ぼくの初体験は、高3の卒業式後の春休みでした。
当時のぼくには、ずうっと片思いしてて、というか何度か告白してはフラれてる子がいました。大学は地元を離れるのが決まっていたので、「こうなりゃ、恥もかき捨てだ」と、いつもと違った告白をそてみました。
いつものように(?)告白し、断られた後、意を決して言ってみました。
「わかった、じゃあ、一回だけでいいからヤラせて?そしたらもう、きれいさっぱり忘れるから」
一応それくらいの「ノリ」でマジギレされはしないくらいの関係は築けていたつもりなので(笑)。
一瞬きょとんとし、次に吹き出してしまった彼女。十秒くらい笑った後、笑いながらビンタされました。
あ、でも、マジギレビンタじゃなく、ツッコミみたいなやつです。
「一回だけでいい、だなんて、あんたバカなの?」
『いや、まあ、童貞捨てるのが東京のソープでだなんて嫌過ぎるからさ』
「向こうで彼女つくればいいじゃん」
『いや、都会の女に童貞だって笑われたら立ち直れないし』
「あほらし。、、、、、どうしても初体験したいの?」
『うん!え、じゃあ、いいの?』
「ばぁ~かっ!」(再びビンタ)
彼女の言うところでは、初体験させてくれる(筆下ろししてくれる)女子を紹介してくれるとのことでした。相手は彼女の従姉妹で、隣の市に住んでいた高2の子です。学校で「サセ子」の噂が立てられたことあるくらいにエッチ好きで、ばあちゃん家に集まるといつもエッチ体験話を聞かされてたらしいです。
なんだか当初の思惑とは違ってしまったけれど、まあ、ヤレるならそれはそれでいいか、と、ぼくも二つ返事で「よろしく」と言ってその日は別れました。
ぼくも彼女も紹介されるはずの子もみんな進学を機に地元を離れるため引っ越し準備等が迫っていて、時間があまりありません。なんと、上の話をした翌々日には、3人で会っていました。