた。
私と彼との体はぴったりと重なっている。
私の中に入っている祐樹の体が、何か挟まったような違和感と痛みを伝えてくる
が、そんなことは気にならない。
いまはこうして抱き合っていたかった。

「姉さん、動くからね」祐樹がしばらくして言った。
「うん、いいよ」私が頷くと、祐樹が腰を動かし出す。
湿気の帯びた音とパチン・パチンと軽快な音が彼の動きに合わせて聞こえる。互い
に体が擦れ合う音と、重なり合う音だ。
さらに股間には、いまだ収まらない痛みがある。
そして見ると、祐樹は目を閉じて、一生懸命動いていた。
セックスは相手の存在を五感で感じることが出きるのだと初めて気付いた。
そして最後の時が来る。
それは動き始めてそんなに時間が経っていない。
せいぜい一分ほどだった。
「出る。」祐樹は体を硬くして、わずかに振るえている。
これが射精の瞬間なんだ、私はそれだけ思った。
祐樹は力が抜けて私の体の上に倒れこんできた。私は祐樹の努力を称えようと、背
中をゆっくりと撫でてあげる

「姉さん」祐樹が私の耳元に彼が語りかけてきた。
「うん、どうしたの?」
「俺さ、姉さんと初めて会った時、姉さんが母さんの若い頃に似ていたからびっく
りしたよ」
「親子だもの」それ以上は言うしかない。母と私とは親子の縁は薄いが、血縁だけ
は別だ。顔も憶えていない母に似ていると言われても、私には何ら感慨もないが、
弟の言う通り、似ていたとしてもむしろ当然だろう。
「ウン、そうだけど、ただ、母さんと違うのは、姉さんは俺の面倒を色々と見てく
れるだろ。」
「・・・・・。」
「俺は理想の母さんと姉を一緒に持ったようで物凄く嬉しかった。だからすぐに姉
さんに夢中になったよ。」祐樹は屈託のない笑顔で言った。
 「そう。」私は祐樹を見つめた。すぐそばにある彼の顔。
 よくよく見れば、彼は写真とかで見る、父の若い頃の面影がある。
 だけど、私は祐樹と違い父親像を重ねたことはなかった。
 「私にとって祐樹はお母さんの代わりだったの?」私は問い掛ける。
 「最初はそうだったと思う。でも姉さんは姉さんだ。何時の間にか母さんと比べ
るようなこともなくなったし。それに俺は、姉さんとずっと俺のそばに一緒にいて
欲しいと思うようになっていた。」祐樹がそう言った。

 その日から、祐樹とは求められるまま、体を何度となく重ねている。
 祐樹が私に何を求めようが、少なくとも私をかけがいのない存在だと思ってくれ
るなら、それで充分だろう。
 私たちの関係が近親相姦と世間では許されないことであれ、これも私たちの大切
な絆だと思う。

 
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投稿者:(無名)
2007/01/30 18:52:01    (wpl5TKip)
長すぎて読む気にならん
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