今となっては遠い昔の話ですが、夫は元々短大の友人の彼氏でした。
私は小さな頃から大人しくて目立たない、華のない女の子でした。
165㎝と女性にしたらやや背が高く、黒髪ロングで銀縁のメガネをかけた大人しい女の子でした
短大では、私は実家通いでしたが、友人は遠方からこちらに出てきて、アパート住まいしてて、そのアパートのお隣に住む男性と恋仲になり、セックスを覚えてとても色っぽくなっていきました。
私も彼氏が欲しいと思いつつ、そんな友人を羨ましく見てるだけでした。
たまに友人の部屋に遊びに行くと、お隣の部屋の彼氏が訪ねてきて、なんだかお邪魔な雰囲気で帰って来ることもありました。
そんな毎日を過ごすうち、友人の彼氏をだんだん好きになってしまい、いけないと自分を戒める日々、そんな中、短大を卒業、友人は彼氏に別れを告げ、2月下旬、帰郷したのです。
悩みに悩んだ挙句、私は、後の夫となる友人の元彼の部屋を訪ねました。
「やあ、君か。あいつなら、先週、引っ越したよ。」
「ええ、知ってます。お互い、淋しくなったから、ご一緒に遊びませんか?」
精いっぱいの勇気を振り絞って言いました。
「ちょっと待ってて。着替えるから。」
私は、キッチンのテーブルの椅子に座って待ちました。
居間で、着替える後の夫の下着姿にキュンとして、思わず立って近づいてしまいました。
無意識の行動で、後の夫は私を見て、
「だ、ダメだよ。若い女の子が一人暮らしの男の部屋で・・・」
と言われてハッとして、
「ご、ごめんなさい・・・」
と俯くと、私の肩を抱くようにして、
「あいつがいなくなって、俺、危険なんだよ。可愛い女の子に近寄られたら、つい、ってこともあるから気を付けて。」
といいながら、キッチンの方へ誘導されたとき、敷居に躓いてしまい、とっさに後の夫に抱きかかえられて事なきを得ましたが、その時見つめ合ってしまい、時間が止まりました。
私は、見つめ合ったまま、後の夫の胸に顔を埋めると、抱き締められ、
「俺、これでも我慢してるんだよ・・・」
と言われ、顔を上げると目の前に後の夫の顔がありました。
目を閉じると、唇が重なり、舌が入ってきました。
私にとって、あれがファーストキスでした。
「あいつに言われたんだ。たぶんだけど、君は俺のことが好きだと思うって。もし、そうなったら、可愛がってあげて。あの子になら、あなたを任せられるからってね。」
後の夫は、目の前で裸になると、勃起させたペニスを揺らしてシャワーを浴びに行きました。
ああ、これから処女喪失するんだと覚悟して、私も裸になって待ちました。
後の夫と入れ替わるようにシャワーを浴び、出て行くとバスタオルを持ったのちの夫が待ってて、身体を拭くとベッドに誘われました。
もう一度キスして、胸を揉まれ、乳首を舐められ、そして足を開かれてアソコを覗かれました。
初めて男性にアソコを見られて、恥ずかしさで顔が真っ赤になっているのが分かりました。
「可愛いオマンコだね。もしかして、初めてかい?」
コクリと頷くと、優しくアソコを舐められました。
初めて味わうクンニ、恥ずかしいワレメに沿って舐められて、恥ずかしいやら気持ち良いやらで、頭がおかしくなりそうでした。
アソコが愛液で濡れていくのを感じながら、後の夫は私のクリトリスを吸い気味にして、皮を剥いて敏感な中身を舌先で舐め始め、その強烈な快感に思わず仰け反ってしまいました。
恥ずかしいワレメを思い切り広げられ、敏感なクリトリスを責められ、これまで経験したことのない快感に身体中がsびれて行きました。
「入れるよ・・・」
アソコに後の夫のペニスがあてがわれました。
ゆっくりと入ってきました。
メリメリとした感触で、処女膜が広げられ、そしてグリッと一気に入ってくると、処女膜が咲かれた痛みに襲われました。
ああ・・・好きな人の生殖器でオンナになったんだ・・・という実感で、痛みよりうれしさの方が沸き上がってきました。
後の夫にキスされて、抱き締められて、一つに繋がって満たされた心を感じました。
後の夫がペニスを抜いて、私に精液を振り掛けました。
私は、後の夫の彼女として、毎週末、抱かれるようになりました。
やがて3月が終わり、私は就職先のJAに新人として通勤するようになりました。
JAでは、黒髪ロングのメガネをかけた大人しい新人として、清純派のおぼこ娘扱いでした。
5月の末の頃、組合長と呼ばれてた熟年男性が私を見て、
「おお、可愛い女の子だね。新人かい?うちの息子の嫁にしたいねえ。」
などと言われ、ゾッとしました。
しかも後日、ちょっと太めでサンダル穿いた20代後半くらいの男性が、組合長とやってきて、
「ほら、あの娘だよ。可愛いだろ?お前の嫁にどうかと思ってな。」
「おうネエちゃん。今度ドライブに行こうや。」
キッパリとお断りしたのですが、帰るときに出口で待ち伏せされ、腕を掴まれて連れ出されそうになり、他の職員に助けられて助かりました。
