「あっ…おっきくなってるでしょ…」
オニオジはちょっと慌てた。
それは私がどっちの意味で言ってるか図ったからだと思う。
嬉しいのか…呆れてるのか…
もちろん前者だけど。
「私が欲しい?正直に言って。誰にも言わないから。じゃないと逆に言うよ」
全く子供のくせにいい大人を脅迫して。
オニオジとは、私の従姉の旦那さんになった人だ。
オニイサンっぽさが残るけどそろそろオジサン年齢だから陰でそう呼んでいた。
ある意味うちの近い身寄りで一番私を子供扱いしないのが気に入ってた。
ただのオジサンじゃなくなったのには理由があった。
ママとできてたのだ。
ママは離婚してるから不倫ではないけど、姪の旦那さんとって凄すぎ。
客観的に見ればまだママは十分モテそうではある。
何も姪の旦那さんとしなくてもって思ったけど、男女の仲はだいたいそんなもんでよくわからないのだと、まだ12の私はわりて達観してましたね。
だから、実年齢より上に見られる私は、この人を候補に選んだのだ。
年齢的にはまだ早いけど、子供の世界ではもういかにも経験してそうに見られて実はまだって現状が嫌だった。
同年代の男子なんて論外だし、女子校に通ってたから先輩の男子も知り会える可能性は低い。
教師も誘惑したくなるほどの人はいなかった。
なんとなく端から見られる印象を崩したくない使命を勝手に感じて焦ってる面もあったけど、セックスへの興味も人並み以上にあった。
寝る前と起きた時は惰性でいじくるのがルーティーンになってたし。
そんな現状で積極的にモーションをかけた訳。
家族が誰も来れないような平日を狙って海に連れてきてもらった。
その日を狙えば結局二人で行くことになるなという計算は見事に的中した。
その時点で半分いけると確信できた。
ママから新しい水着を買いなさいと、頼んでもないのにお小遣いをもらった。
海の近くのビーチ関連の洒落たアパレルショップでストライプのワンピースを買ったが、選んだのはオニオジだ。私から似合いそうなの選んでと頼んだ。
内心は興奮するやつって思ってた。
ビキニからチョイスしようと思っていたからけっこう意外だった。
男はワンピースが好きなのか?
ビキニはまだ早いとお子様扱いしたのか?
いろんな事が頭をよぎったから後で全部問い質したけど。
やっぱりロリコンってスクール水着とか好きだから?
そう露骨に聞いたのは抱かれたあとだ。
単純にワンピースが趣味らしかったけど。
オニオジはロリコンというより趣味が広いのだろう。
だけど、やっぱり半罪ではあるから大っぴらにはできないけど、実はけっこう上位にくるほど好きではあるとカミングアウトさせた。
今までも私を見る目が時折違うなと感じる時はあったし、この海水浴も全然嫌がらずつきあってくれたから脈はあるとは思っていた。
もし、常識ある大人のふりをして私をたしなめようとしたら、ママのことを知ってるって話すつもりだった。
でも、全然そんな必要なかったけど。
ある意味理想的な相手だった。
ママと危ない橋を渡るくらいだもの、やはり私が見込んだ相手だ。
男ってダボついた海パン履いてるけど、その下にインナーを履いていてそれがメチャクチャ出っ張ってた。
しかもメッシュっぽくて透け感もあり陰毛がやけにエロかった。
私達は簡単に砂だけ落として服を羽織り、海近のホテルに入った。
私がお礼に背中を流してあげるよって言ったから。
それで一気に勢いがついたし、浴室は薄暗い間接照明だったから、私は水着を脱いで畳み掛けた。
襲いかかってこられる腹積もりもできてた。
オニオジは生まれたままの私をしみじみ眺めて何度も綺麗だって褒めてくれた。
それから自らもインナーを脱いだ。
アレが跳ね上がるくらい立ってた。
背中を流すどころか一緒に荒いっこしながら色々話した。
時折アレが体に当たると熱かった。
永遠に秘密守ると誓わされてから濃厚なキスをした。