両親は、襖一枚隣の部屋で眠っている子供にバレない
ようにテレビの音声を流しながら営んでいました。
逆に、消えていたテレビから急に音声が流れだしたら、
今から始まるという合図でもありました。
始めは、「んん」という押し殺した呻き声から、
「はぁー、はぁー」という呼吸音に。
コンドームの袋が破れる音がして「うっつ」という
呻き声が一声。暫く沈黙のあと、いきなり
「はぁ、はぁ」と激しめの息遣い。
ここから、母はテレビの音に安心しているのか、大胆に
なり、息遣いも父の動きに合わしてか、
「はっ、はっ」と短く、そして一層荒々しくなり、
「ええ、ええわ、ええわ」を連呼。
「お父さん、もう堪忍してぇ」
「あぁ、いきそう。お父さんは?出そう?」
父が「出る、出る。」
「あかん、うちもいく、あかん、いくいく」
と二人揃って絶頂を迎えていました。