母(41)は日本舞踊の名取で、師範です。
年に一度の名取りばかりの発表会が有り、初めて僕は見に行きました。
母の出番前に、控え室に行くと、着物を巻くって尻を出した母がソファーに手を付
き、若い男がニヤニヤしながらその尻を抱き、激しく腰を振っていました。
母の口から泣き声に似た声が漏れ始めてしばらくすると、家元(母の先生の女性)
が、「往きそうね、もういいわ!」と言いました。
男が離れても、母は尻を出したまま、首を振りイヤイヤをしていましたが、男が母
の尻を「パチン!」と叩き、着物を下ろして部屋から連れ出しました。
僕に気付いた家元が、「あら、息子さんいい所を見てたはね。今のは踊りの世界で
言う、「艶出し」と言って、舞台に出る直前に男に抱かれると、踊りに艶(色気)
が出るのよ」と説明してくれました。
色々、勉強になります。