ふたつ上の姉がいます。
ふたつ違いだとだいたいすることは一緒。
例えば習い事ひとつとっても後追いで私も始めることになる。
私が小三になると、ふたり同時にスイミングスクールに通うことになった。
けっこう田舎よりなのでバスで通うことになるから、私の成長に合わせてこのタイミングになったのだと思う。
姉は五年生だったけど、だいたい二年も行けば一通りの種目はクリアできる。
でも、だいたい中学の部には進まずに辞める子供が多い中、姉は中学の部活は文化部に入ったからと、スクールには通い続けることになった。
親も私が通ってるからちょうどいいと思ったようで反対されることはなかった。
泳ぐのは嫌いじゃないと姉は言っていたけど、中学の部に残ってまで続けるのは少し意外な気がした。
私達姉妹はそんなべったりな仲良し姉妹って訳ではなかったから、私の事が心配とかもなかったはず。
なんとなく私は釈然としない気持ちを抱えていた。
ひとりで通う自由さも奪われた気もしたし。
それがやがてわかる日が来た。
これは時系列で説明しだすと相当長くなってしまうので、必要な箇所だけあとからわかったことも含めてに留めます。
要するに、姉は不純な動機があったんです。
たぶん察しがつくでしょうが、ずっとおしえてくれてたある先生が好きだったみたい。
それで、どうやら肩書きはともかくそういう関係にまで持ち込めたようでした。
いったん怪しいと思うと行動の全てが怪しく思えるもので、アンテナを張ってればわりと簡単にわかっちゃいましたね。
親なんかは最初から警戒してないから完全に欺かれてましたけど。
私はだいたい確信に違いないだろうと予想がつくと、なんとも複雑な思いで満たされました。
だって、、、
その先生は私もひそかに憧れてたからです。
憧れっていうより、もっと具体的に想定できる相手として好きでした。
級が上がると先生も変わるケースがあり、私もその先生に教わるようになっていた。
なんかねぇ、本来なら年が離れすぎてと恋心を抱くにはリアリティーがなさそうなんですけど、その先生はそれを感じさせない何かがあったんです。
年端もいかない小娘の願望も優しく叶えてくれそうな感じが…
別の見方をすればいわゆるロリなんでしょうけど、それは全くと言っていいほど着にならなかった。
その先生がロリな分には了承しますっていう都合のいい解釈をしてたんです。
だから、姉には先を越された~!(汗)
その思いに尽きました。
姉は中学生だし生理も来てたからあれですけど、私はその辺は対等な感覚がありました。
いつも一緒の扱いでしたから。
その時五年生の三学期で、六年生になればほぼ中学生予備軍みたいなものだから、十分張りあえるんじゃないか?!…
そんな風に思い始めていて、ほとんど本能レベルでいつも先生に無言のアピールはしてました。
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