長閑過ぎる程の田舎…。
田んぼや畑の中に家が点在する、昼は大概の村人は働きに出ていた。
そんな中で母親は和裁の内職が有り自宅で働いていた。
当時、小学生だった私は学校が終わり畑の中を抜け家に帰ろうとしていた、農閑期で畑には人影も無く、畑を抜け大きな屋敷の横に出た。
垣根の隙間から屋敷の庭が見える…その縁側に人が見え私は、そこの住人だと思いチラチラと横目で見ながら通り過ぎようとした。
でも何となく様子がおかしく、立ち止まってしまう…男の人が女性の腕を掴み何かを話してる様子…女性は俯いたまま頭を激しく左右に振っている。
突然に男の人が女性を抱きしめて行く。
その様な光景を見るのが初めての私は、つい見とれてしまい足が完全に止まってしまい…それでも覗くと言う行為に罪悪感を覚え、無意識に辺りを見回し垣根の間に隠れるように身を屈めた。
抱きしめられた女性は苦しげに身体を反らし男の人から逃れようとしている。
男の人の顔が女性の顔を隠していたが、反対に顔が動き女性の顔が私の方を向いた。
何と…その女性は私の母親だった。
男の人の肩に顎を預ける様に母親は密着していた。
二人を真横から見る私…。
男の人の手が母親の背中から尻の方まで、忙しなく動いている。
突然…顔が重なり合い、母親は男の人の肩や背中を拳で叩く。
しかし…それも次第に無くなり、母親の手は男の人の肩に置かれて行く。
おとなしく成った母親の尻に伸びた、男の人の手が少しずつスカートをたくし上げ始める。