夫は双子で私たち姉妹も双子で、双子同士で結婚しました。
結婚式も一緒にして、新婚旅行も同じところへ行きました。
双子同士の夫婦で、仲良く、楽しく一週間の新婚旅行を過ごしていました。
その最後の夜に悲劇が訪れたのです。明日は、帰るというので4人一緒に
遅くまで飲んでいました。4人ともすっかり酔っぱらって、それぞれの
部屋に戻りました。もう一度温泉に入ってくるという夫の声もそぞろに
ばたんきゅうで眠ってしまいました。
夫が風呂から帰ってきて、私の身体をまさぐっているので目が覚めました。
でも、眠くてたまりません。半分眠っていながら、夫が、私を裸にして
体中を愛撫しているうちに、身体の方が反応して来ました。
夢うつつの中で、夫を抱きしめ、夫のものが私の中に入ってきて、
夫が激しく腰を動かすと、たまらなくなって、声を上げました。
いよいよ、クライマックスになって、夫の動きが激しくなり、「行くよー
あさみー、行くよー」と言って、熱いものが私の中にほとばしりました。
「あさみ」という言葉に、私は、愕然として、はっきり目が覚めました。
私の上に突っ伏して、激しい息づかいであえいでいるのは、夫の弟でした。
私の悲鳴に顔を上げた弟は、私を見て、「あっ、かずみさん・・・」
驚愕の表情で、私の上から飛びのくように降りました。
呆然としている2人の前に、夫が入ってきました。
全裸の2人と、その状況を見て、すべてを悟りました。
3人で話し合った結果、妹にも、誰にも知らせずに3人だけの永遠の
秘密にしようと言うことにしたのです。
あれから40年が過ぎて、夫が亡くなり、この秘密を話したくてかきこみ
ました。