最近、俺の友人、敏夫が頻繁に遊びに来るようになった。
別に、それはそれで構わなかったのだけど、その内に俺が学校から帰ると敏夫は既に家に居たりするように成っていた。
敏夫は普段の調子で変わらないのだけど、母親は何となく落ち着かない雰囲気。
まさか…なぁ!と思いながらも、ちょっと母親と敏夫を疑ってしまう、俺の部屋に入り話をしてると敏夫には、そんな素振りも浮かんで来ない。
夕飯前には、何時も通りに帰る敏夫、見送る母親も普段とは変わらない。
その日は部活が休みになり、俺はチャリを漕いで家に帰った、玄関のドアを開けると、敏夫のスニーカーが…。「俺が部活って知ってる筈なのに!」
俺は無性に中の様子が気になり、静かに外に出てドアを閉めた。
家の脇を通り、リビングと続いてるベランダ部分に廻る、普段なら開いてるカーテンがピッタリと閉じられ中の様子が見えない。
母親と敏夫が何かやってると感じ、サッシュ戸に耳を近づけ中の様子を伺い聴く。
聞き取り難いが母親の声。
「敏夫くん、毎日、こんな厭らしい事ばかりして、そんなに私みたいな、叔母さんのそこが良いの」
途切れ途切れの母親の声、何かを啜るような音も時々、聞こえる。
「あぁぁ!敏夫くんのお口、厭らしいわ叔母さん我慢出来なくなるじゃない」
「叔母さんのここ大好き、ずっとこうしてたいよ」
「駄目ょ、ひろしが帰って来ちゃう」
「叔母さん、何時ものようにして欲しい」
「いいわよ」
暫くしてから
「こんなに成って」
敏夫の低い呻き声、
「いいのよ、何時もの様に逝って叔母さん、ちゃんと飲んであげる」
敏夫の呻き声と同時に母親も、くぐもった声をあげ声も音も聞こえなくなった。
俺は、かなりの嫉妬心から素早く玄関に戻り玄関のチャイムを鳴らし身を隠した。
ちょっとの間があり、ドアが開き母親が顔を出す、誰も居ない事に少し怪訝な表情を見せドアを閉めた。
タイミングを遅らせ俺は再び玄関を開け家に入る、俺が帰ったのに気づいて慌てる母親、スカートからブラウスが半分、はみ出たまま手で何かを隠すようにリビングを出る、敏夫も余程、焦ったのかジーパンのファスナーを締め忘れていた。