僕の母57歳は父と別居してるのをいい事に男遊びばかりしている。
そもそも僕が高校生のとき、外で女をつくり家を出ていった父が悪いのだが、それでも母の行動は目に余る。
コロナが解禁になり久しぶりに実家を訪ねたとき、インターホンを鳴らしても反応がない。でも明らかに人の気配はする。そこで庭に回り込むと、スキンヘッドに作業着をきた見知らぬ男がズボンをズリ上げながら庭を横切るように走り去っていった。
またか…と思うと、玄関から髪を乱したままの母が白々しく「来るなら言ってよぉ…私だって予定があるんだから」と言われた。
何が予定があるだ。男を連れ込んでヤル予定しかないくせに。いったいどれだけの男とヤリまくれば気が済むのか。
僕は社会人になって母に一度だけ聞いたことがある。どうしてそんなことばかりするのかと。母の答えは「寂しいからだよ、貴方にも奥さんが出来たらわかるハズよ」だった。そんな気持ち分かりたくたくもないし、分かるつもりもなかった。
その数週間後、親戚の一人が病気で亡くなった。葬儀はコロナを懸念してまだ行うことが出来ないため、親族だけのお別れ会が自宅で執り行われた。当然僕もそこへ出向いたのだが仕事の関係で遅れ、着いたころには叔母たちや子供たちは解散したあとだった。
少し酔った親戚の叔父たちに挨拶を済ませ母を探したがどこにも見当たらない。一人で帰ったのかと思いガレージに向かうと、そこに停めてあった黒塗りの高級ワゴン車の中に母の姿を見つけた。
グラグラと小刻みに揺れる車。母が目を閉じて苦しそうにしている顔だけが浮かんでいた。僕は相手が誰なのか気になり恐る恐る車に近づいて目を疑った。
相手は僕と同い年の従兄弟だった。。
その従兄弟には成人式の帰り道に母のことを相談したことがある仲だった。にもかかわらずナゼ?疑問しか浮かばなかった。
しばらくしてことが終わると母は何ごともなかったかのように後部座席から降りてきて、髪型を車のサイドミラーで整えると親戚が待つ家の中に走り去っていった。
僕は車のエンジンが掛かると急いで助手席に飛び乗った。どういうことか説明を従兄弟に求めると、従兄弟は目を丸くしたあとこう言った。
帰ろうとしたら母が車に勝手に乗り込んできた、そして母が勝手に喪服を脱ぎ始めたと。
それが本当か嘘か僕には知る術はないが、母が従兄弟にケツを差し出し、そこに従兄弟がペニスを母に挿入したのは紛れもない事実だ。
僕は無言で車を降り、親戚がいる家の中に戻ろうとすると、従兄弟が車を寄せてきた。
「あの家の中には行かない方がいい。どうせ中には叔父さんたちしか残っていないんだから」
そう言うと従兄弟は車を走らせて消えてしまった。
僕は田舎の大きなこの家の中で、何が行われようとしているのか容易に察することができた。僕が目にした叔父だけでも5人はいた。母が叔父たちの玩具にされ、次々と汚される姿を想像すると吐き気に襲われ僕は何も出来なかった。
僕は近くのコインパーキングに止めた自車で実家へ戻ることにした。だか、母はその夜は帰宅しなかった。
母の洗濯物だけが居間の片隅に無造作に放置されていることに気づく。股間に穴が空いている真っ赤なフリフリしたパンツ、恥部に真珠のようなものが配列された黒いスケスケのパンツ、どれもとても50代とは思えない下品な下着ばかりだった。
もう母のことを心配するのはやめよう。
どうせここでこうして書いている今も母は誰かの前で股を開き男性の性欲処理に使われカラダを汚されているに違いないのだから。。