大学生の時に先輩で初体験をしました。
当時は中学から男子校に通い、高校も男子校。
真面目な雰囲気と女性慣れしていない自分は当然童貞だ。
当時所属していたサークルの中ではほとんどの人があだ名で呼ばれていた。
自分のジュニアはロク先輩に似てたから。
しかもロク先輩は身長が180以上あるのに自分は160も無い。
「まるで親子だね」って所でジュニア。
ロク先輩はバンドのギタリストでROCKから来ているのかと思っていたら、肌が黒いから、と理由だった。
そんな感じで結構な数の部員があだ名だ。
その中に「バッチョ先輩」と呼ばれる女の先輩がいた。
自分が一年の時に四年だ。
多少性格に難があったので「性格が×」って意味かな~?と何となく考えていた。
夏休みの直前に合宿という名目になってるサークルでの旅行の打ち合わせが行われた。
最初は部室で話していたが、時間も遅くなって来た。
目的地と日取りは決まったが、誰が車を出すのか、あるいはレンタカーも借りるのか、と簡単に決まりそうな話しだが、多分飲む理由付けだと思うのだが、居酒屋で続きを話そうとなった。
結局は何万もレンタカーにお金を掛けるのは無しって事で落ち着いた。
バッチョ先輩は酒癖が良くない。
寝たら起きない、行方不明になって探すハメになる、など結構迷惑を掛ける。
その日も二次会三次会と進んだが、幸い寝る事も行方不明にもならなかったが千鳥足だ。
自分はほとんど酒が飲めないので車で参加しており、いつも誰かを送っていた。
「ジュニア!バッチョを送ってくれ」
ロク先輩から言われた時は「ゲッ…」と思った。
こんな酔っ払いを乗せて吐かれたら堪らないと思ったからだ。
「え~…吐きますよ、きっと」
素直に拒否したが一人では返せない、と「一応これも女だから危ないだろ」と言われて渋々了解した。
「…そこ右……次左…」と不安な案内が続く。
「吐いたら怒る?」と聞かれた時は焦った。
そうこうしてると街中を外れて郊外に。
細い道を走りながら、道は合ってるんだろうな~?と不安一杯。
すると道路脇に自販機が見えると「飲み物買うから止めて…」と言われた。
いよいよ吐くか!?とハラハラしながら止めると以外としっかりした足取りで買いに行き、コーヒーとお茶を買ってきた。
「はい、コーヒーで良い?」
コーヒーを差し出す先輩は以外としっかりしてる。
多分驚いた顔をしていたのだろう。
先輩は笑っていた。