でも、それ以降も何度も待ち伏せされ、怖い思いをしました。
支店長が近所の交番に相談してくれて、7月の終わりころ、待ち伏せされて腕を掴まれて、車まで引きずられた時に、鋼板の景観に助けられました。
組合長の息子は、誘拐未遂の現行犯で逮捕されました。
その頃はまだ、携帯電話はなかったので、後の夫に連絡することができませんでした。
8月、暑気払いという職場での飲み会があって、私の連れ去り事件が話題になりました。
「唯花ちゃん、大人しくて可愛らしいから、あのドラ息子、本気で好きになったみたいね。」
「唯花ちゃんは、どんな男性が理想なの?」
などと言われて、答えられずに俯いてたら、
「もしかして、彼氏いたりして。」
「エーッ!唯花ちゃんに彼氏?唯花ちゃんに男の匂いしないけどなあ・・・」
そのうち、問い詰められて、彼氏がいることを白状しました。
まだ、セクハラがそれほどクローズアップされてなかった時代でした。
結局、免許証入れに入れてた後の夫とのツーショット写真も見られて、
「ってことは、唯花ちゃんって、処女じゃないってこと?うそでしょ?唯花ちゃん、彼氏に抱かれてアンアンしてるの?」
思わずコクリと頷いてしまいました。
もう、宴会場は大騒ぎ、二次会に連れて行かれて、根掘り葉掘り聞かれました。
「クンニされてるの?彼のおちんちんおしゃぶりしてるの?コンドームしてる?エーッ!生で外出し?彼氏の精液浴びてるんだ~~。おとなしそうな顔して、ヤルわねえ。」
私22歳、夫26歳で結婚しました。
この頃には、夫のペニスでアソコを突かれて、仰け反って喘ぎ乱れるようになっていました。
結婚して、毎晩夫に抱かれるのが嬉しくて、セックス大好き妻になっていきました。
24歳の時妊娠して、
「あの唯花ちゃんが赤ちゃん産むんだ~。清純そうな唯花ちゃんが、旦那に子種注がれてアンアンしちゃったんだ~」
なんて言われて、時代を感じます。
この頃から、携帯電話が普及してきました。
25歳でJAを退職して出産、その後28歳で第二子を出産して、今年、結婚して27年を迎え、私は49歳、夫は53歳になっててくれたらうどんなに嬉しかったことかと思います。
先日、夫の十三回忌を営みました。
夫は、41歳で、交通事故に巻き込まれてこの世を去りました。
とても仲の良い夫婦でしたから、落ち込みましたが、二人の息子たちのために前を向きました。
その3年後、義弟の奥さんが1年の闘病の後、亡くなり、話し合いの末に、義弟家族と暮らすことになりました。
婚姻届けは出しません。
事実婚のような状態で、私と義弟、義弟と言っても年は私の一つ上ですが、私の息子二人と、義弟の一人娘の五人家族となりました。
子供たちは元々従兄妹ですから、仲良しです。
私が家事と子育てを担い、義弟は仕事に出かけます。
そして私と義弟は、恥じらいながら、中年の身体を合わせました。
私は、セックスしなくてもそれほど辛いということはないですが、義弟は男性ですのでどうしても溜まりますから、定期的に出さないといけません。
私は15年間、亡き夫の妻として、男性の性欲については理解していますから、義弟に求められれば身体を開きます。
現在、義弟と事実婚になって8年が過ぎました。
義弟も私も、心の中には亡き連れ合いを愛したままですが、残された人生を共に歩む相手として、性生活もまた、二人の仲に潤いを与えます。
いずれは、元の連れ合いと共に眠ることになります。
その時までは、義弟に抱かれて生活していきます。
昨夜も、50歳の義弟に求められ、49歳の身体を開きました。
清純派だった私のアソコも、真っ黒になってしまいましたが、義弟は丁寧に舐めてくれます。
義弟のセックス・・・兄弟のペニスって、そっくりなんです。
まるで、亡くなった夫に抱かれてるようで、当たり所までおんなじなんです。
中年のぎ姉弟が、抱き合って快感に蠢いている姿は、あまり美しいものではないかもしれませんが、男女が仲睦まじく暮らすには、性行為は必要不可欠だと思います。
まだ生理がある私は、生理の時は手でしてあげます。
「ああ・・・大人しくて清純派の唯花ちゃんが、こんなことしてくれるなんて・・・」
と一つ年上の義弟が言います。
義弟が最近申すことには、夫が私を連れてあいさつに来た時、清純そうな私を見て、夫が羨ましかったそうです。
おとなしそうで、清純そうな顔立ちに銀縁のメガネ、当時は長い黒髪で、まるで深窓のお嬢さんみたいだったと言います。
「その唯花ちゃんが今、俺に抱かれて喘いでいる・・・」
なんだか、嬉しいような、恥ずかしいような、不思議な気持ちです。
夫の十三回忌を終えて、今、夫との思い出を一つずつ思い出していたら、どうせなら書き綴ってみようと思いました。
夫との始まり、愛を育んだこと、職場でのこと、そして失った愛を別な形で紡いで生きていること・・・そんな、夫との思い出を、十三回忌の添えてここに綴ります。