あれは三年前の、母38歳、僕が17歳の頃の話です。
父は幼い頃に癌で他界し、母子二人で父の残した一軒家に住んでいました。母は夜勤のパートで日中は家にいることがほとんどです。
ある日のこと、風邪で体調が悪かったので学校を早退して家に帰ると、鍵が開いていました。
「母ちゃん不用心だなぁ」と思いながら入っていくと、女のくぐもった声がリビングから聞こえてきました。
何か嫌な予感がして、そっとリビングのドアを少しだけ開けると、上半身は赤いブラジャーが半分はだけ、下半身はスカートを腰まで捲り上げられパンツが片足の足首に引き下ろされたた母の上に、上半身はTシャツで下半身は裸の筋骨隆々の男が乗っかって激しく腰を打ち付けていました。
細身で身長150しかない母は、この筋骨隆々の男の下で為すすべもなくただ顔をそむけ、涙を流すしか出来ないようでした。
あまりにも突然の衝撃的な光景に、僕は体が固まってしまいただドアの隙間から見ているだけでした。
「うっ、いや…やめて下さい…」蚊の鳴くような声を振り絞って抵抗する母ですが、男はニヤリと笑うと「気持ちよかろう?腰ふれや」と言いました。(続く)