俺のオヤジは漁業していた
夏になると夜中にイカ漁に出て獲れたものを市場に家に帰って皆で朝飯を食う
これがいつものパターンだった
だが、俺や弟の夏休みになると変化した
俺たちが朝飯を食ってる間、オヤジが風呂に入ってることがたまにあった
そんな日は決まって母に「背中を洗ってくれ」と風呂場から呼ぶ
母は飯も食わず俺たちに「ケンカしないでおとなしく食べてるのよ」と言って風呂場に入っていく
そうなると少なくとも20分は出てこなかった
俺が中学の一年で弟が小学の4年の時だった
いつものようにオヤジが母を呼んで母は勝手場の障子を閉めて風呂場の方へ行った
その頃の我が家は昔造りの家で勝手場と風呂場の間に土間があった
朝飯を食っていて調味料が切れていたことがあり母にどこにあるか聞きに風呂場に行ったら中から「ウゥゥ、ウゥ」とうめき声が聞こえた
何事かと戸の板の隙間から中を覗いてみた
風呂場は四畳半くらいの広さがあり上の方に大きな窓もあった
夏の明るい日差しが親たちの交わりを目の当たりに見せてくれた
こちらに背を向けてあぐら座りしてるオヤジとその上にオヤジの腰を跨ぐようにしてうつ伏せで寝そべってる母
オヤジが母の腿を掴んでグイグイ腰を押していた
俺はただ唖然として見入ってしまった
「とうちゃんとかあちゃんが交尾しとる!!」
野良犬や猫の交尾は何度か見たことがあった
人のしかも自分の親のセックスシーンは生々しく感じた
最後まで見ていた
オヤジがグゥゥゥと腰を押し込んで手を離した
母もオヤジから降りてしばらくあお向けで寝そべっていた
母の陰部はパックリ割れ中から白いモノがドローと落ちていた
それから数ヵ月後、母は妊娠して女の子を出産した
その影響なのか、俺も結婚し子供が大きくなると妻を風呂場に呼びつけセックスしている
しかし、哀しいかな今の風呂場はユニットバスに変わり覗くこともできない