父が単身赴任になって3年、3度目のお正月がやってきました。
母は父が帰ってくるとあって嬉しそうでお正月に食べるお節をたくさん作っていました。
父が帰ってきた年末、玄関にチャイムが鳴ると母が廊下を走り出してで迎えに行っていました。
今晩も始まるんだろうな、とこの時思いました。
毎年父が帰ってきた夜は、母と父が一緒にお風呂に入るのが我が家の恒例になっていました。
私が冷やかすと、「夫婦なんだからいいじゃない。」と母が赤い顔をして言うんです。
もうその時はお酒もちょっぴり飲んで、お酒で赤いのか冷やかされて赤いのか分からないくらいです。
食事が終わって少し話して私が2階へ上がっていくと、母は後片付けをしだし終わると二人でお風呂に入って行きました。
もちろんそのあとは夫婦の営みと言うか、こちらも恒例のセックスが始まるのです。
夫婦の寝室は2回なのですが、この夜だけは1回に布団を敷いているんです。
私からしたら、今晩は夫婦でやるぞと母が言っているように思います。
そして階段を降りなくても2階の階段の上に私が立つと母の喘ぎ声が聞こえて来るんです。
毎年この声を聞くと私の両親は愛し合っているんだなと思います。
そして次の日の31日、母と父は車で買い物へ。
午前から出かけて帰ってくるのは夕方、絶対どこかのラブホテルに行ってきたなと言うのが私の推測です。
今年もまた父は赴任先へ帰っていきましたが、「お父さんご苦労様。早く単身赴任が解けるといいね。」と思ってしまいます。