14年前の4月9日(日)。僕は34歳、独身、童貞。
疲れがひどく会社を3日ほど休んだ。
比較的身体は楽になり、完全ではないにしろ気分も良くなった。
Y子が部屋に来るので、急いで部屋をかたづける。
これくらいの元気が出るのが不思議だ。昨日は歩くのもつらかったのに。
午後、駅にY子が来てくれた。本当のことを言うと部屋にY子を呼ぶのは恥ずかしかった。
しかしもうそんなことを言ってる場合ではない。
彼女といたい。
部屋で彼女と過ごしたい。
あれだけ疲れていた自分がうそのように元気が出た。
二人でゆっくりと散歩して、昼食にうどんを食べた。まだ食欲は戻らず半分残した。
何の話をしたか全く覚えていない。
ただ二人で歩いて部屋に戻り、彼女にクリーニングを取りに行ってもらった。
部屋で映画「男と女」のビデオを見た。
彼女には退屈だったかも知れない。そうこうするうちに夜になり、
二人で近所のファミレスで夕食を取った。
久しぶりにおいしい食事をした気分。おいしい。
食事が済んだら彼女は帰ってしまう。どうしても彼女といたい。
どうやって部屋に戻ったか覚えていない。
明かりを暗くした自分の部屋で、彼女は少しずつ服を脱いだ。
キスをして、うなじを舐めて、乳首を吸った。
「恥ずかしい」とか「やめて」とか言いながら、高ぶっていくのがわかる。
パンストを脱がせ、下着の上から性器にそっと手を入れた。
そこはもう濡れていてビショビショだった。
本にはよく書いてあるが、女性が濡れるとはこういうことなんだ。
手でやわらかい大陰唇をなでた。下着を下げ、下の毛を見た。
下の毛をなでて、口をつけた。
そしてゆっくりと下の毛をなめた。彼女は「ああ恥ずかしい」と言った。
彼女の下着を足からはずした。彼女は「恥ずかしいからもうやめて」と言った。
何度もキスをして、乳首をころがして、彼女が恥ずかしくないようにふとんをかけ、その上から彼女の身体に触れた。
そしてゆっくりと大きく、彼女の両足を開いた。
小陰唇は大きくて閉じていた。指で開くとニチャと音がした。
彼女の性器が花びらのように開いた。
そこに口をつけ、下の毛やクリトリスに向かってゆっくりとなめていった。
初めて味わう味がした。しかし不潔とか、いやな感じはしなかった。
彼女の性器をすみずみまでなめて、クリトリスを吸い、舌を入れた。
彼女は本当にびしょびしょだった。
指を入れると中にザラザラした壁があった。
指を抜くとびっしょり濡れていた。その濡れた指でクリトリスをさわると、
彼女は「ああ」と言った。
自分も下着を脱いで、彼女にくわえてもらった。
何度か出し入れしたが、ちっとも気持ちよくなかった。
なぜか勃起せず、やわらかいままだった。
彼女を後ろ向きにして、ひざをついて肩を下げ、
おしりをつきださせ性器を大きく開かせた。
小陰唇を指で開いて、ゆっくり舐めた。
彼女の表情は色っぽく、美しいと思った。
彼女の性器をなめているのだと自分に言いきかせた。
すると、少しずつ堅くなった。
もういちど仰向けにさせ、コンドームをつけた。
初めてつけるコンドームは、しっかり勃起していないのでつけにくかった。
足を大きく開かせて、二人で小陰唇を上下しながら入り口を探した。
そして、ゆっくりと中に入った。
ちっとも締め付けられず、何だか暖かかった。
「入ってる?」と聞いた。彼女は「うん」と言った。
彼女の体温を感じながら、ゆっくり腰をふった。
初めてで慣れていないので、すぐ抜けてしまう。
腰を動かすたびに彼女が「あっ」と反応する。
彼女の液で指を湿らせクリトリスを横になぞると、彼女が「ああ」と反応する。
キスをして乳首をなでながら抜いた。射精できない。
今度は彼女に上になってもらう。彼女がゆっくりと腰を沈めて入り口を探す。彼女の手で自分を彼女の子宮へ導いてもらう。
彼女の中は広くて、中で踊っている。ちっとも堅くならない。
彼女の表情を見ていると、本当に色っぽくて、女らしくて、素敵だと思う。
彼女からもう一度抜いて、また四つんばいになってもらう。
肩を布団につけ、これ以上ないくらい尻をつきださせ、
指で大きく性器を開いてクリトリスから中までゆっくり舐めていく。
少し自分が堅くなったところで、もう一度入れてみる。
どうしてもだめ。あきらめて抜いて、彼女にキスをして謝った。
だめ。うまくいかない。彼女をだきしめる。
彼女は「いいのよ」というサインをして、肩をポンポンとたたいた。
初めてなんで、うまくできないんだ。
彼女は「気にしなくていいの」と言った。
暫く二人で全裸のまま抱き合った。髪をなでて、心臓の音を聞いた。
うまくいかなかったけど、次は何とかなるだろう。
この時の彼女が、今の妻です。
僕は妻以外の女としたことがありません。
でも今は、子供にも恵まれ、満足しています。